更新日:2021年3月16日
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令和3年3月16日
皆さん、こんにちは。仙台市長の郡和子です。
仙台では、現在、新型コロナウイルスの1日あたりの新規感染者の数が30人、40人と、急増しています。クラスターも複数発生し、感染者数が急増した12月頃と同じ状況まで悪化したと言わざるを得ません。さらに、人口当たりの新規感染者は首都圏並みのかなり高い水準です。緊急事態宣言の発令あるいはまた営業時間短縮要請など、そういった局面になるのではないかという危機感を強く感じています。
急激なリバウンドを食い止めるために、宮城県では県民や市民の皆さまに、4月30日までの過ごし方について、さまざまな要請を行っています。
春は出会いと別れのシーズンです。お世話になった方の送別会や謝恩会、あるいは新しい仲間の歓迎会を盛大に開きたいところではありますが、今は自粛をお願いいたします。今年は、お花見も宴席を設けずに、静かに桜を愛でるだけにとどめてください。
卒業式・入学式・入社式などの、人生の節目となる大切な場での感染を避けるために、感染防止対策を徹底するとともに、人と人との間隔を十分に確保する、それから体調がわるい方は参加しないなど、適切な開催方法を検討してください。
東北の中枢都市である仙台市は、この時期、進学や就職などで1万人を超える方が転出・転入されるために、どうしても感染リスクが高まります。現時点で、首都圏の1都3県の緊急事態宣言は継続中であります。感染拡大地域への不要不急の移動は避けてください。それ以外の地域への移動も、慎重な判断をお願いいたします。
最後に「3密を避ける」「マスク」「手洗い」、そして「毎日の体調管理」などの基本的な感染防止対策を、どの場面においても、気を緩めずに徹底していただきますように重ねてお願いいたします。
新型コロナウイルス感染症が確認されてから、二度目の春が巡ってまいりました。当初は未知のウイルスでしたけれども、この1年の経験から、私たちはウイルスに対処する術を学んでいます。基本的な感染防止対策が有効であるということ、場面ごとに取るべき対策など、いろいろなことが分かってまいりました。私たちの行動次第で、感染の急拡大を食い止めることは必ずできると信じます。
市内でも医療従事者から、ワクチンの接種が始まりました。4月からは高齢者への接種もスタートする見込みです。接種をスムーズに進めていくためにも、医療現場への負荷をできるだけ少なくしていかねばなりません。
市民の皆さまには、今一度、気を引き締めて感染対策に取り組んでいただきますように心からお願い申し上げます。
令和3年3月16日
仙台市長 郡 和子
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