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更新日:2020年8月7日

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新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ特別編 東北医科薬科大学賀来満夫先生インタビュー(8月7日)

令和2年8月7日

 

 

賀来先生インタビュー

(市長)

仙台市長の郡和子です。今日は、感染症学がご専門の東北医科薬科大学特任教授の賀来満夫先生においでいただきました。賀来先生は仙台市感染制御地域支援チームの委員長もお務めでいらっしゃいます。今日は専門家の立場でいろいろとお話をしていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

 

仙台市内の現在の状況について

(市長)

仙台市では、一旦は小康状態になりましたけれども、7月に入ってから連日のように感染者が確認されております。そして高齢者施設でのクラスターも発生をしたわけでございます。仙台市の今の状況をどのようにご覧になっていらっしゃるのか。そしてこれまでの仙台の対応について、何かご意見があればぜひお聞かせいただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

(賀来先生)

全国的にも今感染者が急増しています。そういった波を仙台市でも受けている。仙台市でも全国と同じように感染者が増えている状況にあると思います。高齢者施設でのクラスター、その他のクラスターも出てきたわけですけども、仙台市では、仙台市の皆さま方、郡市長の指導の下で、積極的に濃厚接触者調査を行われて、かなり接触者としての絞り込みができてきています。爆発的に広がっているということはないです。また仙台市感染制御地域支援チームも発足しましたので、一緒になって仙台市の感染拡大を防いでいくことになっています。これから市民の方々にも協力をいただいて、感染が広がらないように注意していきたいと思っています。

 

市民に対する情報の公表について

(市長)

市民の皆さま方に情報を提供するのですけれども、私も仙台市内で患者が発生した時には、記者会見などを開いてお伝えをしているところです。なかなか感染者の属性や施設名、どのような情報をどこまで公開するのかということ、市民の皆さま方からもいろいろなご意見が届いているのですね。感染予防の観点、それから患者さんのプライバシーの観点、また、市民の皆さま方の不安に対してどのように応えていくのか、さまざまな視点があろうかと思いますけれども、どのように考えていくべきでしょうか。

(賀来先生)

どれくらいプライバシーを公表するかというのは、感染制御あるいは感染症対策の中で、非常に難しい課題です。市民の方ができるだけ安心していただくように情報を公開してもいい場合と、不要なご心配をかけないような(情報を公開しない場合もあり)、そういったいわゆる情報公開のあり方も、とても難しいところがあります。今回専門家チームもできましたので、仙台市の皆さま方とも相談しながら、できるだけ安心していただけるように、しかし不要な心配を起こさないように、そのようなバランスをとりながら、これからもケースケースで考えながら対応していく必要があるかと思います。

(市長)

今回も、学校や高齢者施設というのは、休校ですとか、利用者の方々もいろいろおられるわけで、施設名を公表するということをさせていただきましたが、いわゆる店舗の場合ですと、お店についてはいろいろなご意見があるのです。でも、濃厚接触者が把握できていれば、そのお店をわざわざ名前公表をしなくてもいいのではないか。逆に言いますと、お名前を公表することによって、いろいろその後の感染症(対策)で必要な行動履歴の調査などもしにくくなる、ご協力も得られなくなるということもありまして、難しいなと思っています。

(賀来先生)

そうですね。店の場合は、濃厚接触者が特定できてない場合は、お店の名前を公表させていただいて、できるだけそこに関わっている方に対してしっかりと理解していただく。逆に、濃厚接触者が特定できている場合は、あえてそのお店を公表しなくてもしっかりと感染制御ができるということから、そのような考え方で進まれることは、私は良いと思いますし、市民の方々にもそういうご理解をいただきたいと思います。

 

市民の皆さんへのメッセージ

(市長)

ありがとうございます。最後に、夏休みに入りますし、お盆の時期を迎えます。また人の往来が激しくなってくる時期にもなるわけですけれども、「感染しない・させない」ためにどのようなことに気をつけるべきなのか。市民の皆さま方にメッセージをお願いしたいと思います。

(賀来先生)

新型コロナウイルス感染症は、すれ違っただけで感染を起こすような感染症ではないのです。感染を起こしやすい場所があります。いわゆる3密と言われている「密閉・密集・密接」をいかに防げるか。そして、感染を防ぐための基本的なこまめな手洗いや、あるいはお話する時のマスクの着用。それから、空気を入れ替える換気、そしていろいろな触るところを消毒する。この4つの基本的なポイントを守っていただければ、これから夏を迎えますけれども、感染が爆発的に広がっていくことは、私は避けられると思います。まちに出るだけで感染するものではない。しかし、感染するポイントや場所があったり(します)。会話を長くすると伝播(でんぱ)してしまいますので、そういった時にはマスクをつけたり、手を洗ったりということを守っていただく。こういったことをぜひ市民の方にご理解いただいて、仙台市みんなで、仙台市の感染を防いでいこうと、そういう意識でこの夏を乗り切っていただきたいと思います。

(市長)

ありがとうございました。

(賀来先生)

ありがとうございます。

 

市長から市民の皆さんへ

(市長)

未知のウイルスということで、ともすれば不安になったりまた恐怖を持ったりということが先んじてしまうケースもあるかと思うのですけれども、今お話を伺ったように、正しくこのウイルスを理解した上で、正しく怖がって、そして感染対策をしっかりした上で、賀来先生のおっしゃるように、この夏を乗り切ってまいりましょう。