
私奥山が、直接市民グループや団体の皆さんの活動の場におじゃまし、皆さんの活動内容や、どのような課題と向き合っているのかなどをお聞かせいただく、「市長とカフェトーク」を行います。皆さんの活動をご紹介し応援するとともに、いただいたご意見やご提案を市政に反映させてまいります。

1月18日(月)に、青葉区桜ヶ丘にある宮城学院女子大学のカフェテリアで、食品栄養学科の平本ゼミの皆さんに、第3回「市長とカフェトーク」としてお話を伺ってまいりました。

・宮城学院女子大学食品栄養学科の平本福子教授のゼミに所属する3年生と4年生約20名で構成されています。今回市長とカフェトークに参加くださったのは4年生の皆さんです。
・調理教育を専門とする平本先生の指導の下、ゼミの学生の皆さんは食事作り教育について研究しています。また、仙台市の「仙台食育推進隊」にも登録いただいております。
〔主な研究・活動内容〕
・地域子ども教室の食育活動の支援
市立東六番丁小学校内の地域子ども教室「夢工房」で活動している小学生のグループ「べんとうず」の食育活動を支援しています。
・大学生を対象とした食育活動「楽しく作って、スキルアップ!−おいしい放課後in仙台」
食事作り経験の少ない大学生に、食事作りの楽しさ・効果を伝える学習プログラムを企画しました。
・喫茶ボランティアの実施
介護老人保健施設「せんだんの丘」で、手作りのお菓子と飲み物を提供する喫茶ルーム「さくらの丘」を月4回企画運営しています。
・KYOの提案
大学生協と協働で食事づくり教育の教材として、K(かんたん)、Y(やすい)、O(おいしい)料理の情報を提供。
・その他にも、保育所給食の研究や、米粉の商品開発、大学内のカフェの運営企画を行っています。

・最初に皆さんから、ゼミでの研究活動についてそれぞれお話を伺いました。
・喫茶ボランティア班からは、「和風と洋風の2種類の菓子を用意しますが、外に出られない利用者の方にとっては自分の意志で選択できるということが大事なことだと感じました。常連さんの姿が見えないと、体調が悪いのかなと心配になります。」というお話がありました。
・「宮城野区の保育所で実施したバイキング形式の給食では、最初は好きなだけ盛り付けていた子どもたちも、何回か経験を重ねるうちに、自分のお腹に合わせて給食の量を調節して盛り付けられるようになっていきます。環境を整えることで子どもたちがどんどん成長していくことを実感しました。」と、保育班の皆さん。
・KYOについては、「K(かんたん)、Y(やすい)、O(おいしい)は学生の食事のキーワードです。自分達のメニュー提案の力を養うため、調理のデモンストレーションをしながら、料理カードを配っています。お菓子やゴマ油を使った香りのいい料理の試食は人気があってすぐになくなってしまいます。」と担当者。
・べんとうず班からは「子ども主体の食育の支援ですが、子どもたちが何をやりたいのか引き出そうとした時に、事前に子どもたちとの信頼関係が築けていないと意見が引き出せないことが分かりました。」平本先生からも「弁当箱に食事をつめるという食習慣のある日本ならではの活動です。子ども自身が企画するという食育活動は、全国的に見てもあまりありませんね。」とのことです。
・ ゼミで食について学んだことを伺ったところ、「病院や喫茶ボランティアに行くようになり、今日私が用意した季節の菓子は、もしかしたらその方に提供できる最後の機会になる場合もあるということを考えるようになりました。食事ひとつにしても、心をこめてその方にとって意味のあるものにしたいと考えるようになりました。」とのお話がありました。
・「一人暮らしをするようになり、必要に迫られて家事をしていましたが、ゼミに入ってさまざまな活動をしていく中で、皆で料理するのが楽しい、皆で食事するのが楽しいと感じるようになりました。」と、「世界中の人々に食事作りの楽しさを!」というキャッチコピーを持つ平本ゼミならではのお話をいただきました。
今回のカフェトークでは、平本ゼミの皆さんが、卒業研究のカフェの企画運営で提供していたガトーショコラと紅茶を用意してくださいました。ごちそうさまでした。


・ここ数年、食品の安全性への信頼を損なう事件や事故が続いたことで、食の安全や安心に対する市民の関心が高まっています。一方で、ライフスタイルの多様化や、核家族化などにより、孤食や欠食といった食習慣の乱れや、肥満や生活習慣病等、食に関する多くの課題が顕在化しています。こうした問題に対処するには、子どもの頃から食に関する正しい知識を身につけ、健全な食生活を実現できるようにすることが大変重要になりますが、平本ゼミの皆さんの活動は、子どもたちに多くの体験の機会を提供してくれる貴重な取組みのひとつであると感じました。
・日本は世界有数の長寿国のひとつとなりましたが、健康が伴ってこその長寿であると思います。これからも、平本ゼミの皆さんが、学校や地域、市民の皆さんに健全な食生活について啓発してくださることを願います。
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