現在位置ホーム > 市政情報 > 広報・広聴 > 過去の市長記者会見 > 市長記者会見 2016年度(平成28年度) > 3月 > 発表項目以外の質疑応答の概要(平成29年3月21日)

ページID:29120

更新日:2017年3月21日

ここから本文です。

発表項目以外の質疑応答の概要(平成29年3月21日)

平成29年3月21日

 

(1)仙台市長選挙の日程が決まったが、市長選に向けた現在の気持ちと、市長選の争点について伺う

先週の会見でもお尋ねがありましたが、私としては、年度替わりという職員の異動や進退のある大変重要な時期ですので、まずは新年度がスタートできるように一日一日を丁寧に務めていきたいということで、特に選挙に向けて何か明確にしたいという時期ではないと思っています。

選挙の期日が発表になりました。震災から丸6年になったわけですが、丸5年の時点で仙台市としての震災復興計画期間が終わり、プレハブ仮設住宅がなくなるなど一定の生活再建が達成されました。全国が取り組んでいる、またわれわれも震災の中である意味では足を引っ張る要素でもあった、人口減少・高齢化の課題に向けてどう進んで行くのかが一つの大きな課題だろうと思います。

また交流人口が全国的に伸びる中で、東北・仙台が震災の影響で、今だいぶ回復してきましたが、それでも全国の割合から見れば相当低いところにいるということで、これも含めた経済の活性化ということが大きな課題だろうと思っています。

 

(2)仙台市では選挙事務のミスが続いているが、改善策について伺う

これまでも選挙管理委員会事務局から説明してきたと思いますが、まずは今までに起こったさまざまな課題を一つ一つ検証し、ミスが再発しないように防止策を立てられるものは防止策を行い、また職員の理解が足りなかった部分については研修をしっかり行うということです。これまでも、アルバイトの比率が高かった選挙事務従事者について、正職員の割合を多くするなどの対応をしてきましたが、こうしたことを地道に続けていくということだと思います。

選挙管理委員会の事務局体制のあり方についても、マンパワーが不足しているという意見もありましたので、新年度の人事でマンパワーの増強に努めたところです。まずは今行っているものをしっかりと組み立てて定着させていき、直近の選挙でその成果を出していくように、選挙管理委員会事務局も心して努力している段階ですので、私もそれを応援していきたいと思います。

 

(3)本日、四国電力の石炭火力発電所設置に係る環境影響評価審査会が開催されるが、所感を伺う

仙台市の条例によるアセスメントの適用第1号ということで、審査会は手続きを進める中でも重要な機関だと思っています。審査会の先生方を中心に、今回の計画に対してさまざまな観点から精査をしていただいて、より良い施設の立地になるよう、お力を出していただければと思っています。

 

(4)四国電力に求めたいことはあるか

小規模火力発電所が環境に与える影響について、市民・県民の方のいろいろなご懸念がすでに起こっているのが現状ですので、そういったご懸念がこれ以上広がることのないように、設置者としてできる限りの技術的な提案や具体的な方策について示していただくよう願っています。

 

(5)元国会議員の岡崎トミ子さんが亡くなられたことについて所感を伺う

私も昔から存じ上げていて、まだお若いのに大変残念だというのが最初に持った気持ちです。政治家として私が足元にも及ばないような大先輩で、私が市政に挑戦すると決まり、選挙の前にごあいさつした際に、これからは地方自治体の中でも女性の政治家が活躍できる時代だと思うし、まだまだ女性として考えるべき課題も多いからしっかり頑張ってほしいという励ましと、選挙に向けたアドバイスを受けたことを今でも忘れられません。まずは街頭に立つことに慣れなさいと、あなたは仙台市の職員であり、人前で講演したことはあるかもしれないが、街頭で直接、市民・県民・国民に訴えて自分の思いを伝えることが、政治家にとってとても大事なことなのだとお話しいただきました。街頭での話というのは、人が演説しているのを見ると簡単に見えるかもしれないが、実はそんなに簡単なことではなく、なんといっても場数が大事で、これから選挙に出るまで限られた時間しかないけれど一回でも多く街頭で演説するようにと、アドバイスをいただいたことをとてもありがたいことだったと思っています。アドバイスをいただいたほどたくさん街頭で練習できたわけではないですが、常に直接自分の思いを市民・県民・国民に訴えかけてそこから道を切り開いていくという強い信念の元に政治活動に臨んでいらっしゃることがとてもよくわかり、私としても非常に大きな心構えを教えていただいたとそのとき思いました。

 

(6)ガス局の配管に不具合があったとの報道があったが、市長への報告はあったのか

確認しましたが、現在導入されている機器に不具合が起こっているということではなく、導入時の試運転で不具合があったので、事業者側の負担で改修、部品の取り替えを行い、現在は普通に稼働しているという報告でした。

 

(7)市民生活への影響はないのか

そう聞いています。

 

(8)現在、いじめ問題専門委員会で調査にあたっている中学生自死について、保護者は調査が不十分であると考えているようだが、市長の受け止めを伺う

保護者の方が、専門委員会の調査状況等についてご意見があるということは、報道もありましたし、お考えの明示もありました。専門委員会は教育委員会が信頼できる先生方に依頼し、教育委員会という立場から離れて客観的に調査検討していただく趣旨で設置している委員会です。保護者の方のお気持ちは承知していますけれども、今の委員会においては、まず委員会として保護者のお気持ちも十分ご存じの上でしっかりと調査して、そのプロセスと結論を出していただく。そしてわれわれはそれを受け止めた上で、どうするかを考えるというステップが必要だと思っています。

 

(9)保護者は、いじめの詳細が明らかにならなければ教訓にはならないと考えているようだが、市長の考えを伺う

このことについては、専門委員会の委員長もコメントされていたと思います。私としては最終的な答申をいただいていませんので、専門委員会が今行っていることについて、私が途中で何らかの意見を出すのは控えたいと思います。

委員長のご発言の中には、保護者の求められていることを明らかにするためには、委員会の持っている権限では一定の限界があることをご理解いただきたいという内容がある旨を聞いていますし、私もそういうことはあると思います。最終的に私自身もいろいろと判断していかなければならないと思いますが、まずは報告書をしっかりと拝見しないと、委員長のお話の伝聞の中で申し上げることも行き過ぎという気がします。

 

仙台市長 奥山 恵美子