| 遺跡名 | : | 長町駅東遺跡 (ながまちえきひがしいせき) |
| 所在地 | : | 仙台市太白区あすと長町三丁目 (あすと長町土地区画整理事業地内) |
| 調査期間 | : | 平成20年3月28日〜12月19日(予定) |
| 調査面積 | : | 約3,000m2 |
| 調査原因 | : | 宅地造成 |
| 調査主体 | : | 仙台市教育委員会 |
| 調査担当 | : | 仙台市教育委員会文化財課 (株)シン技術コンサル |
40街区関係の発掘調査は、平成17年から行ってきました。これまでの調査で、街区内を北西方向から南東方向に延びる河川跡により形成された窪地状の地形があることが確認されました。
竪穴住居跡は河川跡より東側の標高の高い面に造られ、西側の低い面からは確認されていないことから、こうした地形が竪穴住居の配置に影響を与えていて、この周辺が長町駅東遺跡の集落の南端になっている可能性が考えられます。
○竪穴住居跡
大きさや形に色々な種類があります。今回の調査では316号が最も大きく、長い辺で約8.2mあります。この住居跡は西側に拡張されていることが確認されました。竪穴住居跡溝跡288号竪穴住居跡(南から)316号竪穴住居跡(南から)321号竪穴住居跡(東から)
○溝跡
竪穴住居跡を切って造られていることから、住居跡よりも新しい時期の溝跡と考えられます。今回の調査ではこういった溝跡が7条発見されていますが、いずれも性格などについては分かっていません。
今年度の調査成果 今回の調査では、約1300年前の竪穴住居跡30軒以上・溝跡などが発見されました。調査区の西側に位置する河川跡により形成された地形と竪穴住居跡の配置や方向との関係がよく分かります。 |
長町駅東遺跡の集落
大小様々な300軒以上の竪穴住居跡が、重なりながら密集しています。最大で8軒が重なりあっているところもあります。調査の結果、これらの住居跡は郡山遺跡に官衙が造られた時期を中心とする、100年前後の間に次々と造られていることが明らかになりました。

○283号竪穴住居跡の構造
全体の掘り込みは方形で、床面は土を貼って仕上げられています。壁際には板などの壁材を立てるための周溝が巡っています。主な柱穴は4個が配置され、壁には調理のためのカマドが造り付けられています。カマドは、土を固めて煮炊きをするための本体(燃焼部)をつくり、その後方に屋外へと煙を出すためのトンネル(煙道部)を掘り込んでいます。カマドの横には水や食料などを保管するための貯蔵穴が掘り込まれています。
柱の痕跡が残る柱穴
柱の痕跡が残る柱穴 柱穴の断面や底面に柱の痕跡が検出されることがあります。また、柱の下に石を置いている例なども認められます.
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| 316号住居跡の柱穴 |
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| 出典:福島県文化財センターHP『まほろん』 |
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○竪穴住居跡の復元例
上の写真は、長町駅東遺跡のものとほぼ同時期の竪穴住居跡を復元した例です。福島県文化財センター白河「まほろん」にある体験広場に復元されている「奈良時代の家」で、福島県矢吹町の上宮崎A遺跡の竪穴住居跡をモデルにしています。古代の人々はこのような家に住み、生活をしていました。
| 仙台市教育委員会文化財課 電話:022-214-8892〜4 FAX:022-214-8399 E-mail:kyo019320@city.sendai.jp |
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