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更新日:2021年7月15日
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新型コロナウイルス感染症の市内感染状況やワクチン接種状況などに関する定例報告会を開催いたします。(原則毎週木曜日午後6時から)
7月13日時点における新規陽性者数の7日間移動平均は17.4人となっており、前の週の8.6人よりも倍増しました。これで2週連続の倍増となります。
新規陽性者数における20代の割合は4割弱と割合としては先週に比べると少し下がりましたが、引き続き全年代の中で最大となっております。
仙台医療圏の確保病床使用率は先週は入院医療10.0%でしたが、直近では20.8%と倍増しております。宮城県全体で判断すべき指標ではありますが、参考として国が設定した「ステージ3.」の指標に相当する水準となっております。最近1週間の陽性率については7月15日9時時点の集計で6.6%と先週公表の4.3%より上昇しております。直近1週間の人口10万人当たりの陽性者数は前の週は5.47人でしたが、7月15日時点では11.12人となっており、こちらも感染者の増加に伴いまして倍増しております。
仙台医療圏の受け入れ可能病床使用率は57.1%と先週公表の37.3%から大きく上昇しました。入院患者の増加によって増えています。目下、感染拡大基調にあること、基礎疾患のある方も多い40代・50代の入院患者が増えていることなどを踏まえますとなお予断を許さない状況と考えております。
4月から現在までの推移を示すグラフとしてお示ししておりますが、直近の使用率が急激に上昇に転じたことがお分かりいただけるかと思います。
陽性患者の年代別入院者数を、第4波の入り口と考えられる3月3日時点と直近の7月14日時点を比較したものです。高齢者の陽性患者の数自体は前回よりもだいぶ少なくなっていますが、ただ20代の数が多いこと、20代の入院患者が少し目立っております。40代と50代の数も多いのですが、こちらも入院患者が目立つという特徴がこの期間を比較すると見られます。
特に40代の陽性患者の入院者数の推移を3月との比較で整理したものになります。40代の陽性患者数そのものは3月の同時期の方が多かったことが分かりますが、その一方で40代の陽性患者のうち、入院中の人数が前回の3倍程度と心配な状況です。また陽性者数に占める入院者の割合としては、前回と比較しますと3倍、4~5倍程度と多くなっておりまして、今後の増え方によっては病床のひっ迫につながる懸念があります。
今月に入り市内の高等学校・大学と保育施設、それから本日飲食店でクラスターが認識されました。現時点では7月は4件であり、先月を超える(発生)状況になっております。
7月6日に公表しました「感染再拡大の早期探知」について、注意すべき3つの指標をお示ししております。これらの指標を踏まえまして直近の感染状況について改めてご説明いたします。
令和3年6月28日から7月14日までの期間を抽出し、3つの指標に照らして見ていきます。「指標1. 新規陽性者数」につきましては、警戒および行動の目安として設定した20名のラインを昨日超えました。「指標2. 感染経路不明者数」につきましても、昨日行動の目安である15名のラインを超えました。「指標3. 実効再生産数」につきましては、この間ずっと1.0を超える高い水準が続いております。
同じ指標に照らして、(今年)3月の感染拡大期から過去最大の陽性者数に到達するまでの推移を整理したものです。感染者の数等がここ最近の状況に似ているのは3月3日から3月8日頃の状況です。この辺りから推移をみていくと、そこから2~3週間ほどで前回は100名を超える過去最大の数に到達しました。そういった指標を見つつですが、保健所としては、今回の状況についてこのままですと前回と同様の推移をたどる可能性を想定せざるを得ず、大変危惧しております。
実効再生産数の推移を示したものです。こちらも6月の後半から急激に上昇し続けていることがお分かりいただけるかと思います。
仙台市感染制御地域支援チームからのコメントをご紹介いたします。
まず基本的な数値から、「週あたりの新規陽性者数」および「7日間移動平均」、「人口10万人あたりの陽性者数」のいずれも前週と比較して倍増している。年代別の新規陽性患者数は20代を中心にして50代までの働き盛りの年代で増加している。注視すべき指標から、全ての指標において行動の目安の基準を超えている状況にございます。チームからのコメントですが、行動が活発な若者世代や働き盛りの世代で感染が急増しています。もう一度自分たちの行動を振り返ってください。現在の感染状況が続くと、令和3年3月の第4波と同等かそれ以上の感染拡大につながる恐れがあります。会食、飲み会、集まってのカラオケ、イベントなど今行くべきなのか立ち止まって考えてください。皆さまの行動、感染対策にかかっています。
感染の急拡大を止めるために市民の皆さまに気を付けていただきたいことです。マスクの正しい着用や手洗いを徹底するとともに、3密を避けましょう。商業施設等では、窓を常時開ける等連続的に室内に空気を通すようにしましょう。その他の場所では窓を開け、こまめな換気をお願いします。屋外であっても、昼間であっても、集団での飲食や休憩時のマスクを外しての会話など、人と人との距離が近くなる行動は控えましょう。少人数の場合でも会話の際には必ずマスクを着用し、マスクを外している食事の間は会話を控えてください。例えば、休憩時間、昼食時、喫煙時など、というコメントをいただいています。
保健所といたしましては、このような専門家の意見も踏まえまして、すでに感染が拡大し始めていると考えており、このまま推移しますとさらなる拡大が非常に心配される状況にあると考えております。市長記者会見でも市長がお話しましたが、希望する全ての方にワクチンが行き渡るまでにはまだ時間がかかりますので、このままのペースで(患者が)増えていきますと、入院患者の増加に伴う医療体制のひっ迫など再び危機的な状況に直面する可能性があります。
令和3年3月の第4波と同程度あるいはそれ以上の可能性も想定し、現在市役所を挙げて、保健所および保健所支所の態勢強化や患者移送体制の強化などを急ピッチで進めており、また宮城県とも患者移送体制の強化などに向けてさまざまな協議を実務レベルでも進めているところです。これ以上の感染急拡大を防ぐためにも、また市民の皆さまの安全のためにも、少人数であっても会話の際には確実にマスクをする、施設内でのこまめな換気を徹底するなど基本的な感染予防対策の徹底を改めて強くお願いします。
令和3年7月7日17時時点の65歳以上高齢者への接種実績でございます。個別接種の接種回数はトータル291,064回で、うち1回目が165,909回、2回目が125,155回となっています。集団接種の接種回数はトータル28,131回で、うち1回目が19,582回、2回目が8,549回となっています。大規模接種の接種回数はトータル63,574回で、うち1回目が32,894回、2回目が30,680回となっています。以上合計で382,769回となり、うち1回目が218,385回、2回目が164,384回となっています。
資料1の接種回数を個別接種、集団接種、大規模接種に分けてその推移を棒グラフで表しております。前回比で個別接種がプラス43,241回、集団接種がプラス6,761回、大規模接種がプラス1,635回となっております。
資料1の接種回数の合計を1回目接種と2回目接種に分けてその推移を棒グラフで表しております。1回目接種は前回よりプラス15,040回、2回目接種はプラス36,597回となっております。
接種実績に関する参考情報です。65歳以上高齢者の実績を再掲するとともにそれ以外の方々の接種実績を掲載しております。「それ以外」の接種回数はトータル236,187回で、うち1回目が166,390回、2回目が69,797回となっています。合計はご覧のとおりでございます。
資料4の接種回数について、前回と比較してその推移を棒グラフで表しております。
報告資料2_新型コロナウイルスワクチン接種推進室(PDF:430KB)
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