更新日:2019年2月7日
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一般財団法人 広南会により計画されている医療施設建設工事に伴い、現在、仙台市富沢駅西土地区画整理事業地内にある京ノ中遺跡で第2次の発掘調査を実施しています。今回の調査では、古代~中世にかけて平野部で営まれた集落の様相が判明しました。
このたび、発掘調査の成果や京ノ中遺跡周辺の様子について、広く市民の皆さまに公開するために遺跡説明会を実施し、現地を公開します。
2019年2月16日(土曜日) 午前10時30分から11時30分
※事前申し込み不要です。直接現地にお集まりください。
京ノ中遺跡発掘調査現場(太白区富田字京ノ中83)
説明会会場の地図はこちら(PDF:287KB)
京ノ中遺跡は、地下鉄富沢駅の南西約1.5キロメートルに位置する平安時代から中世にかけての遺跡です。平成26年度の第1次調査では、今回の調査区北東側に隣接する道路部分の発掘を行い、平安時代の竪穴住居跡2軒のほか、土坑・溝跡・ピット(柱穴)が確認されています。今回の調査では、平安時代の竪穴住居跡と土坑のほか、古代~中世の遺構と考えられる木柵列・溝跡・掘立柱建物跡・竪穴遺構・土坑を確認しています。
調査成果として、周辺で調査事例のある鍛冶屋敷A遺跡、鍛冶屋敷B遺跡、鍛冶屋敷前遺跡、京ノ中遺跡第1次調査と同様に、平安時代の竪穴住居跡が9軒見つかっています。また、古代~中世段階での遺構の中に、南北走向の木柵列と東西走向の溝跡が一定の範囲を区画するように配置されています。その区画の中に、柱穴群があり、掘立柱建物跡や竪穴遺構が確認できます。中世段階の遺物は非常に少ないですが、竪穴住居跡からは土師器や須恵器が見つかっています。
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