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更新日:2022年10月21日

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第1回「ー協働がつなぐ仙台ー郡市長とふれあいトーク」(6月22日)

6月22日は、宮城野区の宮城野町会の皆さんが集う宮城野町民会館を訪問しました。
宮城野町会では、昭和29年に町内で誕生した宮城野盆唄を現在まで大切に受け継ぎ、踊り続けています。
今年も8月17日に楽天生命パーク宮城前広場で開催される盆踊り大会に向け、和気あいあいと太鼓や踊りの練習に励んでいました。

宮城野盆唄による盆踊りの練習を見学

この日は盆踊り大会に向けた練習のために小中学生や赤ちゃん連れのお母さんをはじめ、町内の方々がおおぜい集まっていました。市長も思わず踊りの輪に引き込まれ、加わらせていただきました。
※宮城野盆唄
戦後の盆踊りブームの中、自分たちの盆踊りがほしいと宮城野町会が立ち上がり、同じ町内に住む郷土史家で詩人の故・渡辺波光(はこう)氏の作詞により、1954年に誕生した盆踊りの唄。歌詞には「宮城野」をはじめ、「青葉山」「萩」「鈴虫」などが使われています。

懇談に参加された皆さん 
宮城野町会
渡辺 浩さん   (会長)
庄司 俊英さん  (副会長)
高橋 和也さん  (文化体育部 部長)
氏家 美香さん  (子供会 会長)

市長
町内会の皆さんにも残っていただいて嬉しいですね。
もうすでに私もひと汗かきましたけれど、オリジナルの宮城野盆唄の踊りをずうっと繋いできている町内会にお邪魔するということで大変楽しみにして参りました。

渡辺会長

氏家さん

写真左 渡辺会長
写真右 氏家さん

宮城野盆唄発祥の地へようこそ

渡辺会長
本日は、ようこそいらっしゃいました、ありがとうございます。
恒例であります宮城野盆踊り大会は昭和29年からやっておりますが、当時の町内会長が榴岡小学校の作詞をされた町内の作詞家 渡辺波光氏に地域の盆踊りを作ってほしいと依頼し、お披露目した年に始まり今年で66回目になります。私は7代目の会長で、平成20年から12年目を迎えました。

庄司さんと高橋さん

写真 左から庄司さん、高橋さん

氏家さん
今年度、子供会の会長を引き受け、現在14世帯16名で活動しています。
1年生から6年生までで16名ですが、人数が少ない分みんなの絆がとても強く、町内会と連携し協力いただいて2か月に一度の資源回収も頑張っています。

庄司さん
町会副会長をしています。町会の活動が盛んになった土台としては、以前は畳張りであったこの会場を前会長がフローリングに改修したことが大きいのですよ。
私は主に集会所の利活用に力を注いでいます。

高橋さん
私は文化体育部で、町内で盆踊り大会と芋煮会の行事を担当しています。
今は当日の段取りや町内で出す売店の準備等を始めています。

盆踊り大会の今昔 

市長
会長から、自分の代で宮城野盆唄を絶やすわけにはいかないと強い使命感で取り組まれているお気持ちが伝わってきましたけれど、ここで出来たオリジナルの盆踊り、唄と踊りということで代々の会長がそう思われていたのでしょうね。

渡辺会長
毎年2日間開催していた盆踊り大会ですが、役員の高齢化に伴い、体力的にバテてしまうため、やむなく3年前から1日のみにしました。

市長
このくらいの規模の町内会で2日間やってこられたのは、聞いたことがありません。すごいですね。
今日は子どもさんたちが太鼓を叩いてくれまして、唄は宮城野区役所と一緒に作成されたCDでしたが、以前は唄い手もいたわけですね。そのようなコーディネイトもしていたのですか。

高橋さん
当時は子どもでしたのでわかりませんが、唄い手はいました。

渡辺会長
今ではCDを流していますが当時はそのような担い手もいて、けっこう有名な方にも来ていただきました。

市長
では、その頃の町内会は相当大きな世帯で構成されていたのですか。

渡辺会長
マンションが建ち、少し増えていますが、地区は同じく新寺から宮城野までの道路ぎわで450世帯です。

今後の展開について

市長
宮城野盆唄を唄える人も今では、なかなかいないでしょうから、今日ここにも来ている宮城野区役所と一緒にDVDを作ったことは、大きな動きになったのではないですか。
新聞にも取り上げられていましたし、誇らしいですね。

渡辺会長
区で実施されたアンケート結果によると、実際に4か所で宮城野盆唄の盆踊りが実施されており、今年もやりませんかと募集したところ、8か所くらいが申し出たということです。
河北新報社の企画で集まった人たちに各町内会で指導していただき、区内60か所を目標に広めていきたいと昨年から相当力を入れていただいています。

市長
子供会の方は、今日も1年生が何人かいましたが、ちゃんと覚えているのですね。
練習の時間を設けていらっしゃるのですか、上手でしたね。

氏家さん
踊りの先生が教えてくださり、夏休みのお祭り前にみんなで練習しています。
高学年の踊りを見よう見まねで覚えてくれているようです。
小さいながらも頑張らなくてはと責任を感じているのかもしれません。小学校でも広めてくれればと思っています。

市長
子どもたちもずっと踊り継いでいると先程も話がありましたが、この宮城野盆踊りをやっていることの意味合いを感じているのでしょうか。

氏家さん
はい、感じていると思いますね。
練習を嫌がる子どもはおらず、今日も集合時間よりとても早く来て踊りを楽しみにしてくれているので、とても嬉しいですね。
たぶん大きくなっても忘れないと思いますので、小さい頃に皆と一緒に踊った思い出が何かに役立ってほしいなあと思っています。

写真 盆踊りの練習風景

盆踊り練習風景

写真 盆踊りの練習風景

地域での交流について

市長
楽天球場のお膝元で楽天の選手たちや首脳陣とも良い関係を作ってこられて、共に町を盛り上げていこうというのがいいなあと他の地区の方々は羨ましく思われるかもしれませんね。
そのへんのところ、町内会の内外からはどんな声が聞かれますか。
これからの活動は、どのように展開していきたいとお考えですか。

渡辺会長
何かお手伝いできないものかと夫婦でボランティアに参加しながら、来てけさいと言って当時の球場長と地域密着課長、担当者に一番初めに来ていただき、何年か繰り返すうちに会場を使ってくださいと言っていただけるようになり、10年くらいになります。
それまでは、東華中学校前の砂利が敷いてあるバスセンター広場でやっていました。

市長
なかなかそのような関係性を作るのは難しいことだったと思うのですが、上手く会長さんのお骨折りもあり今があるのですね。

盆踊り大会の概要

市長
楽天前の広場では、今年も8月17日に盆踊り大会が行われるのですね。その準備は進んでいるのですか。

渡辺会長
踊りと太鼓の練習が3日ほどあります。
当日は18時から10分程ステージで榴岡小学校のエイッサー踊りで始まり、盆踊りを30分間、次にビールやコーラの早飲み、スイカの早食い競争といったゲーム大会30分間の後に再び盆踊りを30分間踊り、最後は抽選会をやります。
楽天球団にはあらかじめ、プレゼントの提供を頼んでおくのですが、近隣町内会の子どもたちがたくさん集まりますので喜ばれます。

市長
そうでしょうね、何人くらい集まるのですか。

渡辺会長
だいたい400~500人位集まります。

市長
サインボールやユニフォームは、宝物になりますよね。
踊りの先生方は、ずっと子どもたちにご指導されているのですか?

踊りの高橋先生
子供会役員を引き受けた時から30年になりますが、中学生が太鼓を叩くようになるなど、当時から比べて子どもの数が少なくなりましたね。
以前は小学4年生から6年生までの高学年が太鼓を担当していましたが、全体数が減り、中学生にも声掛けしています。

市長
すごくいいですね。この宮城野町会にお住まいの方は、誰でも踊れる踊りなのですか。

渡辺会長
当日は櫓を組み立て、壇上で先生には踊っていただくので、見ながら誰でも踊れると思います。

踊りの練習後も残ってくださった皆さん

最後の集合写真

写真 踊りの練習後も懇談のために残ってくださった皆さん

宮城野区内の全ての町内会で宮城野盆唄を

市長
今回は踊りのDVDも作られましたが、どのような目的だったのか教えていただけますか?

渡辺会長
せっかくこのように作っていただいた唄を廃れさせるわけにはいかないので、区内全てに広まるように助成いただき、昨年から力を入れています。
一時は存続の危機にもありましたが、将来的には区内全ての町内会で踊ってほしいという思いを込めて作っていただきました。

子ども達を見守りながら

市長
ちょっと話題が変わりますが、子どもたちをめぐる環境、子育てをめぐる環境も大きく変化しています。
是非、町内会を含めて地域の皆さんたちに子どもたちの見守りもお願いをして、それこそいじめの問題等々に対応してもらいたいと条例の施行もございました。
そういう意味では、ここの宮城野町会の取り組みは大人も子ども世代を超えてすごくいい形で進んでいるのかなあと感じたところです。
その辺で、感じていること、心がけていることがあれば、お話を聞かせていただきたいのですが。

氏家さん
学年の枠を超えて、こういう練習がありますと高学年が低学年の子の面倒を見てくれます。
子供会を卒業したOBが自ら太鼓を叩きたいと来てくれたりもします。
なかなか忙しい中学生が合間をみて来てくれるので、繋がりっていつまでもあるのだなあと嬉しく思っています。

踊りの高橋先生
私の住まいは、この町内ではないのですが、子どもの頃から毎年こちらに踊りに来ていまして、60年以上になります。昔は仮装盆踊り大会もやっていたのです。

渡辺さん
私も子どもが小さいときは子供会役員をしていましたが会員数が60人位、バス2台で出かけたものでした。当時は一軒家が多かったので家と家の付き合い、昔からの知り合いも多く、会えば挨拶をするし、おじいちゃんおばあちゃんが子どもたちを見守るのも伝統的に歴史ある町内会だと思います。
嫁に来て47~48年になりますが当時から感じています。

市長
人口がどんどん増えていく時代は、そうだったかもしれませんね。
昭和から平成に変わり令和の新しい時代になって、町の景色なり人口構成も変わってきていますけれども、変らず人と人とのつながりを大切にして子どもたちを見守り、夏はおおいに宮城野盆踊りで盛り上がり、秋は芋煮会で盛り上がると。
今日は大勢の皆さま方にお残りをいただきまして、これまでの町内会をあるいは子供会を支えてくださった皆さま方だと思いますが是非この宮城野盆踊りを広めていただけるようにお願いし、町内会が益々元気になられることをお願いしたいなあと思います。
まずは8月17日の盆踊り大会が大成功になりますようにお祈りします。
最後に誰が参加しても構わないのか確認させてください。

渡辺会長
構わないです。市長もお越しください。

市長
ありがとうございます。
今日は、お時間をいただきまして、ご準備いただいた皆さんにも感謝申し上げます。

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