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彫刻のあるまちづくり

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彫刻のあるまちづくり

杜の都と彫刻

仙台市の彫刻のあるまちづくり事業は、昭和52年度に仙台市制施行88周年記念事業として始まり、街の緑の空間に彫刻を配置し、芸術性豊かで文化の薫るまちづくりを推進してきました。

平成13年3月までに、第1期12作品、第2期12作品を設置し、24年間にわたり1年に1作品ずつ設置してきた彫刻のあるまちづくり事業が完了しました。

この事業では、学識経験者からなる「仙台市彫刻のあるまちづくり委員会」の審議報告に基づいて、先ず設置する場所を選定し、次に設置する場所にふさわしい作風の彫刻家を選定します。選定された彫刻家は、現地を視察してから作品を構想し、制作案を作成します。さらに模型による現地シミュレーションを実施し、作品を決定します。この現地オーダーメイド方式は、都市空間に調和した彫刻設置方法として多くの市町村の参考となり、「仙台方式」と呼ばれています。

これらの手順を経て設置された彫刻は、新たな美の創造として市民に親しまれ、杜の都仙台の伝統に基づいたまちづくりの象徴ともなっています。


彫刻のあるまち仙台

彫刻は、立体で表現された空間芸術ですから、それ自体がひとかたまりとして存在するだけではなく、その周辺にも新たな空間を創っています。いろいろな方向から見て、変化する空間の美を感ずることもできます。仙台のまちに設置された彫刻は、緑に囲まれたその場所にふさわしい彫刻を特別注文して制作したものです。杜の都仙台には、緑と彫刻が彩る新たな都市空間が生まれてきているのです。

日本での彫刻の歴史は、近世まで仏像を中心とした木彫がその伝統的なとらえ方でした。生活空間や公共の場所に彫刻を置いて鑑賞することは、明治時代以降のものと言えます。日本の野外彫刻は、銅像がその始まりで、戦前までは、著名人の銅像が公園や広場に建てられていました。新たな造形物が公共空間に設置されるようになったのは、昭和30年代後半頃からのようです。各地の野外彫刻展が定期的に開催され、多くの野外彫刻が設置されるなど、大きな変化が起こりました。

その中にあって景観に調和した彫刻の設置が強く求められてきています。「仙台方式」と呼ばれる彫刻の現地オーダーメイドの設置方法が高い評価を得ているのは、まさにこの都市空間に配慮した設置方法だからなのです。彫刻が市民に身近なものとなってきている現在、この「仙台方式」を引き継ぎ、さらに深めていくことが重要となっています。


彫刻のあるまちづくり事業(第1期)

【杜と彫刻】作品一覧
Sculpture and Foliage 

彫刻、緑の風の画像
「緑の風」 

1「緑の風」
Green Breeze
佐藤忠良
ブロンズ228x100x67.5cm
台原森林公園


→せんだいくらしのマッップ 台原森林公園(別ウィンドウで開きます)



-緑の街・仙台-私はすぐ、透明で爽やかな緑の微風が、身体のまわりを過ぎてゆく街のことを思います。
台原森林公園の高台を作品の場として与えられたとき私は、あの緑濃き稜線と池と花壇から流れてくる透明な風に向かって立つ、若くて健康な女性を作ろうと考えました。

佐藤 忠良



彫刻、茉莉花の画像
「茉莉花」 

2「茉莉花」
Jasmin
舟越 保武
ブロンズ220x78x61cm
台原森林公園


→せんだいくらしのマッップ 台原森林公園(別ウィンドウで開きます)



白い花びらをつけて、気品ある香りをただよわせる茉莉花、音感も快いリズムをもつ。
制作にも、この花のように清純で毅然としたものをとの思いがあった。
東北の太陽の澄んだ光の下で、この立像が美しく力強くあってほしいと願っている。

舟越 保武


彫刻、夏の思い出の画像
「夏の思い出」 


3「夏の思い出」
Memories of Summer
エミリオ・グレコ
ブロンズ230x110x72cm
定禅寺通緑地


→せんだいくらしのマッップ 定禅寺通緑地(別ウィンドウで開きます)



踊り子は生長しはじめる、寒気は無慈悲、ゼラニウムやユウカリ、香りをはなつレモンの葉は枯れた、 枝の上に干からびた果物だけを残してこの厳しい寒さ、 しかし空は晴れて来た枯れた小枝にも新芽は再び出て来る、 喜びと生まれかわる生命の歌のように私の踊り子も生長しはじめる、 その身体はしなやか、その手は心を語る青空の中にそびえ・・・

エミリオ・グレコ


彫刻、杜のうたの画像
「杜のうた」

4「杜のうた」
Song of the Forest
ジョージ・蔦川
ブロンズ427x167x167cm

榴岡公園

→せんだいくらしのマップ 榴岡公園(別ウィンドウで開きます)



榴岡公園の噴水彫刻は、草花や樹木からヒントを得たフォルムですが、すべての植物が天に向かって伸びて行くその生命を支えるのは水であり、太陽の光であるこの絶え間ない水の循環とそれに伴う色とか音の複雑な変化に自然の美とミステリーを表現するものです。
この噴水のリズムは、水が湧き出る、溢れる、噴き上げる、又は水が噴射し交錯してプール一面に飛躍して、ブロンズの彫刻と一致したハーモニーを産み出すものです。


ジョージ・蔦川


彫刻、水浴の女の画像
「水浴の女」


5「水浴の女」
A Bathing Women
ヴェナンツォ・クロチェッティ
ブロンズ250x119x67cm
定禅寺通緑地


→せんだいくらしのマップ 定禅寺通緑地(別ウィンドウで開きます)



・・・一つの作品を実際に創り上げる様にさせる原因は多く、又いろいろと違うと思います。思いつきが、何か生命の現れと遭遇した時突然浮かんでくることがあり得ますし、又は何年間も心の中で熟してきている事もあります。
・・・芸術作品は、詩的な内容と形態的要素とで成立つものですから、一つの作品の効果は、主にこれらの二つの価値を如何に割り当てるかという作家の手腕による・・・

ヴェナンツォ・クロチェッティ



彫刻、風の音の画像
「風の音」

6「風の音」
Sound of the Wind
山本 正道
ブロンズ247x230x100cm
野草園(大年寺山公園)

→せんだいくらしのマップ 野草園(別ウィンドウで開きます)




少年の頃、僕にとって木はいつも身近な仲間だった。家の前に大きな楠の木があり、その頂に登って遠くを眺めると繁った葉の間から遥かに海が光ってみえる、そんな自然の広がりに心が躍るのだった。今も空に向かって枝を大きく伸ばした木の下を通る時、ふっと遠い日の思い出が心に蘇って来る。

山本 正道



彫刻、ふたりの画像
「ふたり」


7「ふたり」
Two Women
朝倉 響子
ブロンズ120x320x110cm
西公園


→せんだいくらしのマップ 西公園(別ウィンドウで開きます)



私のなかで、長い時間、遠くの風景として見ていたのかも知れない二つのフォルムが、広い空間のなかに立ったとき、ふいに近づいてきて、新しい展開を始めました。
ふたりのなかのひとり、ひとりのなかのふたりというイメージがよぎったとき、このタイトルにつながりました。「ふたり」が、昼と夜、空と山のはざまの、うつろいゆく時空のなかで、時として、語らい、自由にふれあうことを願っています。

朝倉 響子


彫刻、三世代の画像
「三世代」


8「三世代」
Three Generations
フランシスコ・スニガ
ブロンズ174x264x112cm
青葉山公園


→せんだいくらしのマップ 青葉山公園(別ウィンドウで開きます)



「三世代」は、空気や木々や花々に囲まれた休息のひとときを求めて出かける数多くの家族の一例です。彫刻が設置されるまさにその地で、私はこの情景を見ることができました。構成は控えめです。人間像が坐る平らなベンチはブロックの形で、垂直に一人の娘がまっすぐにすわり、そしてもう一人の年を重ねて腰の曲がったおばあさんと、母の膝にかかえられた果物か花のような裸の子供です。台座は、周囲の緑の空間の中で、全体を際立たせるためのものです。人物像は遠くからでも人間の形を見失わないように、等身大より少し大きめです。

フランシスコ・スニガ


彫刻、杜に聴くの画像
「杜に聴く」 


9「杜に聴く」
Quietness of the Forest
雨宮 敬子
ブロンズ180x80x200cm
西公園


→せんだいくらしのマップ 西公園(別ウィンドウで開きます)



杜は憩いの場、そして新しい活力を与えてくれる。
自然(杜)との対話の中で自分を省み、未来への夢を語る。
健康で豊かな仙台市の素晴らしい発展を願って制作しました。

雨宮 敬子


彫刻、オデュッセウスの画像
「オデュッセウス」 


10「オデュッセウス」
Ulysses
ジャコモ・マンズー
ブロンズ200x100x63cm
定禅寺通緑地


→せんだいくらしのマップ 定禅寺通緑地(別ウィンドウで開きます)



私の「オデュッセウス」のブロンズ像が、仙台市の彫刻のあるまちづくり事業の作品に加えられることをたいへんうれしく思います。
「オデュッセウス」というテーマは私のライフ・ワークのひとつです。この作品が皆様に気に入られることをこころから希望しています。

ジャコモ・マンズー


彫刻、牧歌の画像
「牧歌」 


11「牧歌」
Pastoral Song
岩野 勇三
ブロンズ176x145x54cm
台原森林公園


→せんだいくらしのマップ 台原森林公園(別ウィンドウで開きます)



「牧歌」は作者の絶作となった作品である。不治の病と闘いながら、最後は入院先から外泊許可をとって作品制作に精魂を傾け、粘土原型を完成させてから不帰の客となった。
作品のモチーフー葡萄の葉を持つ少女と山羊を題材とした構成は、作者が永年にわたり熱く胸に温めてきたものだという。


宮城 正俊


彫刻、季の杜にの画像
「季の杜に」 


12「季の杜に」
Forest of the Seasons
一色 邦彦
ブロンズ285x220x122cm
勾当台公園


→せんだいくらしのマップ 勾当台公園(別ウィンドウで開きます)




捲想(けんそう)のかいなの中で男は為止(しさ)さりし時の流れを女は予感の中で・・・
現在-うずまく想いのなかに
過去-男は去っていった時の流れを感じつつ
未来-女はこれからおこる諸々のことを予感しつつ


一色 邦彦

彫刻のあるまちづくり事業(第2期)

【杜の都の彫刻】作品一覧
Sculptures in the city of trees

彫刻、Waving Figure(波貌)の画像
「Waving Figure(波貌)」 


13「Waving Figure(波貌)」
建畠 覚造
ステンレス700x140x140cm
仙台市地下鉄長町南駅広場


→せんだいくらしのマップ 地下鉄長町南駅広場(別ウィンドウで開きます)



作品のコンセプト発展と融和
私の現在の作品の傾向として波状形態をもとに考えた。
無限の上昇する形は発展を意味する。作品の鏡面は周囲の環境を映し融和する。たとえば、空は緑や地表や建物や人々の動き等を刻々に映し取る、季節や時間を微妙に反映し変化する、つまり、新しい彫刻としての環境性は野外モニュメントとして欠かすことのできない要素であると思われる。

建畠 覚造



14「晴朗な日」
Uncloudy Day
黒川 晃彦
ブロンズ3点 130x600x250cm
七北田公園


→せんだいくらしのマップ 七北田公園(別ウィンドウで開きます)




「晴朗な日」について
アメリカの黒人音楽ゴスペル「UNCLOUDY DAY」より採りました。
これは私がいつか使いたいと考えていた題名で、今回設置場所に最適と考えます。
本来、天国について歌ったものですが、その一節に「晴朗な日の黄金の地」という歌詞があり、宮城の豊かな土地とイメージが同じものと感じました。

黒川晃彦

彫刻、晴朗な日の画像
「晴朗な日」 


彫刻、道香の画像
「道香」 


15「道香」
Michika(Scent of Paths)
掛井 五郎
ブロンズ123x270x142cm
仙台市農業園芸センター


→せんだいくらしのマップ 仙台市農業園芸センター(別ウィンドウで開きます)



仙台の街を南にしばらく行くと、昔の細い町並みにぶつかり、曲がったところの道端の隅にススキの穂が銀色に光り、風に揺らいでいた。田園の真中に、仙台農業園芸センターがあった。芝生広場に座って、沼を目の前にして、遠く広がる海岸の松林をぼんやり眺めていると、現代人の日毎の生活は、「何だろう」と考えさせられる。今こそ、激動する世界にあって、安心して、休んで、そして考える人間にこそ大切である。それを彫刻に表現したい。

掛井 五郎


 彫刻、平和とやすらぎの広場の画像
「平和とやすらぎの広場」(道標・鳩) 


16「平和とやすらぎの広場」(道標・鳩)
Plaza with Peace and Comfort
柳原 義達
ブロンズ15点、台座石伊達冠 25点、3,950m2
台原森林公園


→せんだいくらしのマップ 台原森林公園(別ウィンドウで開きます)



平和の鳩と言われる孔雀鳩一その孔雀鳩が文化都市仙台の台原森林公園芝生広場に、空から降りてきた。
今、この芝生の上にある美しい石の数々に、長く棲みつくことになった。
そして、人々がこの平和の鳩に触れることによって、平和を求めるみちしるべとなるだろう。
平和を求めるみちしるべは、人々のこころをやすらかにし、美しい心と静かな心がとけあうのである。
-この芝生広場は、そのような道標となりたい。

柳原 義達



17「梟の森 <月に吠える>」
Forest of owls
手塚 登久夫花崗岩3点 332x156x121cm、243.5x130.5x78cm、176x118x88cm
若林区ふるさと広場


→せんだいくらしのマップ 若林区ふるさと広場(別ウィンドウで開きます)



ずいぶんと長い間、石に梟を彫り続けています。

少年の日々野鳥たちは、ぼくの友達だった。満開の桜並木の中を枝から枝へと花をついばんでいたヒヨドリやハナメジロたち。青白い月に照らされた柏の大木の枝に止まって、月に吠えていた梟たち。銀色に輝くすすきの海原を風を切って飛んでいたホオジロやカワラヒワたちよ。僕の愛すべき友達は何処にいってしまったのであろうか.そして、今、杜の都の古い石組の疎水と柳の大木のたたずまいの中でぼくの梟たちは月に吠えていた。まるで故郷の森に帰った様に。

手塚 登久夫

彫刻、梟の森の画像
「梟の森 <月に吠える>」 


彫刻、逓-昨日・今日・明日の画像
「逓-昨日・今日・明日-」 


18「逓-昨日・今日・明日-」
Delivery-Yesterday・today・tomorrow-
藤原 吉志子ブロンズ750x360x350cm
仙台市博物館前


→せんだいくらしのマップ 仙台市博物館(別ウィンドウで開きます) 



一昨日から昨日へ、昨日から今日へ、今日から明日へと5千年分の昨日から、はるか向こうの明日に向かって人類の記録、地球の記録が配達されています。大切なことは、今日は昨日を丸ごとしっかり受け止める事、そして明日へ宛てて便りする事。
こうして21世紀へ、もっと未来へと「遺言」の配達は続いて行くのです。
「こんにちは郵便ですよ 今日もまた」

藤原 吉志子


彫刻、時の広場の画像
「時の広場-Piazza del Tempo-」 


19「時の広場-Piazza del Tempo-」
Square of Time
吾妻 兼治郎
ブロンズ360x695x259cm
勾当台公園


→せんだいくらしのマップ 勾当台公園(別ウィンドウで開きます)



勾当台公園の円形花壇の空間を活発にするため、時計の指針の動きから発想して針のような先端鋭角の三角形態とし、先端を接地させた。作品の方角は制作地のイタリアのミラノを向くようにした。くり抜かれた三角形態の下面部を誰もがくぐり抜けてみたいと思うだろう。市民が彫刻の中に溶け込み、空間が生きてきて、円形花壇に回転運動が生ずる。時間が加わり、生きることにつながってくる。
針が動きだす夢のある広場、憩いの場となってほしい。時とは生きることだ。

吾妻 兼治郎


彫刻、旅人(羊飼い)の画像
「旅人(羊飼い)」 


20「旅人(羊飼い)」
A Traveler (A Shepherd)
池田 宗弘真鍮400x270x210cm
榴岡公園


→せんだいくらしのマップ 榴岡公園(別ウィンドウで開きます)



我々が生きて行くことは、遠い道を行く旅人と同じである。
生まれた時から死ぬ時までの道がどのような道で、そこをいかに進んで行くのかを決定するのは、自分自身だ。様々な場にあたり、明日に希望を持ちつつ歩を進める。何が起こるか分からないこの道を皆が歩いている。
羊飼いは、荒野で生まれたばかりの小羊を背中の袋に入れて保護しつつ、相棒の犬と共に木陰で休む。小羊は次の世代を、犬は友情を、樹木は全ての生物にとって大切な自然とその恵みの象徴として構成した。

池田 宗弘


彫刻、子供の領分:夢見る時代の画像
「子供の領分:夢見る時代」 


21「子供の領分:夢見る時代」
Sphere of Children : Dreaming Time
小林 照尚
万成石・ブロンズ175x430x330cm
泉区役所前ふれあい広場


→せんだいくらしのマップ 泉区役所前ふれあい広場(別ウィンドウで開きます)



泉区役所前は、多くの市民が通るところです。そこの広場には樹木や花がいつもいっぱいで、緑の多い、広がりのある場所です。ついついのんびりと通りたくなる小径もあります。
そのような一角に設置するこの作品は、多くの子供たちやお母さん、その他たくさんの人々に見て、さわって、ごろごろと一緒に遊んでいただきたいと思います。
新しい世界を常に見つけ出してくる子供たちが創り出す夢見る時代(とき)を期待します。

小林 照尚


彫刻、天の画像
「天」 


22「天」
The clear blue sky
速水 史朗
アフリカ産黒花崗岩+どろかぶり石、香川県産花崗岩400x380x40cm
葛岡墓園正面プロムナード


→せんだいくらしのマップ 葛岡墓園(別ウィンドウで開きます)



広大な葛岡墓園に設置される彫刻「天」は、ここを訪れる多くの人々の心を悠久の世界へいざなうという構想で造られた。
4m×3.8mという彫刻本体の大きさは、この雄大な空間の中を引きしめ、丸くやさしい形体は、人々の心をなごませる。また、天空に向かって伸びた彫刻の中にある空間は、仙台市や市民の発展を象徴している。
そして、仙台の山々、特に太白山を彫刻空間に取り込むことが出来た。基台の部分は、香川県産の花崗岩を使い、大地から生まれた彫刻のように本体をひきたてていて、人々が彫刻に親しくふれられるように考えた。
また、彫刻本体の一部には、<どろかぶり石>を使用して讃岐と仙台を結ぶかけはしともなっている。

速水 史朗


彫刻、風景の記憶の画像
「風景の記憶」 


23「風景の記憶」
Memories of Landscape
新宮 晋
ステンレス 7.26m
七北田公園


→せんだいくらしのマップ 七北田公園(別ウィンドウで開きます)



初めて現場を訪ねる時、出来るだけ既成概念にとらわれることなく、真っ白なキャンバスに向かう画家のような、わくわくした気持ちで私は出かける。そこにしかない、私の創造力を刺激する何かを、発見出来るかもしれない。私は、そんな思いで七北田公園に出かけた。公園では、年配の男たちが、まるで少年のように夢中になって、紙飛行機を飛ばしていた。私は、ここにふさわしいイメージを求めて徘徊した。目に見えるものだけでなく、立ち止まり、目を閉じて、音や空気、匂いなどにも神経を集中しながら、想像してみた。すると、私が本当は知らない、ここの季節や、天候や、時間を捕え続ける装置のような作品のアイデアが、自然と浮かび上がってきた。

新宮 晋


彫刻、飛翔する鳥と少年の画像
「飛翔する鳥と少年 


24「飛翔する鳥と少年」
Boy and Birds Flying
淀井 敏夫
ブロンズ 260.0×113.5×82.5cm
中田中央公園


→せんだいくらしのマップ 中田中央公園(別ウィンドウで開きます)



翼を大きく広げ、空を自由に飛び交う鳥の美しさと、鳥たちがもつ生命の不思議さにひかれ、私はこれまで丹頂鶴や鴎など、鳥をテーマにいくつかの作品をつくってきました。
緑豊かな美しい自然に囲まれた杜の都仙台の地にふさわしい作品をと考えた時、すぐに思いうかんだのは、飛翔する鳥たちの姿でした。
縄文土器をかかげる少年と、そのはるか上空を飛ぶ鳥たちに託して、悠久の時の流れの中での、昔も今も変わらない自由への憧れと未来への飛翔を刻みたいと思いました。

淀井 敏夫

彫刻のあるまちづくり事業彫刻マップ

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