指定管理者によって管理運営が行われている公の施設について,管理運営が協定書,仕様書,事業計画書等に従い適正に行われているか否か,また業務改善の状況や優れた取組みなどを的確に把握することを目的として,毎年度評価を行うこととし,評価の結果を公表しております。
平成20年度事業実施の評価より,対象施設への立入調査,指定管理者から提出された各種報告書及び利用者アンケートなどに基づき,指定管理者が行った自己評価結果を踏まえて,施設所管課において運営の評価を実施しております。

 

評価方法

評価の分野と観点

総則	施設の目的や基本方針の確立,施設目的の達成度
施設の運営管理体制	職員の勤務実績,配置状況,指定管理料の執行状況,個人情報の保護等
施設・設備の維持管理	建物・設備の保守点検,備品の管理,環境への配慮等
サービスの質の向上	職員のマナー,適切な利用情報の提供,サービス水準の確保等
施設固有の基準	施設ごとに設定する基準

 

※上記評価の観点について,達成状況を下記の基準で5段階評価の定量評価を行うとともに,指定管理者から事業計画書等において提案のあった事項や事業計画書に記載はなかったが管理運営において優れた実績をあげた場合等に加点評価を行っております。

定量評価

S	管理運営状況が,特に優れている
A	管理運営状況が,優れている
B	管理運営状況が,適切である
C	管理運営状況について,一部改善の必要性がある
D	管理運営状況について,改善の必要性がある

加点評価

S	非常に優れた取組みを行っている場合
A	優れた取組みを行っている場合

 

指定管理者総合評価別割合の推移

指定管理者総合評価別割合の推移

	S	A	B	C	D
平成29年度	65.0％	35.0％	0.0％	0.0％	0.0％
平成28年度	82.3％	17.7％	0.0％	0.0％	0.0％
平成27年度	98.6％	1.4％	0.0％	0.0％	0.0％
平成26年度	87.0％	13.0％	0.0％	0.0％	0.0％
平成25年度	96.0％	3.4％	0.6％	0.0％	0.0％

 

総評

指定管理者による公の施設の管理運営状況について評価を実施した結果,半数以上の施設がS評価と高い管理運営水準を維持しましたが,一方で管理区域を分けて2つの指定管理者が維持・管理する施設において,指定管理者間の連携に円滑さを欠いた事例や,情報の管理や記録が不十分だった事例等があり,S評価の割合は平成28年度と比較して18%減少し,A評価の割合が増加しました。
今後,施設評価において改善を要するとされた事務処理については,速やかに適切な措置を講じ,改善につなげてまいります。また,利用者アンケート等により寄せられた利便性の向上に係るご要望等につきましては,可能な限り施設運営に取り入れ,サービスの質の向上とより効果的で効率的な施設運営に努めてまいります。

 

平成29年度の管理運営状況に係る施設ごとの評価について

評価施設一覧はこちら（PDF：275KB）

• 市民局・健康福祉局の施設の管理運営状況に係る評価についてはこちら
• 子供未来局の施設の管理運営状況に係る評価についてはこちら
• 経済局・文化観光局の施設の管理運営状況に係る評価についてはこちら
• 都市整備局・建設局・教育局の施設の管理運営状況に係る評価についてはこちら