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更新日:2017年1月24日

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中小企業を対象とした表彰制度『仙台「四方よし」企業大賞』を創設します(質疑応答)

平成29年1月24日

 

(1)三方よしに「働き手よし」を加えた理由を伺う

この表彰の対象は、本業で持っているノウハウを生かす形での地域におけるボランティア活動などです。つまり、社員の方がただ会社の前の道路清掃をしているということでは、あまり評価のポイントが高くなりません。会社としてのスキルやノウハウなど、ビジネスとして持っている資源を生かす形で地域貢献に取り組んでいらっしゃる企業を発掘したいという趣旨です。地域貢献で顕彰する企業において、企業として健全な経営をしていらっしゃることは大前提ですが、併せて社会に対して貢献していらっしゃる会社が、従業員の方にとってブラックであるということでは本末転倒です。ビジネスとしてしっかり安定した業績を上げていて、従業員の方も働き場所に満足している中で、今後どう企業貢献としての地域活動の可能性が広がっていくかを期待したいと思い、「働き手」という要素をひとつ加えたということです。

 

(2)働きやすい職場環境づくりは選考基準になるのか

(経済企画課長)

評価ポイントがあり、基礎項目の評価で財務の健全性、働き方やワーク・ライフ・バランスへの配慮、超過勤務の是正など、セルフチェックの段階で提出されたものを評価することを考えています。

 

(3)副賞の企業PRコンテンツの具体的な内容を伺う

(経済企画課長)

中小企業の皆さまからは、自社をPRしたいけれど、なかなかお金が出せないとか、どこに相談したらいいか分からないといったご相談もあります。動画やホームページなど、企業の皆さんをPRするようなコンテンツの作成支援をしたいと考えています。

(市長)

印刷物を作るなどと具体的に決まっているわけではなくて、大賞になられた企業の現状に合わせて、こちらの社だったらホームページをもう少し充実させると良いのではないかとか、仙台市のホームページからリンクしてアクセスしやすいようにしてはどうか、もしくは企業が人材の獲得に苦労しておられるようであれば、「仙台で働きたい」のような就職活動情報誌に登場していただくのはどうかなど、大賞となった企業とわれわれの話し合いの中で支援内容を選んでいくことになると思います。

 

(4)あまり例のない副賞を取り入れた理由と、事業が来年度以降も継続するのかを伺う

特に企業PRに関して、われわれのアドバイスやデザイナーなど専門家による具体的なノウハウの提示などをしていきたいと考えたのは、中小企業がアイデアにあふれた大変いい活動をしていらっしゃっても、なかなかご自身を発信する場に恵まれていない、もしくは発信できるだけの余力が無いということがあると、中小企業活性化会議の中でご意見をいただく中で、そこに対し仙台市が持っている産業振興事業団などのノウハウを提供することによって、活動を発信しつつ企業イメージも高めていく好循環が生まれるのではないかと考え、このような賞にしたわけです。

来年以降については、継続的に進めていきたいと思っています。

 

(5)副賞の企業PRコンテンツは作成費用を市が負担するという仕組みか

(経済企画課長)

ただ単にお金を出すということではなくて、在仙のクリエイター、デザイナーとの橋渡しをして、お話を伺いながら、その企業に合ったPRコンテンツ等の作成支援ができればと考えています。

 

(6)表彰制度の対象は新たな事業や賞品か、または既存の事業なのか

対象は、会社としてお作りになっている商品ではなくて、会社で行なっておられる地域貢献活動です。ですから、これからやることではなくて、現にこういうことをやっていますということに対して評価させていただきます。