更新日:2016年9月20日

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仙台市教育振興基本計画(第5章その2)

人とまちが輝き合う『学びのまち・仙台』を目指して

第4章 今後5年間の取組の基本的方向

基本的方向3 市民一人ひとりの学びの機会と活動を広げる

(6)現代社会の課題について学ぶ機会を広げる

(動向と課題)

  • 地球環境問題の深刻化や安全・安心な社会の実現の要請など、現代社会における課題が多様化している中、真に豊かな地域づくりを進めるためには、その構成員である市民一人ひとりの知恵と創意、そして主体的な行動が重要になります。
  • そのためには、学校や市民センターなどの社会教育施設において、子どもから大人まで、このような現代社会の課題について興味や関心を持つきっかけをつくり、考え、学ぶ機会を広げていくことが求められています。
  • 特に、震災により甚大な被害を受けたことを未来に向けた教訓として生かしていくことが課題となっており、市民一人ひとりが災害時に最良の行動を取れるよう、防災について学ぶ機会を広げることが求められています。

(基本的施策)

  • 【1】学校において、地域の環境資源を活用しながら、自然環境や地球環境の大切さなどを学ぶ環境教育・学習を実施します。また、自然体験活動に関する市民向け講座や、今後のエネルギー政策の方向性を踏まえたエコライフに関する市民向け講座等を開催するなど、持続可能な環境都市を支える学びの機会を広げます。
  • 【2】キャップハンディ体験*や福祉施設での職場体験・交流活動など、学校における福祉教育を推進します。また、福祉ボランティアの育成・支援などをはじめとする地域の保健福祉に関する市民向け講座を開催するなど、支え合いのまちづくりにつながる学びの機会を広げます。
  • 【3】外国語指導助手(ALT)*の効果的な活用や、留学生等との交流の機会づくりなど、学校における国際理解教育の充実に取り組みます。また、地域における国際交流や外国の文化を学ぶ市民向け講座等を開催するなど、多文化共生社会*を支える学びの機会を広げます。
  • 【4】地震・津波等の自然災害への正しい知識や、自分で考え行動する防災対応能力を身に付けるため、地域と連携しながら、各種訓練等をはじめとする学校教育活動全体を通した新しい防災教育に取り組みます。また、自助・共助の重要性、減災を基本とする防災の心構えや対処方法などを学ぶ市民向け講座や、防犯への意識を高め、地域の防犯力を高めるための講座を開催するほか、防災の観点から文化財に関する地域の言い伝えや、遺跡や地層に見られる過去の災害の痕跡などの歴史的資源を学ぶ機会をつくるなど、安全・安心な地域社会を支える学びの機会を広げます。
  • 【5】高度化し、複雑さを増す情報化社会に子どもたちが適切に対応できるよう、学校のすべての教科領域で情報活用能力の育成に努めるとともに、ネット上のいじめや犯罪といった情報化の影の部分に対応する情報モラル教育*を推進するなど、情報化社会を生きるための学びの機会を広げます。

(7)学び直しや新たなチャレンジへの支援

(動向と課題)

  • 市民一人ひとりが生涯にわたって主体的に多様な選択を行いながら人生を設計していくことができるよう、学び直しや新たな学びへの挑戦が可能な環境づくりが求められています。
  • 特に、昨今の雇用環境を踏まえた場合、社会の変化に応じた職業能力や就業能力を習得することができる機会づくりが重要となっています。

(基本的施策)

  • 【1】大学等の連携組織による市民公開講座の活動の支援や、仙台大志高等学校における科目履修生の受け入れ等により学び直しの機会を確保するとともに、大学等と連携しながら新たな学習・人材養成プログラムを開発するなど、市民の学び直しへの支援の充実を図ります。
  • 【2】市民センターにおける子育て後の再就職支援講座や、就労者向けのコーチング*等のビジネス支援講座、市立高等学校の持つ教育機能を生かした高等学校開放講座*の開催など、職業上の能力を高める学びの機会を提供します。

(8)多様な連携による多彩な学びの創出

(動向と課題)

  • 仙台には、市立の学校や社会教育施設はもちろんのこと、大学等の高等教育機関や民間施設、市民活動団体や民間企業の様々な活動など、多様な学びの資源が豊富に存在しています。
  • 市民一人ひとりの学びの機会と活動をより豊かなものにしていくためには、これらの様々な資源をつなぎ合わせ、多彩な学びの場や機会を生み出していくことが必要です。

(基本的施策)

  • 【1】ミュージアム施設が館種を越えて連携し、複数館の協働による展覧会、イベント、講座や、情報提供事業などを行う仙台・宮城ミュージアムアライアンス*により、多面的な学びの場を提供するとともに、地域に知のネットワークを広げていきます。
  • 【2】子どもたちが科学や最先端の研究成果に触れたり、様々な職業分野のプロフェッショナルから話を聞き自分の夢や将来を考えたりする機会など、学校や社会教育施設だけでは実現できない学びの機会づくりを、大学や民間企業、市民活動団体等との連携により推進します。
  • 【3】小学校を活動場所として地域住民自ら学習内容を企画・運営する社会学級の活動の支援など、学校の教育資源を活用した地域の学びの場と機会づくりに取り組みます。また、図書館職員やボランティアによるブックトークや、科学館、天文台での授業など、社会教育の資源を生かした学校教育の充実に取り組みます。

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《*を付した用語の解説》用語をクリックすると本文に戻ります

  • キャップハンディ体験
    ハンディキャップのある人の状況を擬似体験することで、ハンディキャップのある人の置かれている状況や環境、障害に対する理解を深めてもらう活動。
  • 外国語指導助手(ALT)
    外国語教育の充実と地域レベルでの国際交流の推進を目的として、学校に配置されている外国人非常勤嘱託職員。英語を母国語または公用語とする国から招致され、主に学校で英語教育や外国語活動の指導にあたっている。本市においては平成8年度より70名が配置されている。
    Assistant Language Teacherの略称。
  • 多文化共生社会
    国籍や民族などの異なる人々が、互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築こうとしながら、地域社会の構成員として共に生きていく社会。
  • 情報モラル教育 
    情報社会での行動に責任を持つことや、情報を正しく安全に利用できること、情報機器の使用と健康とのかかわりを理解することなど、情報社会で適正な活動を行うための基になる考え方と態度を身に付けさせるために行われる教育。
  • コーチング
    会話を通してその人が真に成し遂げたいことを見つけ出し、自発的に行動することを後押しするコミュニケーションの技術。
  • 高等学校開放講座
    市立高等学校の施設や人材を生かして開講している一般市民向けの講座。市立高等学校の持つ教育機能を広く地域社会に開放することにより市民に学習機会を提供している。
  • 仙台・宮城ミュージアムアライアンス
    平成21年6月に発足した共同事業体。仙台・宮城地域の様々なミュージアム施設が、専門分野を超えて協働することで、地域にとってより有益な機能を獲得していくことを目的とし共同での情報発信や連携事業などを行っている。平成24年3月現在で参画しているのは、博物館、科学館、天文台、せんだいメディアテーク、歴史民俗資料館、富沢遺跡保存館、縄文の森広場、仙台文学館、八木山動物公園、宮城県美術館、東北大学総合学術博物館及び東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館の市内12施設。

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