更新日:2019年5月21日

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平成30年度の四ツ谷用水再発見イベント

平成30年度に実施した四ツ谷用水再発見イベントについてご紹介します。

四ツ谷用水親子バスツアー

四ツ谷用水について広い世代に知ってもらうことを目的に、夏休み期間中に親子バスツアーを開催しました。

  • 日時:平成30年7月25日(水曜日)9時00分~12時00分
  • 集合:せんだい環境学習館たまきさんサロン(仙台市青葉区荒巻字青葉468-1)
  • コース:四ツ谷堰~沈砂池~聖沢掛樋~宮城県工業用水道管理事務所~梅田川への放流口
  • 参加者:8組18名

サロンでのDVD鑑賞

たまきさんサロンに集合し、四ツ谷用水についてのアニメDVD等を鑑賞し、四ツ谷用水について予習をしてから見学に出発します。

四ツ谷堰の見学

バスに乗って、最初は広瀬川の郷六付近にある四ツ谷堰に行きました。

宮城県職員の方から工業用水道について説明していただきました。ごみを取り除く機械も間近で見ることができました。四ツ谷堰から取水された水は、工業用水としてキリンビール工場などでも使用されているそうです。

四ツ谷堰入口の土木学会選奨土木遺産の銘板

四ツ谷堰の入口付近には、平成28年度に四谷用水が土木学会選奨土木遺産に認定されたことを表す銘板が設置されています。

沈砂池

次は沈砂池を見学します。四ツ谷用水唯一の開水路が見られる場所です。この日の開水路は水が少なく、鯉や小魚の姿がよく見られました。宮城県職員の方によると、取水口から入ってきた魚がたくさん水路内に生息しているとのことです。

聖沢掛樋

四ツ谷用水は掛樋によって沢を越えて流れていきます。聖沢掛樋は、現在はコンクリート製ですが、昔は木製で一辺が1.5メートルの大きさだったそうです。

その後バスで大崎八幡宮、北六番丁、北七番丁、支倉堀の脇を通り移動しました。途中、河岸段丘の傾斜により四ツ谷用水が流れが速くなるところに水車があったお話などを聞きました。

北六番丁の道が広くなっている場所では、四谷用水は桜川と呼ばれていました。当時桜川に架かっていた上杉山橋の親柱は小学生が発見し、現在も歩道脇に残されています。

梅田川への吐口

最後は宮城県工業用水道管理事務所へ行き、四ツ谷用水の水が梅田川に流れ出るところを見学しました。広瀬川と梅田川は四ツ谷用水によってつながっています。

 

四ツ谷用水を歩く会・八幡編1

歩く会第1回目は、大崎八幡宮から四ツ谷用水跡をたどり東北大学農学部跡地前を通り、上杉山橋跡まで散策しました。

  • 日時:平成30年9月22日(土曜日)10時00分〜12時00分
  • コース:大崎八幡宮太鼓橋~石切橋~春日神社~洗い場跡~林宅寺~支倉堀跡~上杉山橋跡
  • 参加者:17名
  • 現地案内:「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会の皆さん

太鼓橋前

朝から雨が降っていたため、傘を差しての開会となりました。(11時頃には雨が止みました。)

出発前に、大崎八幡宮の太鼓橋付近で「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会会長の新関さんから四ツ谷用水の概要について説明していただきました。

四ツ谷本流沿い

3つのグループに分かれて、四ツ谷用水の本流沿いを歩きます。

四ツ谷用水は河岸段丘の地形に沿って作られたため、緩やかに曲がっています。小さな段がたくさんある地形が確認できます。

石垣

途中、四ツ谷用水沿いにある石垣についてお話を伺いました。

例年、歩く会(八幡編)は大崎八幡宮から支倉堀跡までのルートでしたが、今回は北六番丁通りをさらに東へ(四ツ谷用水の下流まで)進みました。

東北大学農学部跡地前

東北大学農学部跡地前のあたりを流れていた四ツ谷用水は、かつて「桜川」と呼ばれていました。地元の人は自然河川だと思っていたそうです。

上杉山橋跡

愛宕上杉通りとの交差点がゴールです。ここに四ツ谷用水(桜川)にかかっていた「上杉山橋」の標柱があります。

例年より長い距離の歩く会となりましたが、実際に歩いてみることで理解が深まった等の感想をいただきました。

参加者の感想(抜粋)

  • あまりじっくり話を聞く機会がなかったので、参加できて良かった。
  • 講師の方の話が分かりやすくて面白い。
  • 四ツ谷用水の成り立ちについて、町の発展と絡めて知りたかった。第一期、第二期の四ツ谷用水が作られた意図の違いも知りたい。
  • 上流編も企画してほしい。

 

四ツ谷用水を歩く会・街中編

歩く会第2回目は、街中編として勾当台公園から国分町通り、クリスロードを通り仙台駅前までを散策し、午後から生涯学習支援センターでミニ講座とワークショップを行いました。

  • 日時:平成30年10月24日(水曜日)10時00分〜14時00分
  • コース:勾当台公園古図広場~定禅寺通~国分町~芭蕉の辻~クリスロード~AER前~生涯学習支援センター
  • 参加者:22名
  • 現地案内:仙台・水の文化史研究会の皆さん

古図広場前

集合場所は、勾当台公園にある古図広場です。出発前に、仙台・水の文化史研究会会長の柴田さんから仙台の城下町を表した古図広場の模型地図を見ながら、城下と四ツ谷用水について説明していただきました。

国分町通り

4つのグループ分かれ、かつて四ツ谷用水が流れていた国分町通りを南に向かって歩きながら説明を聞きます。

芭蕉の辻

大町通りとの交差点が、かつて城下の中心部となっていた芭蕉の辻です。

藤崎前

一番町(藤崎前)では、ハンドレベルを使って地形の勾配を測定しました。南側に向かって下がっているのがよくわかる場所です。四ツ谷用水はこの地形の勾配を上手く利用して流れていました。

クリスロード前

クリスロードの新伝馬町と名掛丁の斜めになっている区切りの場所が、侍と町人が住んでいた区画の境になります。

アエル前

クリスロードを進み、アエルの横にある四ツ谷用水のモニュメントも見学しました。

仙台駅東口にある生涯学習支援センターでお昼休憩をとり、午後は柴田さんからミニ講座として「四ツ谷用水概説」と題し、四ツ谷用水の基礎的なお話をしていただきました。

参加者の感想(抜粋)

  • 一人で歩いては気が付かないことについて、知ることができた。
  • 街の中での傾斜を測る体験が面白く勉強になった。
  • 青葉通りから藤崎入口の段差、中央通との高低差等、疑問が解決した。
  • これからまだまだ伊達政宗のことなど知りたいと思った。

 

四ツ谷用水を歩く会・八幡編2

歩く会最終回では、八幡編1と同じルートをたどり、午後から木町通市民センターでミニ講座とワークショップを行いました。

  • 日時:平成30年11月7日(水曜日)10時00分〜14時00分
  • コース:大崎八幡宮太鼓橋~石切橋~春日神社~洗い場跡~林宅寺~支倉堀跡~木町通市民センター
  • 参加者:20名
  • 現地案内:仙台・水の文化史研究会の皆さん

太鼓橋前

集合場所の大崎八幡宮の太鼓橋付近で、最初に仙台・水の文化史研究会会長の柴田さんから四ツ谷用水について説明していただきました。

四ツ谷本流沿い

4つのグループに分かれて大崎八幡宮を出発し、暗渠になっている四ツ谷用水の本流沿いを歩きます。

春日神社

春日神社前には、昭和15年頃の周辺の様子を描いた絵が展示してあります。絵には四ツ谷用水やへくり沢が流れていた様子も描かれています。

四ツ谷用水とへくり沢

四ツ谷用水とへくり沢が立体交差している箇所です。

木町通市民センターで休憩・昼食をとり、午後は歩いたグループ毎に振り返りを行いました。

グループワークの後は、柴田さんから「四ツ谷用水概説」の講演を頂き、四ッ谷用水についての理解を深めました。

参加者の感想(抜粋)

  • 前から気になっていたが今回初めて参加した。色々教えてもらった。段丘を利用した技術など、先人の技術力の高さが印象に残った。
  • 四ツ谷用水を初めて知った。素晴らしいものなのに知名度はいまひとつ。市民の力で活性化させたい。
  • 四ツ谷用水に関する本を買って読んだが、現場を歩いたことはなかった。改めて一人で歩きたい。
  • 取水口から要所をめぐり、最後の梅田川まで回りたいと思った。

 

四ツ谷用水フォーラム

四ツ谷用水と仙台の水環境についての理解を深めることを目的に、毎年恒例となってきました「四ツ谷用水フォーラム」を開催しました。平成30年度は、3名の講師をお招きして四ツ谷用水についてご講演いただきました。

  • 日時:平成31年2月9日(土曜日)13時30分〜16時00分
  • 会場:東北大学大学院環境科学研究科 本館2階大講義室
  • 参加者:125名 
  • プログラム:

  講演1「遺産“四ツ谷用水”概説」講師:柴田尚さん(仙台・水の文化史研究会会長)

  講演2「地形と水が育む都市の文化」講師:皆川典久さん(東京スリバチ学会会長)

 話題提供「四ツ谷用水での活動提案 ー現在の姿を楽しむことからはじめよう!ー」

 講師:八十川淳さん(東北文化学園大学教授)

大講義室

東北大学大学院環境科学研究科大講義室の様子。

たくさんの市民の皆様にご参加いただきました。

柴田会長

講演1「遺産“四ツ谷用水”概説」講師:柴田尚さん(仙台・水の文化史研究会会長)

最初に、柴田さんから現在の四ツ谷用水について基礎的なお話をしていただきました。

皆川会長

講演2「地形と水が育む都市の文化」講師:皆川典久さん(東京スリバチ学会会長)

今回は、東京から来てくださった東京スリバチ学会の皆川さんにご講演いただきました。東京や京都の地形・水路網を比較紹介しながら、仙台の地形と四ツ谷用水の特色についてお話いただきました。

八十川教授

話題提供「四ツ谷用水での活動提案 ー現在の姿を楽しむことからはじめよう!ー」

講師:八十川淳さん(東北文化学園大学教授)

今現在の四ツ谷用水の状況を紹介しながら、これからどう継承していけば良いのか、清掃やフットパス等どのような活動ができるのかについて、八十川先生からご提案いただきました。

質疑応答

質疑応答 コーディネーター:江成敬次郎さん(NPO法人水・環境ネット東北副代表理事)

講演の後は、短い時間でしたが参加者から寄せられた質問についての質疑応答を行いました。水利権について、明治時代の衛生状態について、ベネチアの事例など様々な質問がありました。また、四ツ谷用水に関する活動の進捗についての質問から、これからの活動の方法などのアイデアが出されました。

パネル展

同時開催:四ツ谷用水パネル展(たまきさんサロン)2月9日(土曜日)~16日(金曜日)

協力:「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会、仙台・水の文化史研究会

お問い合わせ

環境局環境共生課

仙台市青葉区二日町6-12二日町第二仮庁舎5階

電話番号:022-214-0007

(内線372)

ファクス:022-214-0580