ホーム > くらしの情報 > 自然・動物・農業 > 中央卸売市場 > これまでの旬の話題を紹介します > もりすた!キッチン-「生産量日本一!宮城のパプリカ」
更新日:2018年6月22日
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平成30年6月20日水曜日放送分
今回のおすすめはパプリカです。
一年中出回っていますが、6月は一年のなかでも大玉になりやすく、出荷量が多くなる時期です。
パプリカは約9割が輸入品ですが、国内の生産量は宮城県が日本一!
夏涼しく冬暖かいという気候と、2010年にパプリカ専用の大型ハウスができて、一気にナンバーワンになりました。
6ヘクタールで年間およそ1000トンものパプリカを生産しています。
土を使わずに栄養分の入った液で栽培されています。
パプリカは暑さにも寒さにも弱くデリケートで、高温多湿な日本での栽培は難しかったのですが、ここでは温度と湿度をコントロールして多くのパプリカを栽培しています。
パプリカは花が咲いてから実を付けて収穫するまでにおよそ2ヶ月もかかります。
繊細なうえに時間もかかる野菜なんです。
赤も黄色も、もともとは緑色です。
トマトのように、未熟なときは緑で、熟してくると品種によって赤くなったり黄色くなったりします。
大衡村の生産者の方によると、オレンジ色が一番甘く感じる品種だそうです。
ただ個体差もあるので、食べ比べてお好みの色を探してみてもいいでしょう。
栄養成分は色による違いはほとんどなく、ビタミンCやカロテンが多く含まれていて、ピーマン以上に栄養が豊富です。
食材の中でも、ビタミンC含有量がトップクラスで、1個でレモン1個分に相当するビタミンCが含まれています。
含まれる成分により、色が違います。
赤いパプリカはカプサイチンという色素、黄色やオレンジにはゼアキサンチンという色素が入っています。
実はどちらも強い抗酸化作用があり、老化やがん、動脈硬化などさまざまな病気の予防につながります。
栄養価が高く、見た目も鮮やかなパプリカは食卓の味方です!
一年の中でも今が一番肉厚で甘くジューシーなパプリカを味わえます。
ぜひお試し下さい!
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