更新日:2016年9月20日

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第3章分野別計画 第2 2

第2 潤いの都・活力の都の実現を目指す分野

2 魅力的で暮らしやすい都市づくり

(施策の体系)

2魅力的で暮らしやすい都市づくり

(1) 機能集約型市街地づくりと地域再生

(動向と課題)

  • 人口減少社会を迎える中、地球環境にも配慮し、自動車に過度に依存しない鉄道などの公共交通を中心とした集約型の市街地形成が求められています。
  • 都心は東北全体を支える交流拠点として、泉中央地区や長町地区は市民や都市圏住民の活動拠点として、それぞれ大きな役割が求められています。
  • 地下鉄東西線は、研究や産業、文化、レクリエーションなどの多様な機能を結び、新しい価値を創造する大きな役割が求められています。
  • 郊外区域や集落においては、生活基盤の機能低下やコミュニティの衰退などの課題への計画的な対応策が求められています。

(基本目標)

  • 市街地ゾーンについては、拡大抑制を基本として、それぞれの地域特性に応じた土地利用を進めます。
  • 新しい都市活力や魅力を生み出す都心や拠点に都市機能を集約するとともに、機能集約型の都市構造の基軸となる「都市軸」の形成を図ります。
  • 鉄道沿線区域については、交通利便性を生かし、生活機能の充実を図ります。
  • 工業・流通・研究区域については、将来的な動向などを踏まえ、それぞれの機能の一層の集積を図ります。
  • 郊外区域については、地域の特性や課題に応じた生活環境の改善を図る地域再生に向けた取り組みを進めます。
  • 農業集落などについては、農業施策をはじめとする関連分野と連携して、地域の活性化と生活環境の維持に向けた取り組みを進めます。

(基本的施策)

[1] 都市の活力を生み出す都心の機能の強化・充実

  • 「都心」においては、東北や都市圏の交流の拠点として、商業・業務機能や国際交流機能、文化・芸術機能、居住機能などの多様な都市機能と交通環境が調和して、相乗的に都市活力を生み出す都市基盤の強化・充実を図ります。
  • 土地区画整理事業、市街地再開発事業、優良建築物等整備事業などにより、都市基盤整備と土地の高度利用、市街地環境の改善に取り組むとともに、風格ある都市景観を形成し、東北の中枢にふさわしい仙台の顔づくりを進めます。
  • 地下鉄東西線の整備に合わせ、仙台駅西口駅前広場や東西自由通路の再整備に取り組むなど、仙台駅東西の連絡機能を強化するとともに、東北の玄関口にふさわしい交通結節機能の充実を図ります。
  • 中心部商店街においては、東北の商業機能の中核にふさわしい、魅力を高め、集客力を向上する取り組みを進めます。
  • 青葉通の再整備や定禅寺通のケヤキ並木の保全など、都心の緑の充実を図ります。
  • 防災性の向上、環境負荷の低減、新たな需要への対応などの観点から、既存建物の改修・更新を促進します。

[2] 拠点の機能の強化・充実

  • 泉中央および長町地区の「広域拠点」においては、都心との機能分担や連携を図りながら、都市機能の強化・充実を図ります。
  • 泉中央地区においては、商業・業務施設による土地の有効利用や高度利用を誘導するとともに、泉中央駅を中心に回遊性の向上や快適な都市空間の形成を推進するなど、都市圏北部の生活拠点にふさわしい魅力的で個性のある都市機能の集積を進めます。
  • 同地区においては、都市圏北部に進む自動車関連産業等の集積などを踏まえ、交通結節機能の強化を図るとともに、生活利便性を生かし、中高層の集合住宅などの都市型居住を促進します。
  • 長町地区においては、土地区画整理事業により都市基盤を整備するとともに、充実した交通結節機能と都市基盤の特性を生かし、多様な用途が融合する施設の立地を誘導するなど、都市圏南部の生活拠点にふさわしい魅力的で個性のある都市機能の集積を進めます。
  • 同地区においては、新市立病院の建設と合わせ、地域医療機能の強化を図るため、関連施設の立地を誘導するとともに、生活利便性を生かし、中高層の集合住宅などの都市型居住を促進します。
  • 仙台塩釜港周辺の「国際経済流通拠点」においては、港湾機能の強化と連携し、国際的な経済・物流・交流機能の集積を推進するとともに、スポーツやレクリエーションなどが楽しめる総合公園として高砂中央公園を整備します。また、同地区に集積している商業施設などとの連携により、賑わいや交流を創出する施設の立地を誘導します。
  • 青葉山周辺の「国際学術文化交流拠点」においては、東北大学青葉山キャンパス整備の支援や、産学官連携による研究開発施設の形成推進など、国際的な学術文化・交流機能を充実します。また、(仮称)国際センター駅周辺地区において、歴史や文化、自然環境などを生かしながら、コンベンション機能やミュージアム機能の強化に取り組み、広域的な交流機能の充実を図ります。

[3] 都市構造の基軸となる都市軸の形成

  • 地下鉄南北線および東西線沿線においては、都心・拠点などと連携し機能集約型の都市構造の基軸となり、新たな価値を生み出していく十文字型の「都市軸」を形成するため、駅を中心として、土地区画整理事業や市街地再開発事業などにより、都市基盤を整備し土地の高度利用を図るとともに、地域特性にあった都市機能の集積を進めます。
  • 地下鉄東西線沿線においては、南西部の既成市街地、西部の大学のキャンパスが広がる青葉山、広瀬川に囲まれた国際センター周辺地区、国内外からの玄関口となる仙台駅周辺の都心、本市の産業を支える卸町や六丁の目地区、東部の中心となる(仮称)荒井駅周辺地区など、それぞれの地域特性や多様な資源を生かし、良好な居住環境や学術文化、業務・流通などの都市機能の集積を図り、市民とともに駅周辺にふさわしいまちづくりを進めます。
  • 地下鉄東西線の整備によって新たに形成される東西都市軸においては、高付加価値産業の集積や、中心部商店街の活性化、ミュージアム機能・観光機能・コンベンション機能の強化などにつなげる多様な取り組みの展開を図ります。
  • 地下鉄南北線沿線においては、広域拠点を補完する都市機能を誘導するとともに、駅周辺の良好な居住環境の形成や土地の有効活用、交通結節機能の改善など、すでに集積されている都市機能の強化・充実を図ります。

[4] 良好な市街地の形成と郊外区域等の再生

  • 鉄道沿線区域においては、鉄道を中心とした交通利便性を生かし、土地の高度利用を促進するなど、魅力ある市街地の形成に取り組むとともに、生活利便施設の集積を誘導し、生活環境の向上を図ります。
  • 工業・流通・研究区域においては、国際的、広域的な産業機能や研究開発機能のさらなる集積を進めるとともに、産業構造の変化に対応した地域産業機能の集積を図ります。
  • 地域の状況に応じ土地区画整理事業などにより都市基盤を整備し土地の高度利用を図り、魅力ある市街地の形成を進めるとともに、地区計画などによる地域特性を生かした土地利用を図ります。
  • 大規模施設跡地などの土地利用については、都市の魅力を高めるとともに、周辺地区と調和のとれた土地の有効活用を図ります。
  • 市民のライフスタイルやライフステージに応じて、多様な住み替えのニーズに対応した住み替え支援制度の構築を進めるとともに、住み替えに関する制度や資産を活用した制度の普及促進などにより、円滑な住み替えの支援を推進します。
  • 郊外区域においては、地域の既存施設や空き店舗などを活用した生活利便施設や地域活動拠点などへの利用転換を進めるなど、生活を支える都市機能の維持や良好な生活環境の形成を図ります。
  • 郊外区域のうち特に地域活動や生活利便性の低下が懸念される地域においては、土地利用や住宅、交通、福祉、コミュニティなどのさまざまな分野の連携を図りながら、市民とともに、土地や住宅、店舗などの既存ストックを循環的に活用するなど、地域資源を生かした活力ある地域づくりと、生活環境の維持・改善に向けた取り組みを進めます。
  • 都市部と農業集落の交流・連携を強化し、農産物の高付加価値化や農商工連携を進めるなど、農業の振興を図ります。
  • 農業集落などにおいては、日常生活に必要な機能や地域交通の確保など、生活環境のあり方を市民とともに検討し、その維持・改善に向けた取り組みを進めます。

(2) 公共交通中心の利便性の高い交通体系づくり

(動向と課題)

  • 機能集約型の都市構造の形成に向け、地下鉄東西線開業を見据えた公共交通中心の交通体系が求められています。
  • 低炭素社会への要請が高まる中、自動車に過度に依存した社会からの転換が求められています。
  • 歩行者や自転車利用者などに配慮した都心の交通環境が求められています。
  • 高齢化が進展する中、買い物や通院など日常の移動手段の確保が求められています。
  • 市街地拡大を前提とした道路ネットワークの見直しが必要となっています。

(基本目標)

  • 鉄道が中心となり、バスがそれに結節する、公共交通中心の交通体系の構築を図ります。
  • 都心の交通環境の改善を図るとともに、地域に根ざした持続可能な生活交通の確保に向けた取り組みを進めます。
  • 都市の活力を支え市民生活を向上させる道路ネットワークについて、優先順位を明確にしながら、効果的な整備を進めます。

(基本的施策)

[1] 鉄道にバスが結節する公共交通ネットワークの構築

  • 持続可能な都市の形成に向け、定時性・速達性に優れ環境負荷の小さい鉄道を公共交通体系の中心とするため、地下鉄東西線の整備を推進し、地下鉄南北線およびJR線と合わせて鉄道ネットワークの構築を図ります。
  • 地下鉄東西線の整備に合わせ、地域特性を踏まえながら、鉄道と連携したバス路線の再編を進めるとともに、鉄道が利用しにくい一部の地域などにおいては、定時性・速達性に優れたバス路線の導入を推進します。
  • 地下鉄東西線の整備に合わせ、仙台駅西口駅前広場の再整備など、仙台駅周辺の交通結節機能の強化を図ります。
  • 鉄道への乗り継ぎ利便性を高めるため、駅前広場やパークアンドライド駐車場の整備など、結節機能の強化を図ります。
  • 鉄道の利用圏域の拡大や安全性の向上などを図るため、新駅の設置や一部区間の高架化など、既存鉄道の機能強化を検討します。
  • 利用しやすい運賃の導入に取り組むとともに、利便性を高めるIC乗車券の導入や、せんだいスマートの推進を図るなど、公共交通の利用を促進します。
  • 既存の鉄道駅やバス車両のバリアフリー化や機能の高度化、バス停環境の改善などを進め、公共交通の利用環境の改善を図ります。

[2] 便利で安全な交通環境の構築

  • 歩行空間の段差解消やバリアフリーの推進など、歩行者が安心して移動できるよう、都心環境の改善を図ります。
  • 自転車の利用を推進するため、都心や鉄道駅を中心としたエリアにおいて、歩行者などの安全と両立を図りながら、新たな推進策の検討や利用環境の改善、駐輪場の整備などに取り組みます。
  • 駐車施設の増加抑制や共同荷さばき駐車施設の設置など、都市内物流の効率化の検討を進め、都心の交通環境の向上を図ります。
  • 路線バスの維持のために、住民・利用者、バス事業者、行政の協働による仕組みの構築を図ります。
  • 路線バスの運行サービスが不十分な地区などにおいては、協働による乗合タクシーなど、地域に根ざした持続可能な生活交通の導入を図ります。

[3] 都市活動を支える道路ネットワークの構築

  • 自動車に過度に依存しない公共交通を中心とする交通体系を支えるとともに、産業活動など都市の活力を支える道路ネットワークについては、優先順位を明確にし、計画的な整備を進めます。
  • 地下鉄東西線に関連する道路、駅前広場や鉄道駅へのアクセス道路、バス路線の機能を強化する道路などについて、優先的な整備を進めます。
  • 交流・物流を支え地域経済の成長を促進する道路などについて、優先的な整備を進めます。

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