更新日:2017年6月20日

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3歳児カリエスフリー85プロジェクト

1.3歳児カリエスフリー85プロジェクト とは

むし歯は予防できる病気です。特に乳幼児期のむし歯予防は,生涯にわたり歯や口の健康を維持するために欠かすことができません。

仙台市と歯と口の健康づくりネットワーク会議は,「第2期いきいき市民健康プラン」及び「仙台市すこやか子育てプラン2015」の推進に向けて,「3歳児カリエスフリー85プロジェクト」をスタートさせました。これは,「平成34年度までにむし歯のない3歳児を85%以上に増加させること」を達成するため,仙台歯科医師会,仙台市医師会,東北大学歯学研究科,仙台市保育所連合会・仙台市私立幼稚園連合会などをはじめとする様々な関係機関・団体の方々との協働・連携により推進するものです。

このプロジェクトでは,乳歯の生えはじめの時期であるお子さんの保護者の方々に「8-9か月児乳児健康診査」の際,お口の成長やむし歯予防に役立つ情報とフッ化物歯面塗布の記録欄等を盛り込んだ「せんだい・でんたるノート」等を配布し,歯の健康づくりの重要性をご理解いただくことに努めています。
併せて,低年齢児からの歯の健康づくりを応援する地域の「協力歯科医療機関」の情報提供を行い,「かかりつけ歯科医院」での定期的な予防管理を受けられるよう環境の整備をするとともに,習慣の定着を支援しています。

乳幼児の健康づくりを支援する各推進主体の連携と協働のイメージ図

画像:連携と協働のイメージ図

2.プロジェクト推進に向けた体制整備

仙台市と歯と口の健康づくりネットワーク会議は,「3歳児カリエスフリー85プロジェクト」を推進するに当たり,プロジェクト開始を前に,平成25年度には,歯と口の健康づくり支援者向けに,子どもの発達に応じた歯科保健指導のポイントをまとめた「3歳児カリエスフリー85プロジェクトマニュアル」を作成しました。

3歳児カリエスフリー85プロジェクト マニュアル(PDF:5,923KB)

平成26年度は,推進主体である小児科・歯科医院から保育所に至るまで,保護者への支援のあり方を共有し,乳幼児の月(年)齢や発達に応じた保健指導や健康教育ができるよう研修会や説明会を開催しました。

子どもの健康づくりを支援する関係者の研修会開催状況_平成26年度

  • 6月 仙台市保育所連合会主催「乳児保育研修会」開催 〈参加者:保育所(公立・私立)の保育士〉
  • 7月 仙台小児科医会主催「学術講演会」開催 〈参加者:小児科医師〉
  • 10月 仙台歯科医師会主催「3歳児カリエスフリー85プロジェクト事業説明会」2回開催 〈参加者:歯科医師と歯科医院スタッフ〉
  • 8~12月 仙台市関係職員への研修・周知 〈参加者:市立保育所栄養士,新生児訪問指導員など〉

子どもの健康づくりを支援する関係者の研修会開催状況_平成27年度

  • 7月 仙台市保育所連合会主催「栄養士研修会」開催 〈参加者:保育所(公立・私立)の栄養士150人〉
  • 11月,12月 仙台歯科医師会主催「3歳児カリエスフリー85プロジェクト事業説明会」2回開催 〈参加者:歯科医師と歯科医院スタッフ123人〉
  • 8月 日本外来小児科学会年次集会(会長 川村和久氏)で,教育講演「小児期におけるう蝕予防の重要性(講師福本敏先生)」を実施し,プロジェクトの取り組み状況を紹介しました。
  • 保健福祉センター主催の「幼児健診懇談会」等において,健診に関わる地域の小児科医,歯科医師の参画を得て,プロジェクトの目的や具体策について共通理解を図りました。

3歳児カリエスフリー85プロジェクト ステッカーの配付

子どもの健康づくりを支援する,保育所や幼稚園,薬局など地域関係者も,身近な歯と口のサポーターとして,家庭での食習慣などについての情報提供やアドバイスを行います。
さらに,仙台市や歯と口の健康づくりネットワーク会議では,プロジェクトの活動と取り組みの推進について広く周知していきます。
その一環として,プロジェクトの参画団体には「3歳児カリエスフリー85プロジェクトステッカー」を配付しています。

画像:ステッカー

3. 3歳児カリエスフリー85プロジェクト 取り組みの流れ

平成27年4月より開始しました!

カリエスフリー85フロー図

仙台市は関係推進主体と連携・協働で

子どもの歯と口の健康づくりを応援します。

  • 小児科医は,8~9か月児乳児健診受診者に「でんたるノート」「協力歯科医療機関の一覧」「8~9か月のお子さんの保護者の方へ」を配布し,かかりつけ歯科医での予防管理を受ける習慣の定着を推進します。
  • 協力歯科医療機関は,小児科医との連携により「でんたるノート」を活用し,対象児の口腔内や生活習慣の状況を踏まえて,乳歯の萌出期からのフッ化物による予防処置や保健指導を提供します。
  • 区保健福祉センター・総合支所は,幼児健診や母子保健事業等を通じて,健康的な食生活・生活習慣や歯科保健行動を獲得するための情報提供と実践支援を行います。
  • 保育所や幼稚園,薬局等の地域関係者は,保護者への啓発や取り組みの支援を行います。
  • 大学は関係主体に対する実践的知識・技術向上の支援を行います。
  • プロジェクト参画団体は,啓発用ステッカーを貼り,地域全体が,子どもの歯と口の健康に関心を持ち,取り組みを推進するよう周知を行います。
  • 歯と口の健康づくりネットワーク会議むし歯予防推進部会は,取り組みの進行管理と評価を行います。

参考:仙台市の子どもの歯科保健状況

すべての市民が健康でいきいきと安心して暮らしていくために,平成23年3月,仙台市は市民の健康づくりに関する目標と方向性を明確にした「第2期いきいき市民健康プラン」を策定し,その計画期間を平成34年度までとしています。
「歯・口の健康づくり」分野は,「子どものむし歯の有病状況の地域格差」などの課題から「幼児期・学齢期のむし歯のない人を増やす」ことを重点目標の一つとして掲げています。歯と口の健康管理は,個人や家庭の努力だけでなく,その取り組みを支援する関係者の共通理解のもとにすすめることが重要です。

第2期いきいき市民健康プラン 子どものむし歯予防に関する指標

指標

ベースライン(H21年)

現況値

目標値 (H34年)

健康

むし歯のない3歳児の増加

73.1%

81.5%

(H28年)

85%

健康

むし歯のない5歳児の増加

52.4%

65.4%

(H28年)

75%

行動

フッ化物歯面塗布を受けたことがある3歳児の増加

36.1%

50.5%

(H28年)

50%

行動

間食として甘味食品・飲料を頻回摂取する習慣のある幼児の減少(1歳児)

3.0%

2.3%

(H28年)

減少

環境

フッ化物洗口を行っている施設(保育所・幼稚園)の増加

50.3%

60.8%

(H28年)

70%

健康

12歳児の一人平均むし歯数の減少

1.5本

0.9本   (H28年)

0.8本

行動

フッ化物配合歯磨剤の使用の増加(小学3年)

84.2%

92.0%

(H28年)

90%

行動

むし歯を病気と認識している人の増加(中学1年)

59.8%

49.2%

(H28年)

100%

環境

CO,GOのある児童・生徒への保健指導,健康教育を実施する小中学校の増加

小学校 20.0%
中学校 20.4%

 

36.3%

24.6%

(H28年)
 

100%

100%

仙台市の子どもの歯科保健状況

(1)幼児期のむし歯有病状況

平成27年度 1歳6か月児 むし歯有病状況 〔政令指定都市〕

1歳6か月児むし歯有病状況

 平成27年度 3歳児 むし歯有病状況【政令指定都市】

平成27年度3歳児むし歯有病状況

(2)幼児期の歯科保健行動

かかりつけ歯科医の状況フッ化物歯面塗布状況

  • 仙台市の幼児期のむし歯の有病状況は,年々改善されていますが,政令指定都市や全国の平均に比べ,依然として高い状況にあり,その傾向は既に1歳6か月児から認められます。行政や医療機関,地域関係者が連携して,乳歯の萌出期から,健康的な食生活・生活習慣の定着への支援を行うことが重要です。
  • むし歯予防に効果の高いフッ化物応用を推進する体制づくりをすすめる必要があります。
    特に,生えはじめの歯にフッ化物を塗布することによって,むし歯に強い歯となること等の記載が,平成24年度より母子健康手帳にも盛り込まれています。保護者の方へのタイムリーな啓発と受診しやすい体制を整えていく必要があります。

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お問い合わせ

健康福祉局健康政策課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎8階

電話番号:022-214-8198

ファクス:022-214-4446