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2007.1.15 更新
食品なんでもQ&A
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最終更新  H19.1.15  食品監視センター相談事例集へのリンクを追加しました

 各区保健福祉センター(保健所)衛生課食品衛生係 及び 食品監視センター(旧;中央卸売市場食品衛生検査所)では,食品に関する苦情や問い合わせを随時受付けています。
 このコーナーでは,実際に相談を受けた事例の一部をご紹介します。
 
くらさん
No 相   談   内   容
 1 イカの腑が青かった!
 2 ニンニクを酢に漬けたら緑色になった!
 3 ハマグリの中にカニのようなものが入っていたが?
 4 魚をフライにしたら身が溶けてしまった
 5 魚にシラミが付いていた
 6 イカに細い針状のものが付着
 7 魚の身の中に変な黒い粒
たころー

※このほか,食品監視センター相談事例集のページもご覧ください。


 青いイカの腑
 タコ・イカなどの軟体動物の場合, 血液中にヘモシアニンという色素たんぱく質が存在します。これは脊椎動物のヘモグロビンと同様に, 血液中の酸素の運搬をつかさどっています。 ヘモシアニンは,酸素が離れた状態では無色ですが, 酸素と結合すると青色を呈します。
 そのためイカなどの血液は青く見える場合がありますが, これは食べても安全です。腑には血液が多く存在するため,青く見えたのでしょう。

(仙台市泉保健所に寄せられた相談例から)
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2 ニンニクを酢に漬けたら緑色になった!
緑色になったニンニク 緑色になったニンニク
 この反応は,ニンニクに含まれる成分が,酸性の状態の下で青緑色に変化するもので, その程度はニンニクによって異なります。 この色素は食べても害はありませんが,防ぐためには沸騰させた酢にニンニクを加え,そのまま漬け込むと良いようです。 また,保存中に発色したニンニクも,1年くらい保存しておくと徐々に色は消えていきます。

(仙台市泉保健所に寄せられた相談例から)
 ・こちらもどうぞ → 食品監視センター相談事例集 事例4
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3 ハマグリの中にカニのようなものが入っていたが ?
ピンノが入っていたハマグリ ピンノ
 これは二枚貝に寄生しているカニで,カクレガニ科に属するピンノ類だと思われます。
このカニは,アサリやハマグリなどの主に二枚貝の外套腔(身とひだの間)に住み着いており,甲幅は1cm内外の小さなカニです。

(仙台市泉保健所に寄せられた相談例から)
 ・こちらもどうぞ → 食品監視センター相談事例集 事例6
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4 魚をフライにしたら身が溶けてしまった
冷凍マスの筋肉 ヘネグヤ
原因;粘液胞子虫

 冷凍マスの筋肉中に米粒大のものが多数見られるが何か,という問い合わせがありました。 観察すると全体に直径2mmから4mmの白い粒がみられ(左写真),そのまわりの筋肉が軟化していました。 白い粒の正体は粘液胞子虫という寄生虫でした。この寄生虫は主に魚類の筋肉中に寄生します。 寄生された魚は生きている間は異常は認められないのですが,死ぬと筋肉組織が虫体からでる酵素によって急速に分解されてしまいます。 この現象をジェリーミートと呼んでいますが,魚体の外からは発見できず,解凍や調理の段階ではじめて発見されます。 フライにしたら中身が溶けて衣だけになってしまったというような事例もあります。 この寄生虫を染色して拡大してみると,右写真のような胞子(ヘネグヤ)が観察されます。

(仙台市中央卸売市場食品衛生検査所に寄せられた相談例から)
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5 魚にシラミが付いていた
原因;ウオジラミ(レペオフセイルス)

 鮭の表面に褐色の一見してゼリー状のものが付着しているが何か,という問い合わせがありました。
よく見ると全長3cmほどの虫が皮に付着していました。この虫はカイアシ類のレペオフセイルスという寄生虫でした。通称ウオジラミと呼ばれています。この寄生虫は,人体に寄生するとの報告はありませんが,寄生される魚にとっては,吸血されたり,傷口から細菌に感染したりで,迷惑な虫です。魚を扱う人の目につきやすいため,商品としての価値を落としたり,苦情の原因となります。
なお,カイアシ類は動物プランクトンであり,オキアミもこの類に属しており,魚類や鯨の餌として大変重要です。

(仙台市中央卸売市場食品衛生検査所に寄せられた相談例から)
ウオジラミ
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6 イカに細い針状のものが付着
原因;ニホンウロコムシの剛毛

 ヤリイカに茶褐色の針状のものが突き刺さっているが何か,という問い合わせを受けました。 顕微鏡で付着している様子を確かめたところ,針状で茶褐色の光沢があり,文献等からニホンウロコムシの剛毛であると判断されました。 ニホンウロコムシは海に生息する虫で,底引き網にかかったイカやタコなどの体表にこの虫の剛毛がついてしまうことがあるようです。 剛毛は石灰質,キチン質などでできており,このままイカと一緒に食べると口のなかを傷つけるおそれがあります。 付着している部分を取り除いてしまえば問題ありません。

(仙台市中央卸売市場食品衛生検査所に寄せられた相談例から)
 ・こちらもどうぞ → 食品監視センター相談事例集 事例7
ニホンウロコムシの剛毛
イカノフスキー
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7 魚の身の中に変な黒い粒
黒い粒があるソイの身 吸虫リリアトレマ類
原因; アイナメ,ソイの黒点病
 
 ソイを三枚におろしたところ,左写真のように筋肉中に黒い袋状の異物が多数みられるが何か,という問い合わせがありました(直径1〜2mm)。  顕微鏡下で確認したところ,袋状の中には乳白色の球体があり,その中に虫体がありました。 虫体の形状などから,この寄生虫は魚類を中間宿主としウなどに寄生する吸虫リリアトレマ類と判断されました。 この寄生虫は,人体に寄生した事例はありませんが,寄生を受けた魚の商品価値はなくなり多数の寄生を受けると刺身にもできません。 (写真はソイ)

(仙台市中央卸売市場食品衛生検査所に寄せられた相談例から)
 ・こちらもどうぞ → 食品監視センター相談事例集 事例5
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