更新日:2016年9月20日

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第3章分野別計画 第1 1

基本構想の都市像の実現に向けて取り組むべき本市の全施策分野を、都市像との関連に着目して2つに分類し体系化するとともに、施策体系ごとに動向と課題・基本目標・基本的施策を示します。

体系の第1は、「未来を育み創造する学びの都」「支え合う健やかな共生の都」に関連する「学びの都・共生の都の実現を目指す分野」、第2は、「自然と調和し持続可能な潤いの都」「東北を支え広く交流する活力の都」に関連する「潤いの都・活力の都を目指す分野」とします。

学びの都・共生の都の実現を目指す分野

1 学びや楽しみを多様な創造につなげる都市づくり

  • (1) 学びの資源を生かしたまちづくり
  • (2) 子どもたちが自ら学び成長する教育環境づくり
  • (3) 文化芸術やスポーツを生かした都市づくり

2 健康で安全に安心して暮らすことができるまちづくり

  • (1) 心身ともに健康な暮らしづくり
  • (2) 災害に強い都市づくり
  • (3) 安全・安心な暮らしづくり

3 ともに生き自立できる社会づくり

  • (1) 誰もがともに生き自己実現できる環境づくり
  • (2) 安心して子どもを生み育てることができるまちづくり
  • (3) 高齢者が元気で安心して暮らすことができるまちづくり
  • (4) 障害者が安心して自立した生活を送ることができるまちづくり

潤いの都・活力の都の実現を目指す分野

1 自然と調和し持続可能な環境都市づくり

  • (1) 低炭素・資源循環都市づくり
  • (2) 自然と共生する都市づくり

2 魅力的で暮らしやすい都市づくり

  • (1) 機能集約型市街地づくりと地域再生
  • (2) 公共交通中心の利便性の高い交通体系づくり

3 成熟社会にふさわしい魅力・活力づくり

  • (1) 都市の個性を伸ばす仙台の魅力づくり
  • (2) 暮らしや雇用を支える地域経済の活力づくり

第1 学びの都・共生の都の実現を目指す分野

 1 学びや楽しみを多様な創造につなげる都市づくり

(施策の体系)

1学びや楽しみを多様な創造につなげる都市づくりの施策の体系

(1) 学びの資源を生かしたまちづくり

(動向と課題)

  • 仙台には、歴史や文化などの蓄積されてきた資源や市民発のさまざまなイベントなど、貴重な資産があります。
  • 成熟社会を迎え、人々の価値観が量の重視から質の重視に変わる中、真の豊かさを実現するために、学習や体験、遊びなどを通した学びの環境が求められています。
  • 市民主体の地域づくりに向け、地域の資源の活用や課題の解決につながる学びの機会のさらなる充実が求められています。
  • 仙台は、人口に占める教員や学生の割合が高く、学都の資源を生かしたまちづくりが求められています。
  • 仙台は東北の中枢都市として大学などや企業が集積し、多くの若者が集まる環境にあります。若者が、家庭や学校で蓄積してきた知恵や知識を広げ、社会に主体的にかかわり、行動する力を培うことが求められています。

(基本目標)

  • 仙台の個性であるまちの資源を生かし、学びの環境づくりを進め、市民や訪れた人が学びを楽しみ豊かな時間を過ごすことができる、まち全体が一つのミュージアムとなる「ミュージアム都市」を構築していきます。
  • これまで培われてきた知的資源を維持・発展させ、学びを新しい学都づくりに生かしていきます。
  • 学生を中心とする若者の力を培い、若者の主体性や行動力を生かしたまちづくりを進めます。

(基本的施策)

[1] 歴史文化を生かしたミュージアム資源の創出と情報の発信

  • 歴史的資源や都市景観、里山や田園、海浜、河川などの自然、居久根や名木・古木などの緑、生活文化など、多様な地域資源を市民が発掘し、学びの資源に発展させる活動を支援します。優れた資源はミュージアム資源としての認定を進め、活用に向けて広く情報を発信していきます。
  • 歴史的な建造物や店舗の一角などを活用して歴史の紹介やアート作品の展示などを行う「まちかどミュージアム」の活動を支援します。
  • 陸奥国分寺跡や陸奥国分尼寺跡、郡山遺跡などの貴重な文化財の保全を進めるとともに、歴史や文化に親しめる場としての活用を図ります。
  • 歴史文化施設の連携や文化財サポーターの育成など、仙台の歴史や文化を学ぶ機会の充実を図ります。
  • 仙台城跡について、市民や観光客が親しみ学ぶことができるよう、歴史的・文化的空間としての整備を進めます。
  • 学びの場となるさまざまな施設や四季折々のイベントなど、ミュージアム都市の資源の情報発信の充実を図ります。
  • 創造的人材のアイデアや技術を生かし、学びの資源をより魅力的に磨き、発信していきます。
  • ミュージアム都市に関するホームページを開設するなど、市民や仙台を訪れる人に対し、仙台の学びの資源や楽しみ方などの最新の情報を効果的に発信します。

[2] 多様な学びの拠点の充実

  • ミュージアム都市づくりを推進するため、学びの拠点となるさまざまな施設の機能の充実を図ります。
  • 市民センターについて、多様なニーズに対応した学びや交流、地域の活動の拠点としての機能の充実を図ります。
  • 泉岳少年自然の家を改築整備し、集団宿泊活動や、自然体験・野外活動の支援の充実を図ります。
  • 動物園について、動物のいきいきとした行動を引き出す展示を工夫するとともに、施設のリニューアルなどを図り、魅力ある動物園づくりを進めます。
  • 市民が生涯を通じて学ぶことができるよう、博物館や科学館などの機能の充実を図ります。
  • せんだいメディアテークにおいて、美術や映像などを複合的に利用した事業を展開するなど、市民が創造性を育む機会の拡大を図ります。
  • 青年文化センターや区文化センターにおける活動を推進するなど、文化芸術を通じた学びの機会の充実を図ります。
  • 図書館について、レファレンス機能の強化や、地域情報の蓄積・発信などを進めるとともに、高齢者や障害者、外国人などへのサービスの充実や、身近な市民センターでの図書サービスの拡充に取り組みます。
  • 生涯学習施設について、市民が利用しやすいよう、開館日や開館時間、施設運営の見直しに取り組みます。

[3] 学びを楽しむことのできる環境整備

  • (仮称)国際センター駅周辺地区において、仙台城跡や博物館、青葉山公園、西公園などの多様な歴史的・文化的資源や自然環境との連携を図りながら、ミュージアム機能、コンベンション機能、観光交流機能を強化し、新たな魅力を創造し発信するシンボルゾーンの形成を進めます。
  • アンパンマンこどもミュージアムの活用、水族館の実現推進、新しい音楽ホールの整備推進などに取り組み、広域的な交流を広げ、さまざまな世代が楽しみながら学ぶことができるミュージアム都市としての資源の充実を図ります。
  • 市民とともにミュージアム都市づくりを進めるための体制を整備し、関連事業の総合的な推進を図ります。
  • 仙台・宮城ミュージアムアライアンスの活動を充実するなど、多様な学びの場のネットワーク化を進めます。
  • 城下町としての歴史や文化、杜の都の自然など、多様な観光資源と連携を図りながら、学びをテーマとするツーリズムを促進します。
  • 歴史的・文化的資源の保全や発信、まつりやイベントなどの地域資源の運営や発信に取り組むNPOやボランティア団体、地域団体などの連携を促進し、学びの資源の魅力向上や新たな学びの機会の創出を図ります。
  • 学びの成果を活用し、学びの活動を広げるボランティアを育成するとともに、その活躍の場を広げるための仕組みづくりを進めます。

[4] 大学等と連携したまちづくり

  • 学都仙台コンソーシアムなどを生かし、大学間の連携を深め、市民公開講座の活動を支援するなど、知的資源を生かしたまちづくりを進めます。
  • 大学などの教育施設や研究成果などを市民の学びの資源として提供する活動を支援するとともに、市民と研究者の交流を促進し、新たな連携や価値の創造につなげていきます。
  • 大学、地域、区役所が連携する地域ネットワークの構築を図り、大学などの知的資源を生かしたまちづくりを進めます。
  • 大学などの人材や研究開発を生かし、健康福祉サービスや省資源・省エネルギー型のシステムなど、次世代を見据えた技術開発を図ります。
  • 大学などのネットワークを活用したコンベンションの誘致や世界に向けたシティセールスを促進します。

[5] 若者の力を生かしたまちづくり

  • 地域や大学などとの連携を図りながら、学生の地域活動やボランティア活動への参加を促し、地域と学生が連携することのできる仕組みづくりを進めます。
  • 若者とさまざまな世代の市民との交流や、若者と地域との協働事業を促進し、それらの情報を発信するとともに、若者の活動が積極的に評価される仕組みづくりを進めます。
  • 学生を中心とする若者のインターンシップなどによる経済活動や地域活動への参加を促進し、若者の力を育み、まちの活力づくりにつなげていきます。
  • 若者が地域への関心を高め、市民活動に取り組めるよう、市民センターなどにおいて、各種の事業を展開します。

(2) 子どもたちが自ら学び成長する教育環境づくり

(動向と課題)

  • 社会経済状況の変化が激しい中、子どもたちが社会でたくましく生きていくための力の育成が求められています。
  • 核家族化や高度情報化の進展、親の意識の変化などにより、家庭の教育力の低下、子どもと地域社会とのつながりの希薄化が危惧される中、子どもたちの「生きる力」を育むために、家庭・地域・企業・学校の連携による家庭と地域社会の教育力の向上が求められています。

(基本目標)

  • 次世代を担う子どもたちが、健やかに成長し、将来社会の中でたくましく「生きる力」を身につけることのできる教育環境づくりを進めます。
  • 子どもたちが、さまざまな機会・場所で自発的に学ぶことのできる環境づくりを進めます。
  • 家庭・地域・学校が、連携し協力し合う豊かな教育環境を創出します。

(基本的施策)

[1] 生きる力を育む学校教育の充実

  • 子どもたちが社会でたくましく生きていくことができるよう、児童生徒の学力の的確な把握・分析、教育指導の充実、少人数学習の推進などにより、基礎的知識の習得、応用力の育成、学習意欲の向上を図り、確かな学力の育成に取り組みます。
  • 同一中学校区の小中学校において、家庭・地域・学校の連携モデルの構築を進め、義務教育9年間を通して、たくましい子どもの育成を図ります。
  • 情報通信技術を活用して魅力ある授業に取り組むとともに、子どもたちの情報活用能力の育成を図ります。
  • 健やかな体の育成に向けて、1日3食をバランスよく食べる食習慣、体力向上につながる運動習慣、早寝早起きなどの規則正しい生活習慣の確立に向けた総合的な取り組みを進めます。
  • スクールカウンセラーや、さわやか相談員などを各学校に配置するとともに、適応指導センターなどによる不登校児童生徒に対する支援など、児童生徒の心の悩みや問題の解決を図ります。
  • 指導補助員による学校生活の支援など、障害のある児童生徒の教育の充実を図ります。
  • 老朽化した学校給食センターの建て替えや、食物アレルギー対応食の提供を進めるなど、学校給食提供環境の向上を図ります。
  • 学校の過大規模校化や老朽化などに対応した学校施設の整備を推進するとともに、学校の一定規模確保に向けた取り組みを進めるなど、子どもたちにとってより充実した教育環境づくりを進めます。
  • 教職員の資質・能力の向上を図るとともに、教職員が子どもとしっかりと向き合えるよう、学校事務の効率化と適正化を進めます。

[2] 子どもたちの多様な学びの場となる体験機会の充実

  • 子どもたちが自立した社会人となるための力を育むため、生き方講話や職場体験活動を実施するなど、仙台自分づくり教育を推進します。
  • 放課後子ども教室等による地域活動体験や、泉岳少年自然の家等における自然体験など、子どもの多様な体験機会の充実を図ります。
  • 自然環境や地球環境の大切さを学ぶ環境教育や、外国語指導助手(ALT)の効果的な活用による国際理解教育、防災訓練等を通じた防災教育、情報化の影の部分へ対応する情報モラル教育など、現代社会の課題を学ぶ機会を広げます。
  • 市立高校、中等教育学校の各校の目的に沿ったキャリア教育を充実するなど、特色ある高校教育、中高一貫教育を推進します。
  • 子どもたちが科学や最先端の研究成果に触れる機会、社会の課題や多様な文化を学ぶ場の充実を図ります。
  • 子どもが読書に親しむ機会を幅広く提供し、子どもの読書環境の充実を図るなど、家庭・地域・学校・図書館・ボランティアなどが連携しながら、子どもの読書活動を推進します。

[3] 子どもたちの成長を応援する地域づくり

  • 子育て講座や各種の教育相談などの取り組みにより、家庭におけるしつけや生活習慣づくりを支援するとともに、地域において親子や子育て家庭同士がともに学び、ふれあいを深める機会を充実します。
  • 学校支援地域本部や学校評価の充実などにより、家庭・地域・学校が児童生徒の現状や課題の認識を共有しながら、地域ぐるみで豊かな教育環境をつくる取り組みを進めます。
  • 小学校を活動場所とする社会学級の活動や、余裕教室を地域の学習拠点とする活動を支援するとともに、学校施設の地域開放を進めるなど、教育施設の地域における有効活用を図ります。
  • 地域住民やPTAなどからなる学校ボランティア防犯巡視員の支援・育成など、家庭・地域・関係機関・企業・学校が連携し、児童生徒の安全確保に向けた取り組みを進めます。

(3) 文化芸術やスポーツを生かした都市づくり

(動向と課題)

  • 多様な分野のまちづくりにつながる創造性を生み出す文化芸術に市民が親しめる環境が求められています。
  • 健康づくりへの意識や関心が高まる中、スポーツを通じた健康づくりが求められています。

(基本目標)

  • 都市の個性と市民の創造性を生み出す文化芸術の振興を図ります。
  • 都市の魅力となり、市民の生涯を通じた健やかさの源泉となるスポーツの振興を図ります。

(基本的施策)

[1] 市民の創造性を生かす文化芸術の振興

  • せんだい演劇工房10-BOXを中心として、創造性の向上や伝統文化の継承に資する市民主体の舞台芸術の振興を図ります。
  • 都心を会場としたアートイベントの開催や、身近な場所にアーティストが出向いて活動を行う訪問型文化芸術の振興、仙台ジュニアオーケストラの支援、古典芸能の普及などを進め、市民が文化芸術に親しむとともに、創造性を発揮できる機会の創出を図ります。
  • 仙台発の芸術作品に市民が親しめる機会の充実を図るとともに、創造的文化活動の拡大と交流を促進します。
  • 文化芸術の創造・鑑賞など市民の文化活動の拠点として整備している文化センターを計画的に改修・修繕するとともに、(仮称)宮城野区文化センターを整備し、市民交流の促進と地域文化の振興を図ります。
  • 若い音楽家のための仙台国際音楽コンクールや手軽にクラシック音楽を楽しめる仙台クラシックフェスティバルの開催、仙台フィルハーモニー管弦楽団の活動支援など、市民が芸術に親しめる機会を充実します。

[2] 市民の健やかさを生み出すスポーツの振興

  • すべての市民がライフステージに応じてスポーツに親しむ機会の拡大を図り、心と体の元気を育むことのできる環境づくりを進めます。
  • 地域スポーツ活動団体の支援や指導者の育成など、スポーツを通じた市民相互の交流を促進します。
  • 市民センターなどを活用したスポーツイベントの開催や、サークル活動への支援など、スポーツを通じた地域の交流を進めます。
  • 多様化するスポーツのニーズに合わせた環境整備を進めるとともに、市体育館や泉総合運動場などを計画的に改修するなど、スポーツを楽しむ環境の充実を図ります。
  • 仙台に本拠地を置くサッカー・野球・バスケットボールなどのプロスポーツの振興や、さまざまなスポーツの国際大会・全国大会の開催など、市民がスポーツに親しむことのできる機会を充実します。

お問い合わせ

まちづくり政策局政策企画課

仙台市青葉区国分町3-7-1市役所本庁舎3階

電話番号:022-214-1245

ファクス:022-214-8037