Webマーケティングを軸にした新たな価値の創造にチャレンジ

バリュークリエーションロゴ

バリュークリエーション株式会社

デジタルマーケティング事業本部　トレーディングデスク　ゼネラルマネージャー

田中佑弥　氏

導入から結果を出すまで全てのサービスを自社で対応

バリュークリエーション画像1 『バリュークリエーション』の設立は2008年です。恵比寿（東京都渋谷区）に本社を置き、Webマーケティングを軸にした事業を展開しています。広告主さまがゴールを目指すためには、様々な選択肢があり、選択肢に沿った施策を打ち出していく必要があります。一般的には上流や下流、またはフェイズ毎に下請企業が担当するなど、分業制になっている場合が多いのですが、弊社では導入から結果を出すところまで一貫して対応。戦略の立案はもとより、全ての作業を行っていることが強みとなっています。マーケティングを武器に世界を変える急成長ベンチャー企業として2017年から3年連続で「ベストベンチャー100」にも選出されています。現在のスタッフは35名でバックオフィスを担当する3名以外はデジタルマーケティング事業本部に所属。平均年齢は29.5歳です。同本部は営業部とトレーディングデスクの2部門に分けられています。営業部は会社の窓口となり、広告主さまに次の企画の提案を行うなど交渉を担当。トレーディングデスクは広告費をどのように使えば最大限の効果が出るかをまとめ、様々な施策を実施しています。

Web業界にマッチした人材が揃うのも仙台の魅力

バリュークリエーション画像2 仙台オフィスはトレーディング部門のブランチとして設立した国内初の地方拠点となります。設立に当たっては代表の新谷が全国を視察。JR仙台駅に降りたったときに感じた空気感、その後の人との触れ合いなど、全てが気に入り仙台に決めました。「時代の流れに乗ることを大事にしながらも常識を疑い、新しいことをやっていこう」というところに価値を見出している弊社にとって競争相手が少ないこと、東北中から優秀な人材が集まっていることも進出を決めた理由です。2017年4月に進出を決め、同年11月にオフィスを開設。3名でスタートしました。弊社はベンチャー企業と呼ばれる小さな組織ですし、Webマーケティング業界も他の業界より進歩のスピードが速いため、意思決定のスピードを速めていかないと生き残れないという背景もあります。“スピード重視”は基本のスタンスですね。仙台で仕事をしようと考えている方はこだわりを持ち、1つの物事を地道に積み重ねていくことが得意な方が多い印象です。これはトレーディングデスクとして求められる姿勢に非常に近しいものです。Web業界は華々しいイメージを持たれやすいかもしれませんが、実際は全く逆で日々、数字と事実を積み重ね、新しい提案やマーケティング手法を産みだしていくことが求められます。実際、新しい価値を見出すまで継続することは並大抵のことではありません。仙台の方々はその作業を結果が出るまでやり続けることができると感じています。弊社の事業にマッチしている印象ですね。仙台市からは助成金などでお力添えをいただき、感謝しています。まだ企業としての知名度があまり高くないので、東北から仙台、宮城に集まってくる優秀な学生さんたちに弊社のことを知ってもらえる機会を活かしていくことができればと考えています。

仙台を拠点に中小企業向けのWebマーケティングを展開

今後は大企業だけでなく、中小企業でもWebマーケティングが必要になってきます。実際、これまでWebマーケティングを行っていなかった中小企業などから「Webでの集客やブランド認知、サービス認知などをゼロからスタートしたい」という要望や依頼を受けています。ただ、現在の東京本社のキャパでは受け止めることが難しくなっており、お断りしているのが現状です。今後、仙台オフィスでは、中小企業から寄せられる案件を中心に受け止めていきたいと考えています。弊社の中でもイラストレーターやデザイナーなど、クリエイティブ部門はまだまだ発展が望めます。「クリエイターとして知識をつけたい」、「知識はあるけど活かす場所がない」と思っている方々が力を活かせる場所として仙台オフィスは存在しています。東北の優秀な人材の受け皿となるためにも、仙台オフィスの人員を10名、20名と増やしていきたいですね。また、今後仙台に進出してくる同業他社さんと得意な分野などを補完し合い、Web業界全体として仙台を盛り上げていこうと考えています。

（2019年9月13日取材）

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