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更新日:2017年5月19日
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「入庁したばかりの職員はどんなことを感じているんだろう?」
そんな疑問にお答えすべく、入庁から1~2年の職員4名に、ざっくばらんに話し合ってもらいました。
先輩職員の「本音」を聞いてみよう!
※2017仙台市職員募集ガイドに掲載している新規採用職員座談会の内容をより詳しく掲載しています。
※所属等は平成28年度のものです。
太白区区民部総務課
猪股 みほ
(平成27年度採用・大学卒程度【事務】)
大学卒業後、仙台市に入庁。
文化観光局文化スポーツ部文化振興課
山越 淳司
(平成27年度採用・社会人経験者【事務】)
大学卒業後、民間企業に7年勤務した後、仙台市に入庁。
水道局給水部管路整備課
齊藤 佑貴
(平成27年度採用・大学卒程度【土木】)
大学院修了後、民間企業に4年勤務した後、仙台市に入庁。
泉区保健福祉センター家庭健康課
佐々木 彩乃
(平成28年度採用・保健師)
大学卒業後、仙台市に入庁。
猪股
新卒で、事務職として入庁しました。太白区役所の総務課で、統計と選挙に関する業務を担当しています。
山越
舞台芸術振興、古典芸能振興、せんだい演劇工房10-BOX(テン-ボックス)・能-BOXの管理運営、音楽姉妹都市との交流などに携わっています。
特に仙台は「楽都仙台」としてだけでなく「劇都仙台」としても盛り上げていこう、とする動きもあります。市の外郭団体と一緒に、演劇に興味のある方向けに、地元劇団の役者や、脚本家、照明や音響などの舞台スタッフたちを講師とするワークショップを開催したり、演劇公演のサポートにあたっています。
仙台市と音楽姉妹都市である中野市(長野県)や竹田市(大分県)との交流も担当していますが、仕事を通して初めて知ることばかりです。
齊藤
老朽化が進んだ水道管を耐震性のある水道管に更新する工事の設計、積算、監督業務を中心に行っています。都市計画の中で新しい道路が建設されたり、沿岸部被災地のかさ上げ工事が進んだりすると、新しい水道管を設置する必要もあるため、その発注業務も行っています。時には現場監督として、現場に赴くこともあります。
佐々木
泉区保健福祉センターに所属しています。市民の健康を維持・増進することが主な仕事で、訪問や電話による相談業務を行っています。
また、震災で被災された方を対象とした交流支援も担当しています。
泉区には復興公営住宅があり、沿岸地域で被災された方も多く生活しています。そのような方々のコミュニティを活性化するため、近隣住民との交流支援に取り組んでおり、運動教室の企画運営や、地域包括支援センターや社会福祉協議会等の関係機関の方との情報交換会などを開催して、地域の課題を共有し、地域づくりに役立てています。
佐々木
入庁してすぐに、新規採用職員全員が2週間程度集まって行われる新規採用職員研修では、公務員としての心構えや接遇マナー、職場でのコミュニケーション方法に関することを学びました。
また、県内の保健師が集まって開催される新任期保健師研修では、講義やグループワーク、個別事例のケース検討などを通して保健師としてのあり方や保健活動の考え方を学ぶことができ、仙台市だけでなく県内の各市町村の保健師と情報交換や交流を図ることができました。
齊藤
初めて水道局勤務になる人は大半が水道に関する知識を持っていないため、年齢・職歴問わず、必ず技術職員対象の研修を受けます。その中では水道施設の仕組みや取り扱い方、設備の操作方法、ダムや浄水場見学、非常時に備えた給水車の運転、非常用飲料水に関することなど、さまざまな知識を修得できます。
また課内で起きた事例を共有・検討する研修も年に3〜4回あります。
猪股
仙台市役所では、職員が自ら希望して参加できる研修がたくさんあります。その中の事務系実務基礎講座では、文書管理や会計など、実務的なことを丁寧に教えてもらいました。
また、今年受けた採用2年目研修では同期の職員同士で、互いに実際に職場で直面した事例を共有し、より良い対応を考え、検討しました。
さらに、私が所属する太白区役所では、区役所独自の新規採用職員研修や交通安全セミナー、外部講師を招いたコンプライアンス研修のほか、地下駐車場の車庫入れ研修という一風変ったものもあります。太白区役所は地下駐車場の車庫入れがとてもむずかしいので…(笑)
コンプライアンス研修は、市職員以外にもさまざまな職業の方から話を聞く機会となっており、非常に勉強になります。
山越
職場では、業務についての特別な研修はありませんでしたが、文化観光局全体の事業概要に関する説明を受け、自分の業務のイメージを持つことができました。コンプライアンス研修もありました。社会人採用なので、これまでの経験が考慮され、基本研修の一部が免除されています。
猪股
公務員というと定時で帰れる、残業があまりない、というイメージがありました。
しかし実際に仕事をしてみると、部署や業務によって残業や休日出勤もあるし、仕事の忙しさに波があります。
あと、黙々と仕事しているのか思いきや、意外とみんな明るく、面白い人が多いです。接しやすく、気軽に話せる空気があります。
山越
意思決定のスピード感が民間に比べて遅いなと思うことがあります。市役所の仕事では一つの決定に対して、いくつも段階を踏み、そのたびに説明や議論を重ね、慎重に決定することが多いですね。
また、驚いたのは、民間に比べ文書で伝える仕事が多いことです。
スライドを使用したり電子決裁を増やすなどの工夫も、これからの市役所には必要なのではないかと思います。
民間での経験を生かし、「市役所のアタリマエ」に新しいやり方を加えていくきっかけをつくっていきたいですね。
齊藤
入庁前は固いイメージでしたが、実際に入ってみると、いい意味での真面目さを感じました。わからないことを聞くと、丁寧に教えてくれる環境もあります。
あとは、ひとつの決定に対して、もらわなければならない決裁の捺印の数が多いことにびっくりしました!
業務内容にもよりますが、中には15人くらいからもらう必要があることも。全て揃うのに丸1日かかってしまう場合もあります。
佐々木
入庁前は私も「固い」というイメージを持っていました。
実際には上司や先輩が一つ一つ丁寧に教えてくれますし、フレンドリーに接してくれる職員ばかりで、今では「住民の身近な窓口」というイメージで仕事をしています。
猪股
選挙は準備に時間がかかります。その間、担当職員それぞれが「選挙」というひとつの目標に向かってそれを成し遂げようとするので、その一体感を感じながら仕事ができます。選挙が終わったあとの達成感は格別ですね。
山越
中野市や竹田市と音楽姉妹都市を締結してから50周年を迎えるにあたり、各市が連携して式典の準備を進めました。仙台市からもそれぞれの市のイベントに音楽団体の派遣を行いました。私も同行したので、お客さんの喜ぶ姿を見ることができ、やりがいを感じました。そうした他の自治体とのつながりは、民間企業にはなかなかない、市役所ならではの付き合いだと思います。そうしたつながりを大事にしていきたいですね。
齊藤
水道管の工事は、音がうるさいなどの苦情はあっても市民から直接感謝されることはほとんどありません(笑)。しかも水道管は基本的に地中に埋まっているため人の目に触れることもほとんどない。
それでも、自分が設計・監督したものは確実に市民の生活の役に立っているのだと感じられる仕事でもあります。
今後の自分の担当業務の予定としては、若林区井土にある、東日本大震災による津波で被災した水管橋を復旧する事業が挙げられます。これは市民の目に見えるものでもあるので、完成した時の達成感はひとしおだろうと思います。
佐々木
被災者交流支援の一環として、地域包括支援センターや健康増進センター等の関係機関と協働で「運動会」を開催しました。実施に向けて、何度も意見交換や情報共有を重ね、大変ながらも連携して一つの地域づくりを形にできたことは、とてもやりがいがあり、達成感を味わうことができました。
特に関係機関や地域の支援者全員が仕事の合間を縫って練習し、披露したEXILEダンスは忘れられません!(笑)
また、「運動教室」では市民の健康増進だけでなく、参加者同士の交流も大きな目的です。初回はまだ互いを知らず、よそよそしい雰囲気もあった参加者たちが、回数を重ねていくうちに世間話をしたりする仲になりました。そして、最後の教室で、輪になった参加者たちが、自然と自ら手をつなぎ、みんなで歌いだす姿を見たときは、感動して鳥肌が立ちました。自分のやっていることが地域の絆づくりにつながっているんだと感じることができた瞬間でした。
猪股
2015年に1年間通して携わった国勢調査で、調査員の方にたまたま同行する機会がありました。
調査員は基本的に地域の方が担当しますが、市職員は調査員に対し、市民にはこのように説明してほしいということを予め指導することがあります。けれど、実際自分がそれを伝えようとするとなかなかうまく説明できず、難しく感じました。調査員の立場に立つことによって、その大変さが理解できたのは、とてもいい経験だったと思います。
山越
決裁をもらうとき、「どうしてこれが必要なのか」という説明を求められます。文化活動全般は、衣食住があって成り立つものだと思います。ですが、生活に豊かさをもたらすものとして、いかに重要であるかを伝えるため、きちんとストーリー立てて準備をする必要があります。民間との違いや市役所ならではの仕事の進め方に戸惑うこともありますが、経験を積み、ゴールをイメージしながらひとつひとつこなしていきたいです。
佐々木
入庁して3カ月ほど経った頃、埼玉で行われる、禁煙の啓発や受動喫煙の防止等についての「たばこ対策研修」に参加する機会がありました。全国の自治体の関係者が集まる場所に、まさか入庁したばかりの私が参加するなんて思いもよらなかったです。けれど、他区で行っている禁煙支援事業を見学したり、過去に同じ研修を受けている先輩に話を聞いたりすることで不安を取り除くことができ、研修も自信を持って参加することができました。上司も、「何事も経験だ」とおっしゃってました。(笑)
山越
私の部署はイベントが多いので、人手が必要になります。そのため職員全員が一体となって仕事をしているという団結感がありますね。
齊藤
水道局ではフットサルやソフトボール、ボーリング大会など、係対抗のスポーツ大会がよく行われます。囲碁や将棋など文化活動も充実しています。
オンとオフがはっきりしていて、プライベートでは先輩と釣りに出かけたりもするほど仲が良いです。
佐々木
上司や部下に関係なく、全体的におすそわけが多いです。課長が「みんなで食べてね」とドーナツを差し入れてくださったりもします。また給湯場が共同なので、係が違う人とでも気軽に話すことが多く、部署を超えた交流が盛んなのが特徴ですね。
山越
インバウンド関連の企業に勤めていた経験があり、比較的海外とのやりとりが多かった一方、国内の文化に関する素養はほとんどなかったので、はじめは戸惑いました。指示されたものを確実にこなしつつ、自分なりに工夫もし、今は、実践の中で少しずつ身に付けていくよう心がけています。
猪股
もともとは、福祉やまちづくり、復興関連事業に携わりたいと思っていました。現在の仕事はまったく関係ない部署なので、佐々木さんが担当している被災者交流支援がとても魅力的だなと思いました。
しかし現在の仕事も、市政に関わる大事なものであることに変わりはありません。もともと自分がやりたいと思っていたことも、いずれ異動したときにできるようになるかもしれないし、こうした公務員ならではの異動の多さは、さまざまなことに興味を持てる機会になっているのだと思います。
齊藤
土木職は他の職種に比べて配属先の選択肢が限られているので、希望通りでない、ということはほとんどありません。ただ、市中心部での勤務生活が始まるのかと思いきや、実際には太白区富沢にある水道局に配属になったのは意外でしたね(笑)
技術職は、被災地の職員として復興支援に携わることもあります。そうしたところにやりがいがあるのも事実。また猪股さんも言っていたように、異動によってさまざまなことに触れる機会があるので、興味の幅が広がるのはいいことだと感じています。
佐々木
私は「予防」に携わりたいという思いから保健師を目指しました。なので、地域の人たちのコミュニティづくりや、健康の維持・増進に携われたのはまさに希望通りでした。
仙台市は規模が大きいので、さまざまな業務を経験ができるのが強み。それが働く上でのモチベーションになっていると感じます。
山越
学生時代には気付かなかったのですが、仙台市職員として約10年ぶりに仙台に戻り、音楽、演劇などの文化活動を行っている人や団体がたくさんあることを知りました。
こうした活力は、仙台のまちの魅力だと思います。
齊藤
そうですね。好きな仙台に暮らしながら、仕事ができることの幸せを感じます。また、土木職として、市民の暮らしを支えることができて、非常にやりがいがあります。
佐々木
仙台市は職員数も多く、頼れる同期がたくさんいますよね。保健師の同期は9人もいますし、職種の枠を超えてたくさんの同期がいるので、困ったときや他の職種・分野の情報がほしいときには、気軽に相談することができます。
猪股
同期ももちろんですが、忙しいときには誰かが助けてくれたりと、上司や先輩・後輩、職員みんなで協力しながら働くことができる環境で、仙台市に入庁して良かったと思っています。
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