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更新日:2017年12月11日

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新鮮!金曜日-市場中継-「年末に欠かせない!なめたがれい」

平成29年12月8日金曜日放送分

年末に欠かせない!なめたがれい

今日紹介するのは年取り魚のひとつ、なめたがれい。年取り魚とは、大晦日に年神様を迎えるためのごちそうです。地域の最もおいしい魚を食べて、新年の無病息災を祈るという意味が込められています。これから取扱量が増えてくる魚です。

 

年取り魚

大晦日やお正月に食べる年取り魚は、各地で違いがあります。

一般的に、東日本は塩さけ、西日本ではぶりがよく使われます。しかし、東北はこれ以外に多種多様な年取り魚を食べているんです。

青森県では「たら」、秋田県で「ははたはた」、山形県米沢市では「こい」、宮城県や岩手県では内陸は「なめたがれい」、海沿いは「きんき」が多く、福島では「石がれい」などが年取り魚と言われています。それだけ冬の東北はさまざまな魚が旬を迎えていると言えます。その中で、今回はなめたがれいを紹介します。

 

なめたがれい

  • 特徴

ほかのかれいに比べ大きいのが特徴。「まがれい」は1尾300g前後ですが、「なめたがれい」は今頃だと1尾600g前後。ほぼ倍くらいの大きさです。今日用意したものは、だいたい1.8kgくらい。大きいものになると、1尾で2kgくらいになるなめたがれいもありますし、その様は座布団のようです。しかもなめたがれいは他のかれいに比べてとても身が厚いのも特徴です。食べごたえのある魚でもあり、ごちそうにぴったり。この時期は子持ちが増えるので、夏とは違った味を楽しめます。

なめたがれい

 

  • 取扱量

特に各地の市場取扱量を見ると地方色がよく出ています

昨年12月のなめたがれい取扱量ですが、築地市場で約186トン。仙台市場での取扱量は約209トンとなっています。東北の市場で、築地を上回る取扱いの魚介類というのはなかなか無いと思いますので、それだけなめたがれいが年末年始に東北でごひいきにされている、という現れではないかと思います。

 

名前の由来と目利き

実は正式和名はババガレイですが、東北では「なめたがれい」の方が浸透しています。漢字で書くと、滑る、多い、鰈(滑多鰈)。体の表面に分泌される大量の粘液がヌルヌルしている事から、「滑りが多い鰈」という事で滑多鰈になったという説があります。

このヌルヌル、海の中で泳いでいる時からなめたがれいにまとわりついているワケではありません。

水揚げされた直後から、ヌルヌルが始まります。そのため、なめたがれいのヌルヌルは鮮度の良い証拠とも言えます。一匹まるごと購入する場合は、鮮度を見極める1つの目安にしても良いかもしれません。

 

  • 切身

切り口のきれいなものや血がにじんでいないもの、子持ちは卵がペチャっとつぶれていないものを選ぶと良いです。

切り身

 

栄養

カレイの身は低カロリーで消化がよく、胃の調子が悪い時の体力回復にはうってつけです。またビタミンB群のひとつ、ビオチンの含有量が魚介類トップクラス。皮膚の健康を保ち、疲労回復の効果もあります。何かと食べ過ぎたり疲労がたまる年末年始にはぴったりの魚です。

 

なめたがれいの煮つけ

あっさり淡泊なかれいは煮つけが一番。大みそかの一品にいかがでしょうか。

なめたがれいの煮つけ

<作り方>

  • 切り身に約80℃の湯をかけてすぐに流します。それを冷水にとり、残ったうろこなどを取って水分をしっかり拭き取りましょう。
  • 鍋に切り身と水、酒、みりん、砂糖、しょうゆ、しょうがを入れ、煮立ったら落としぶたをして中火で15分ほど煮て完成です。

 

<材料>

  • かれい(切り身) 4切れ
  • 水 カップ1
  • 酒 カップ1
  • みりん 大さじ1
  • 砂糖 大さじ1
  • しょうゆ 大さじ2
  • しょうが 1かけ

 

年取り魚のなめたがれいは大きく分厚いのが特徴、定番の煮つけでも食べ応え抜群です!

栄養たっぷりのなめたがれいを食べて、よいお年をお迎えください!

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