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更新日:2016年9月20日
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オウル市は1605年にスウェーデン王カール9世の命によりフィンランドのボスニア湾岸にあるオウル川の入り江に設立され、1776年から州都となりました。
オウル市は2013年1月現在、人口が190,891人で、フィンランドで5番目に大きな市です。面積は3866.2㎢です。
オウル市は市議会と参事会によって運営されています。オウル市の市長はMatti Pennanen(マッティ・ペンナネン)氏、市議会議長はMari-Leena Talvitie(マリ=レーナ・タルビティエ)女史、そして参事会議長はRiikkaMoilanen(リイッカ・モイラネン)女史です。
オウルは、北欧で最も競争力のある拠点とみなされており、多数の高度技術がこの地域に集積されています。
オウル市(外部サイトへリンク)は、10,000人以上の人々が働くこの地方最大の雇用者です。住民は、高い水準の健康サービスと子供の託児サービスを受けることができます。また、オウルには約100校の様々な教育機関があります。その中でも最も重要なのは、1958年創立のオウル大学(外部サイトへリンク)です。
オウル市の国際化の歴史は、1605年の市政開始当初から始まりました。ボスニア湾の禁輸が解除された後、貿易が自由化され、オウルに寄港する船の数は増大し、1860年代にはフィンランド最大の港になりました。
当時、オウルからの最も重要な輸出品目は、毛皮、サーモンであり、その後、木造船舶保護用に世界中で使用されていたタールが加わりました。現在オウル市が推進する国際化の背景には、オウルを競争力のある全北欧の中心都市に発展させていきたいという基本的な考えがあります。“タール”の町オウルは、現在、ハイレベルのノウハウと能力を備えた国際的で競争力のある市になりました。
オウルにはフィンランドで2番目に大きい大学や、多数の私公立の研究所があります。この地域は、世界中に製品を販売している急成長ハイテク産業で有名です。こうしてオウル市は国際的な成長拠点となっています。
オウルはバルト海の北側に位置し、ヨーロッパの主要都市と通信網で繋がっており、フィンランド第2の空港があります。つまり、ヨーロッパ北極圏のバレンツ地域へのゲートウェイになっています。強固で十分に発達したインフラは、オウルとヨーロッパおよび北西ロシア北方領域の両地域を柔軟に結んでいます。
フィンランドが1994年にEU参加を決めたことは、フィンランド・オウル双方にとって重要な決定でした。メンバーになることによって、超国家的な意思決定と共通市場への参入がある程度可能になり、それによって、フィンランド企業の生産・輸出拡大が見込めます。何世紀もの間にオウルの事業環境は変化してきましたが、基本的状況はほとんど変わっていません。オウル市はいつも東西から北へのゲートウェイでありましたし、今後もそうあり続けるでしょう。
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