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更新日:2022年1月14日

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(平成28年度までの取り組み)藻類バイオマスに係る研究開発の推進

目次

  1. 概要
  2. 推進体制
  3. 過去に実施した市民フォーラム・イベント

1.概要

仙台市では、東日本大震災の後、将来のエネルギー問題の解決に向けた方策の1つとして、筑波大学・東北大学と連携し、生活排水を吸収して石油成分を生産する藻類バイオマスの研究開発を推進してきました。

平成23年11月に、筑波大学・東北大学と共同研究協定を締結、平成24年7月には文部科学省の補助事業である「東北復興のためのクリーンエネルギー研究開発推進事業」(平成24~28年度)に採択され、平成25年4月に南蒲生浄化センター内に開所した藻類バイオマス技術開発実験室を中心に本格的な研究開発がスタートしました。

写真/実験室看板

写真/実験室内

写真/実験室外観

(左・中央:仙台・南蒲生藻類バイオマス技術開発実験室、右:屋外に設置したパイロットプラント)

 

平成28年度までは、「オーランチオキトリウム(※1)」と「ボトリオコッカス(※2)」という2種類の藻類を下水汚泥や下水処理水に含まれる成分を活用して培養し、培養した藻類からオイルを回収することで、エネルギーを消費するだけであった下水処理施設からエネルギーを生産する新たな循環型モデルの開発を目指して基礎研究を行ってきました。

  • ※1 オーランチオキトリウム
    光合成をせず有機物を吸収して増殖する藻類。重油相当の炭化水素・スクアレンを生成し、細胞内に蓄積する。従来研究されていた藻類より増殖が非常に速いことが特徴で、数時間で倍加する。
  • ※2 ボトリオコッカス
    水中のリン・窒素を吸収しながら光合成を行い増殖する藻類。重油相当の炭化水素・ボトリオコッセンを生成し細胞内およびコロニー内部に蓄積する。

写真/オーランチオキトリウム

オーランチオキトリウム

写真/ボトリオコッカス

ボトリオコッカス

  (写真:筑波大学提供)

グロー/下水処理を活用した藻類培養

(「東北復興次世代エネルギー研究開発シンポジウム」筑波大学説明資料より)

2.推進体制

筑波大学、東北大学および仙台市は、この研究開発を連携して進めて行くために、共同研究協定に基づき、三者がそれぞれの役割をもって研究開発を推進してきました。

図/共同研究体制

 

 

3.過去に実施した市民フォーラム・イベント

市民フォーラム

イベント

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