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更新日:2020年10月23日

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新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ特別編 仙台市立病院 奥田院長インタビュー(令和2年10月23日)

令和2年10月23日

 

 

奥田院長インタビュー

(市長)
皆さん、こんにちは。仙台市長の郡和子です。
今日は、医療の現場であります仙台市立病院の現状と取り組みについて、ぜひ一般市民の皆さま方に知ってほしいと思いまして、仙台市立病院の奥田院長とともにお伝えしてまいります。
奥田院長、どうぞよろしくお願いいたします。

(奥田院長)
どうぞよろしくお願いいたします。

 

新型コロナウイルス感染患者の受け入れ

(市長)
仙台市立病院は市内唯一の第二種感染症指定医療機関で、お医者さんも看護師さんもスタッフ一丸となって、感染した患者さんへの治療、そして対応に当たっていただいています。
なかなか一般市民の皆さま方には、医療現場の大変な努力を目にする機会があまりないと思いますけれども、始めに、新型コロナウイルスに感染された患者さんをどのように迎え入れているのかお話しください。

(奥田院長)
今年の春、新型コロナウイルスが初めて発生した頃は、我々にとっても本当に未知のウイルスでしたので、非常に緊張して対応に当たりました。当院には感染症の専門医がいます。
感染症専門医を中心とした感染管理部門がありますので、そこの指導のもとで、ウイルスの性質を勉強し対応方法を勉強しまして、スタッフ全員でマニュアルを作成しました。そのマニュアルに従って対応しているところです。
入院での治療は、感染症専門医を中心としたCOVID(コビット)チームの医師5人、それから、感染症病棟の看護師は30名がローテート(交替)で対応しています。
ただ、新型コロナで入院される患者さんばかりではなく、毎日たくさんの患者さんが救急外来に来られるのですが、その中には発熱されている方も多くて、新型コロナウイルスの可能性があるという対応をしなくてはならないので、全スタッフ、多職種で本当に連携しながらやっているところです。

(市長)
新型コロナウイルス感染症の患者さんが入ってこられた場合には、CTですとか、いろいろな検査を同時に行われるのですね。

(奥田院長)
感染症外来には専用の入口があります。患者さんはその専用の入口から入りまして、他の患者さんとは一緒にならないようになっています。専用の感染症診察室で診察を受けまして、その後、エックス線やCTを撮ります。入院が必要となりましたら、感染症外来から感染症病床まで、エレベーター、通路、すべて専用になっております。一般の患者さんとは動線が交わらないようになっております。

 

院内感染防止の取り組み

(市長)
院内感染を防いでいく取り組みは十分な形で行っているのだと思いますが、そのあたりについて、どうなっているのか教えていただけますでしょうか。

(奥田院長)
新型コロナウイルスの患者さんと接触する場合には、必要に応じてN95マスクや、フェイスガード、ガウンなどの防護衣、手袋を装着しています。このような完全防備で対応し、患者さん1人ごとに防護衣を交換して対応しています。またビニールタイプのガウンですと、通気性が悪く、長時間つけていると汗をかきまして体力も消耗するのですが、スタッフは非常に苦労をしていますが、必要な対策ですので徹底してやっているところです。

(市長)
感染症病棟はウイルスが外に漏れないように「陰圧」というつくりになっているということですけれども、一般の方々は、感染症の方が入院している病院ということで、ご不安になられたり、あるいは受診を敬遠されたりという方もいらっしゃるかとも思うのですが、このように院内感染については防ぐ取り組みをいろいろ行っているということですものね。

(奥田院長)
はい。そうですね。

(市長)
ぜひ安心して受診いただきたいですね。

(奥田院長)
その通りです。感染を恐れて病院に行くのを控える、いわゆる受診控えというのが、当院だけでなくて社会的にも大きな問題になっております。適切な受診をしないことで、新型コロナウイルス以外の病気の発見が遅れたり重症化したりというようなリスクもありますので、ぜひ適切な受診をしていただきたいと思います。

 

通常の診療について

(市長)
今、市立病院では通常の体制で、入院それから外来診療また救急、手術対応などもしているということですよね。一般の患者さんにはどのようなご協力をお願いしているのでしょうか。

(奥田院長)
一般の患者さんには外から感染源を持ち込まないようにするために、その対応として、来院者に対してはまず入口で、サーマルカメラで体温チェックを行っております。それから手指消毒をお願いしております。
ロビーや待合では、会話をできるだけ控えていただくとか、あるいはできるだけ間隔を空けて座るというようなソーシャルディスタンスを呼びかけているところです。入院患者さんにもマスクの着用を呼びかけております。
また、特別な場合を除いて、入院患者さんへの面会を禁止しています。面会というのは、入院患者さんにとっては非常に心の支えになる大事なものであるということは承知しているのですが、こういうご時世ですので、患者さんを感染から守るために、ぜひ協力をお願いしたいと思っております。

 

医療従事者について

(市長)
市立病院だけでなく、すべての医療機関の皆さま方が、感染のリスクを背負いながら、自らが感染源とならないように、様々な使命感で公私問わず行動なさっているのだと思います。その点についてご紹介いただけますでしょうか。

(奥田院長)
職員はまさに最前線で感染症のリスクと戦っているわけです。業務上はもちろんなのですが、プライベートにおいても、医療従事者として自覚ある行動を取るように呼びかけているところです。例えば、大人数での飲食を自粛するとか、感染蔓延地域の渡航はできるだけ最小限に控えてもらうとかを、職員には心がけるように呼びかけております。
一方で、たくさんの支援や温かい言葉もいただいております。病院の近くの八本松小学校の子どもさんたちが、医療従事者への激励、応援の気持ちを書いた寄せ書きをいただきまして、それを廊下に張り出しているところです。職員はその廊下を通るたびに、それを目にして非常に勇気をもらっているところです。本当にありがたいと思っております。

(市長)
医療従事者の皆さま方のおかげで安心安全な医療体制を提供できていることに、私からも改めて深く感謝申し上げたいと思います。ありがとうございます。

 

市民の皆さんへのメッセージ

(市長)
最後になりますけれども、市民の皆さま方へのメッセージをお伝えいただければと思います。

(奥田院長)
これまで市立病院ではたくさんのコロナの患者さんを治療してきましたが、皆さん元気に回復されて退院されております。これは医療従事者にとって何よりも喜びとするところです。
それから、たくさんの患者さんを診てきたのですが、院内感染防止対策をしっかりすることによって、一つの院内感染も起こしておりません。これは本当に職員全体の誇りであり、自信になっているところです。
それから最後に、今、新型コロナに感染した患者さんに対する誹謗(ひぼう)中傷ということが報道されておりますが、このような誹謗(ひぼう)中傷はぜひやめていただきたいと思います。感染された方は、ある意味で被害者でもありますし、それを批判することによってそういう患者さんが表に出にくくなってしまいます。そうしますと感染が分からないところでさらに広がっていくことに繋がりますので、ぜひ感染した方を温かい目で見守っていただきたいと思います。

(市長)
感染された方、またその周りの方々への誹謗(ひぼう)中傷については、絶対に行わないでいただきたい。このことは私からも申し上げておきたいと思います。
これから季節性のインフルエンザの流行と重なることが懸念されるわけですけれども、「普段とちょっと体調が違うな」ということがあれば、どうぞ皆さま、重症化する前に、ぜひ早めの受診や相談をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。