ホーム > くらしの情報 > 自然・動物・農業 > 中央卸売市場 > これまでの旬の話題を紹介します > ハナキン・市場の花-「年末年始に!和のアレンジメント」
更新日:2018年12月25日
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平成30年12月14日金曜日放送分
花の市場では、松市、千両市と言って毎年この時期に特別なせりが、12月上旬に行われました。
今年は特に松の品質が良く、入荷量も多いということです。
この特別なせりを境に、一般の花屋さんの店頭にも良質な松や千両が並び始めます。
一足早く正月の準備がもう始まっているんです。
今回ご紹介するのは年末年始にぴったりの和風アレンジメント。
年末年始に大勢が食卓を囲む機会に、テーブルに飾れる小ぶりなアレンジメントです。
器は家にあるお椀や重箱など、普段つかっている器でアレンジメントを作っていきます。
今回はすべてテーブルに置いて楽しむことを前提に、食事や会話を邪魔しないサイズ、香りも強くない花材を選びました。
小さなお椀を使っています。門松に見立てて細い寒竹を3つ差し、水引などで飾りました。
まず用意するものは、こちら。
花が刺さっているアレンジメントは、ホームセンターや、最近では100円均一の店でも買えます。
寒竹もお手頃で、一本100円から200円程度です。
スポンジに水を含ませて使うときのポイントは、ボウルなどに水を入れて、そこに沈めて吸わせることです。
自然とスポンジが沈むのを待ち、下まで沈めば、中まで水を含んだという合図になります。
手で押すと中まで水を吸わなくなってしまうので注意しましょう。
寒竹を斜めにカットすると門松風になりますので、それをバランスよく刺していきます。
ミリオグラタスを使います。茎がしっかりしていて初心者でも刺しやすい花材です。
茎に少しトゲがあるので気をつけましょう。
刺すコツは、同じ方向でなくランダムにします。
寒竹をさしてから下を埋めていくとやりやすいです。
最後に千両などの赤い実もの、水引などで飾るとよりお正月らしくなります。
重箱風の箱を使いました。
四角の器に丸みのある菊を使うことでバランスよくなります。
これも吸水性スポンジを入れて花を刺しています。
菊の色合いは、定番の黄色のほか、めでたい紅白を使っています。
そこに合わせるオススメの色が最近人気のグリーンです。
赤とも白ともケンカせず、奥行きがでます。
箱形のような面積の広いものは、高さを出しすぎないようにするのがコツです。
大きくするとその分全体のバランスを取りにくくなります。
菊の中の松もアクセントになっています。
同じ大きさの花だけで埋めると単調になるので、隙間は松で埋めています。
自然とバランスがよくなって初心者でもアレンジしやすいです。
普段はなかなか箸置きを使わないという人もいるかもしれませんが、年末や正月などの食卓のときに箸置きがあるとそれだけで特別感があります。
材料は、しおれない枝もの、実もの、また硬めの葉っぱが安定して作りやすいです。
実はさきほどの2つのアレンジメントで余ったものも再利用します。
ただ置いただけでは安定せず、味気ないので、根元をつまんで水引かマスキングテープでまく一工夫を。
ほんとうに簡単ですので、子どもと一緒に作ったら楽しいですよ。
今回のテーマは和のアレンジメント、改めてテーブルに飾られた様子をみると、どれも手軽ですが華やぎます。
全部やろうとしなくても、門松と箸置きの組み合わせとか、菊のアレンジメントだけとかでもテーブルの雰囲気が変わります。
家にある、使っていないお椀や重箱を利用して、お花やさんをのぞいてご自分の器にあう花材を探してみてください。
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