ホーム > 市政情報 > 市の概要 > 市長室へようこそ > 市長動画メッセージ > 新型コロナウイルス感染症に関する市長メッセージ 宮城県・仙台市緊急事態宣言発令中―最大限の対策をお願いします―(令和3年3月26日)
更新日:2021年3月26日
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令和3年3月26日
皆さん、こんにちは。仙台市長の郡和子です。
仙台市では、1日あたりの新型コロナウイルス感染症の新規感染者数が100人を超える日がでています。全国的に見ても、人口10万人あたりの新規陽性者数は宮城県が最多となっており、非常に危機的な状態です。
また、感染経路不明の割合が高く、クラスターなどの特定の要因に限らず、感染者が増加している点が大きな懸念材料です。
感染の急拡大に伴い、PCR検査を行うべき濃厚接触者や検査対象者も非常に増えています。市では、緊急対策として、ドライブスルー方式により一日最大300人の検体を採取できるPCR検査場を25日に設置いたしました。
また、飲食店での感染も多く確認されていることから、県と共同で、中心市街地の飲食店従業員を対象に、PCR検査を実施いたします。対象となる飲食店およそ3,000件に対して、25日に通知を発送いたしました。
感染の連鎖を断ち切るためには、陽性者の早期発見・早期対応が重要です。検査へのご協力をぜひお願い申し上げます。
感染の急拡大により、「積極的疫学調査」を行う保健所の業務もひっ迫してきています。この調査では、感染者の行動歴を調べ、濃厚接触者の判定を行います。
県外・市外で判明した陽性患者の方であっても、仙台市内に勤務していたり仙台市を訪れたりしていれば、本市の保健所が調査をしなければなりません。
現在、全国から保健師派遣の応援もいただきながら、全力で調査に当たっているところです。
人と人との接触で感染が広がるこのウイルスを抑えこんでいくためには、ここはどうしても人の動きを抑制せざるをえません。
仙台市では、宮城県・仙台市独自の緊急事態宣言の期間である4月11日まで、市民利用施設を一時休止し、利用の自粛をお願いしています。
また、市内全域の酒類を提供する飲食店などに対しましては、3月25日から、夜9時までの営業時間の短縮を要請しております。
入院患者の数も増加の一途をたどって、医療現場の必死の努力も限界に近づいています。
現在の危機的状態が継続する場合は、特措法に基づく「まん延防止等重点措置」についても視野に入れざるを得ないと考えています。知事にもそのことをお伝えしているところです。
多くの市民の皆さまにおかれましては、長期にわたり、基本的な感染対策に取り組んでいただいておりますが、いま一度、「手洗い」「マスク」「3密を避ける」。これを徹底し、家族や周りの方々とも確認し合いましょう。
暖かい季節になってきましたが、今は、不要不急の外出や移動を控え、それぞれ取りうる「最大限の努力」を払っていただきますようにお願い申し上げます。
この危機を乗り越えるため、市民の皆さまのご協力を何卒よろしくお願いいたします。
令和3年3月26日
仙台市長 郡 和子
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