更新日:2016年9月20日

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4.推進の基本

推進の視点と主体

食育の推進は、市民一人ひとりが食の大切さを知り、自ら取り組むことが基本です。そして、家庭は食育を実践する基本の場です。しかし、食を取り巻く社会状況の変化、食に対する関心の低下、体験不足、食卓でのコミュニケーションの機会の減少などから、家庭のみでは食育実践の場という機能を果たすことが難しくなってきています。
そこで、市民と共に、地域・学校・職場などの暮らしの場で、保育・教育関係者、保健・医療関係者、農林水産業の生産関係者、食品関連事業者、食生活改善推進員をはじめとする市民活動団体、そして行政など、食に関わる様々な関係機関が協働し、それぞれの特徴を活かしながら、下の3つの視点で食育を推進していきます。
また、食育推進会議は、市民と関係者をつなぎ、お互いの活動の場を広げ支える役割を担っています。

視点1 体験を主にした食育の推進

食べる、作る、育てる等の体験や交流を通じた取り組みは、食に関する理解を深め実践する力を養い、感謝する心を育みます。栽培や収穫、調理など体験を主にした食育を推進します。

視点2 生涯を通じた取り組みへの支援

乳幼児から高齢者までの年代を通じ、世代間の交流や体験の共有など、それぞれの家庭・地域・生活様式を尊重しながら、生涯を通じた継続的な支援を行います。

視点3 長期的な展望を持った環境づくり

子供たちが食の楽しさや大切さを実感し、健康的な食習慣を身につけることができるような環境づくりを進めます。
また、仙台の地域性を活かした地場の食産業の振興や食の安全性の確保など、食に関する地域力を高めます。

画像:推進の視点と主体イメージ図

食育の4つの分野

食育の取り組みは多岐にわたることから、次の4つの分野に分類しています。

食習慣と健康

規則正しい食事、栄養バランスや食事量への配慮など、健康的な食習慣の実践

規則正しく、栄養バランスの整った食生活を営むことは、健康づくりの基本です。朝食を食べない人の増加などの食習慣の乱れや、野菜の摂取不足などの栄養の偏りが、肥満や生活習慣病、また、やせ過ぎなどの問題を引き起こしています。こうした中、一人ひとりが食に関する知識や選択する力を身につけ、健康的な食習慣の実践につなげていくことが重要です。

食の由来・文化

食事のマナー、感謝の心、地域の行事食や郷土料理の体験など、食文化の理解と伝承

食は、地域の伝統・気候風土と結びついて、多彩な食文化を生み出してきました。また、食は、感謝の心や食べ物を大切にする心などの精神的な豊かさや、誰かと一緒に食べることで生まれる心のつながりをはぐくみます。しかしライフスタイルの変化などに伴い、食の楽しさ・大切さを実感する場や、地域で継承されてきた食文化に接する機会が少なくなっています。こうした中、食を大切にする心を育て、地域の食文化を次世代に伝えていくことが重要です。

生産・流通・消費

地域の食材の活用、農業体験、生産者と消費者の交流など、生産から消費までの相互理解

仙台市は、100万人の消費・流通都市であると共に、海と山に囲まれた仙台平野に位置し、近隣に新鮮な野菜や米、海産物などの生産地を抱える多彩な食材に恵まれた都市です。しかし、暮らしの中で生産の場に接する機会が少なくなり、生産者と消費者の物理的・精神的な距離が拡大しています。こうした中、生産体験や生産者との交流を通じて地場産物や加工などへの関心を高めつつ、相互理解を深めていくことが重要です。

食の安全性と食品に対する信頼性確保

食品の表示、衛生的な取扱い、農薬や食品添加物についての情報など、食の安全性等についての理解

食品の安全性が損なわれることにより、市民に重大な健康被害が生じるおそれがあることから、その安全性の確保は、食生活における基本的な課題です。近年、食品の不正表示などの問題が発生するなど、食品の安全性についての信頼が揺らいでおり、市民の関心も高まっています。食品を提供する側が安全性の確保に万全を期することはもちろん、消費者側も正しい選択ができるよう、知識と理解を深めていくことが重要です。

5.これまでの取り組みと見えてきた課題

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