ホーム > くらしの情報 > 自然・動物・農業 > 中央卸売市場 > これまでの旬の話題を紹介します > ハナキン・市場の花-「アレンジにも!スプレーギク」
更新日:2018年6月9日
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平成30年6月1日金曜日放送分
今日はアレンジにも最適なスプレーギクをご紹介します。
暖かくなってきて、公園や家の庭先で花がたくさん見られる時期になりましたが、この時期、花の入荷する産地は南から北へ移り変わり、これから東北の花が出回り始めます。
キクといえば仏花というイメージを持つ人も多いと思いますが、スプレーギクは外国で観賞用に改良された花で、宮城県北部で栽培が盛んです。
彩り豊かなスプレーギクですが、主となる茎からわき芽があり、スプレーをシュッと噴射させたように広がって咲いているのが特徴です。
スプレーギクには咲き方がいくつかありますので、それぞれご紹介したいと思います。
一重に花びらが咲いており、お供えに使われることが多いため、目にする機会が多い咲き方です。
花びらが長く、先がストローのように広がっている咲き方です。
もっと広がってくると、風車のように見えることから、そう呼ばれています。
咲くと花が丸く、密度が濃いのが特徴です。
フラワーアレンジメントに向いており、グリーンが人気があります。
花びらが隙間なく詰まっており、広がって咲いていくのが特徴です。
花びらが多いので、じっくり咲いて長持ちします。
咲くにつれて中心部が盛り上がってきます。
見た目がアネモネに似ており、こちらも長く楽しめる花です。
品種改良が進んだことで、このように色や花の形が豊富になってきましたし、日持ちも良く、1年中安定して出荷されることからも人気があります。
キクというと秋の花ですが、今では菊の性質に合わせた栽培方法を使うことによって、一年中栽培されています。
まず、苗を植えると、そこから1ヶ月で15センチくらいに成長します。
苗を植えてからだいたい3から4ヶ月で出荷されますが、そこまで育てるには、キクに秋が来たと思わせる作業が必要です。
キクは日が短くなると花を咲かせようとする短日植物です。この性質を活かして、電気を点けたり、カーテンを閉めることで、日照時間と咲く時期を調整することができ、1年中安定して栽培されます。
次に、スプレーギクをより素敵に飾る方法をご紹介します。
まずは花瓶でシンプルに飾ってみたいと思います。
小さな花瓶とスプレーギク、長い葉を使います。
好きな形のスプレーギクを選んで、花瓶の大きさに合わせて長さを調整します。今回の花瓶は小さいので、短めに輪ゴムでとめて花瓶に入れるだけですので簡単です。
これはスプレーギクしか使ってないので、スプレーギクが目立つように緑で引き立たせています。一色だけ違うスプレーギクを入れても良いと思います。
続いて同じ方法で季節の花を混ぜてやってみます。
先ほどより少し大きい花瓶とアジサイなどお好きな季節の花、スプレーギクを使います。
アジサイが丸いので、スプレーギクも丸く咲くポンポン咲きのものと、ボリュームの出るデコラ咲きのものを入れてみました。同じ方法でも花材が違うと雰囲気も変わりますね。
最後はバスケットを使ったアレンジです。
小さいバスケットに吸水性スポンジを入れて、花を挿していきます。
まず、出来上がりをイメージして形の軸になる花を挿して整え、今日はどこから見ても丸くなるように、軸の花の背丈を越さないように気を付けながらスプレーギクを挿します。
これはひまわりを使って色合いを合わせ、涼やかな初夏をイメージしてみました。
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