更新日:2016年9月20日

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生きもの認識度調査

この調査は,仙台市民の方を対象に,12種類の身近な生きものに対する認識や身近な自然に対する意識などについて,アンケート形式で実施するものです。
仙台市では,これまでに4回(昭和49年度,平成6年度,平成13年度,平成22年度),同様の調査を行っており,平成27年度に5回目の調査を実施しました。
今回と過去の調査結果を比較し,市民の皆さんの生きものや自然に対する認識や意識がどのように変化したのかを探り,身近な自然の保全・創造や環境教育・学習の推進に役立てたいと思います。

平成27年度調査の概要

  1. 調査対象
    • a 中学生(仙台市立中学校(63校)及び仙台青陵中等教育学校の1年1組の生徒)
    • b 中学生の家族(aの家族の方)
  2. 調査期間
    平成27年6月22日~7月17日
  3. 回答数
    3,527人(中学生1,779人・中学生の家族1,748人)

平成27年度調査の要約

グラフ:生きものごとの認識度の経年変化表:生きものごとの認識度の経年変化

全体的な傾向として,認識度が次第に低下している生きものが多い。

いくつかの種類で,認識度は次第に低下していた。
特に,「カッコウの鳴き声」,「ホタル」,「トンボ」,「ウマオイの鳴き声」は,年を追うごとに認識度が低下した。
その一方で,「タンポポ」,「ツバメ」,「モンシロチョウの仲間」,「カブトムシ・クワガタムシ」のように,明確な長期的傾向が見られない種もある。 

認識度の低下にはさまざまな要因が考えられる。

全く同じ方法で調査を実施したとしても,生きものの認識度にはさまざまな要因が影響する。調査対象者の生活や知識・経験・興味関心の変化を反映するだけではなく,実際の生物の分布域の縮小,個体数の減少,生態の変化などにより認識が困難になることも考えられる。
例えば「カッコウ」の場合,ヨシ原に営巣する「ヨシキリ」の巣に托卵をする。近年,河川工事や震災等の影響でヨシ原が減少し,托卵先である「ヨシキリ」の巣が減少したこと,さらに越冬地である東南アジアの森林伐採などの影響により「カッコウ」の個体数が減少していることも,認識度低下の要因の一つだと考えられる。
「トンボ」も同様で,特に「アカトンボの仲間」は全国的に個体数が減少していると言われていることから,これが今回の調査で前回に比べて認識度が低下した理由の一つではないかと考えることができる。
また,今回は過去の調査時期(10~11月)よりも早い時期(6~7月)に実施をしており,調査時期の違いも,認識度の変化に影響している一つの要因として考えられる。調査期間中に,姿を見たり,鳴き声を聞いたりすることができる種類では認識度が高く,逆に調査期間中に見たり聞いたりできない種類では認識度が低くなっている可能性もある。

市街地よりも,西部丘陵地・田園地域で認識度が高い。

学校区別認識度から,認識度には,身近に生きものとふれあう環境があるかどうかが大きく影響していると考えられ,特に,田んぼで多く見られる「カエル」や「トンボ」,樹林地で多く見られる「カブトムシ・クワガタムシ」では,周辺に田んぼや樹林地が多い学校区での認識度が高くなっていた。

中学生の認識度はその家族より低い。

この傾向はどの調査年度でもいえる。また,平成6年度の調査以降,中学生とその家族の認識度の合計値の差は年を追うごとに大きくなっており,中学生における認識度の低下率が大きい。また,種ごとにみると,「セミ」,「トンボ」,「ウマオイの鳴き声」で中学生とその家族の認識度の差が大きく,これらの種に対する中学生の関心等が低下している可能性も考えられる。
特に「カッコウの鳴き声」,「ウマオイの鳴き声」では「知らない」と答えた中学生が多かった。その要因の一つとして,核家族化の進行により,祖父母や親から生きものについての知識を学ぶ機会が減少していること等が考えられる。
その一方で,自然に親しみを感じる中学生は最近3回の調査では増加傾向にあり,中学生の自然全般に対する興味関心が低くなっているとは考えにくい。

生きもの認識度調査報告書のダウンロード

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