泉区
更新日:2019年8月5日
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区長が地域に出向き、さまざまな活動をしている区民の皆さんから直接お話を伺う「動く区長室」。昨年11月27日に「子育て応援倶楽部(くらぶ)いずみん」の皆さんと懇談しました。なお、いずみんの皆さんは泉区役所で主に活動していることから、今回は泉区役所を会場に、4人の皆さんにお集まりいただいてお話を伺いました。
「子育て応援倶楽部いずみん」は、育児サークルや子育てサロン、食育推進団体など地域で子育て支援に取り組む区民の皆さんと泉区が協働で活動している子育て応援団です。平成23年に泉区家庭健康課の呼び掛けで始まった地域子育て交流会から発展し、平成25年4月に区民の皆さんが主体となって、「子育て応援倶楽部いずみん」を結成しました。現在は53団体が参加し、乳幼児を育てている方からお孫さんがいる方まで、世代や立場の違う方々が話し合いや交流を重ねて応援団の輪を広げています。
いずみんに参加している方同士が交流する場です。平成26年度は7月に救急講習、9月に食育実習(ぼた餅作り)を開催しました。
救急講習
救急講習
救急講習の実習
市民の皆さんを対象に「いずみおやこフェスティバル」を開催しています。平成26年度は10月に七北田公園体育館で開催し、親子ビクスや新聞プール、工作、地域情報コーナーなど、いずみんのメンバーの技術や知恵を結集して、さまざまな企画を提供。来場された方からは「子どもと一緒に、思いっきり体を動かせて楽しかった」「家で子どもと過ごすことが多いので、いろいろな人と交流して気分転換ができた」といった感想が寄せられました。
赤ちゃんタイム
くるみボタン作り
親子ビクス
いずみんを代表して4人の皆さんから、ご自身が悩んだり、助けてもらったりした経験を交えながら、子育て支援にまつわる温かな想いを伺いました。
「仲間づくりの第一歩は、子どもから始まりました。子どもを通したつながりは、この先もずっとつながれる大事な関係です」と話すのは、副部長の渡邉道代さん。また、「助けていただいたら、すぐにお返ししなくてはと思うけれど、その人に返さなくても、次に困っている人を助けてあげれば、それがお返しになります。それでいいんだよっていうことを伝えたいです」と話してくれました。
「転勤族で、知らない土地で子育てするつらさを経験しました。子育ての環境は一人一人違い、だれもが悩みを抱えながらがんばっていると思います。こんなことで助けを求めるなんてママ失格かもしれないという思いから、自己肯定感がどんどん低くなり、外へ出られなくなることもあります」と話すのは、副部長の山口景子さん。「子どもがいるから楽しい、子どもがいるからできるんだって、子どもを持ったことが誇りに思えるように応援していきたいです」と意気込みを語ってくれました。
「いずみおやこフェスティバルに来場された方から、これから出産するけれど上の子を見てくれる人がいない、産後に頼れる方がいないといった話を聞きました。子育て支援はお産から始まります」と教えてくれたのは、食育推進団体(いずみ食育の輪)代表の千葉先子(もとこ)さん。また、「お母さんだけでなく、お父さんも一緒に食育を学べる機会をつくっていきたいです」と話してくれました。
「もっと気軽に、『大変だから助けて』って声を出して、人を頼れるといいなと思います。『お互いさま』の気持ちを大事にして、頼り合ったり、声を掛け合ったりして、支え合いの輪がつながっていければ」と話すのは、部長の日野桃子さん。そして、「いずみんのメンバーは熱い思いを抱えているので、意見を吸い上げ、新しい風を取り入れながら、どんどん成長していければと思います。みんなで楽しくやろうぜ!って感じで、つながっていけるといいですね」と抱負を語ってくれました。
小山区長は「一人で悩みや不安を抱えながらも育児をがんばっている方にとって、皆さんの支援はとても大事だと思います。悩んでいる気持ちが楽になるように、今後も活動が広がっていくことを期待しています」とエールを送りました。
区長を囲んで。前列左より山口副部長、日野部長、千葉代表、渡邉副部長
子育て応援倶楽部いずみんではFacebookを通して、活動の様子や子育てに関するイベント情報などをお伝えしています。また、一緒に活動してくれる個人の方や団体の皆さんを随時募集しています。興味がある方は、ぜひ泉区家庭健康課(電話:022-372-3111(内線6776))までお問い合わせください。
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