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更新日:2017年4月25日

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「東北絆まつり」の開催概要が決定しました(質疑応答)

平成29年4月25日

 

(1)今年1月の6市合同記者会見の時点から、どのようなことが新たに決定されたのか

催し物として西公園などで関連のブースが出たりステージが行われますが、合同記者会見の際は詳細がまだ固まっていなかったものがはっきりと決まったことや、交通規制についても県警との協議がきちんと定まりましたので、詳細を発表できるようになりました。前回の会見では大枠で6月10日・11日の2日間で行いますということが中心でしたが、パレードの区間なども具体に決まり、それ以外の細かい部分も含めて決まってきて、ほぼこれが全体像ということになります。

 

(2)仙台で開催した六魂祭では警備面で混乱が生じたが、今回はどのような対策を考えているか

前回は発災直後ということや準備の期間が短かったということもありましたが、運営面で混乱があったことは事実です。今回はそうしたことが起きず、そしてより多くの方にお楽しみいただけるように、県警のご指示等もいただきながら、われわれも相当に警備の点を考えたところです。

前回の混乱の一つの要因として、大変狭い定禅寺通という空間だけで開催しましたので、おいでになったたくさんの方が入りきれなかったというスペース面の問題が大きかったと思っています。今回は約1.1キロということで東二番丁も使ってパレードの区域を大規模にし、しかも片側全部を観覧席として開放します。ご覧いただけるスペースのキャパシティーを前回に比べると数倍以上確保しましたので、混乱なく楽しんでいただけるような配慮を整えたと考えています。

 

(3)メイン会場を西公園とした理由を伺う

一つは西公園が場所的にゆとりがあるということ。また西公園再整備事業に取り組んできましたので、いろいろなブースや屋台などを作っていくのに西公園を有効に活用し、西公園がこれからイベント会場として仙台市の中で重要な位置づけを持っていく、そのお披露目という意味でも今回しっかりと使っていき、市民の方にも西公園が楽しめる場所であることをアピールしたいという期待もあります。

 

(4)東北絆まつりにかける意気込みを伺う

震災の直後の復興に対する東北からの意気込み、特に被災地はもとよりそれを支援する立場であった東北全体として、鎮魂の思いを基盤にしながら復興に向けて力を一つにするシンボルとして、東北全体のお祭りをメインテーマにしながらやって行こうというのが六魂祭の精神であったと思います。

6年かかって6市を巡る中で、一定の暮らしの復興も、相当格差があると言いつつも見えてきました。さらに東北の未来に向けて発進し、もうワンランクステップアップしていくために、ネーミングも新たに絆まつりと変えるということは、さらなる東北の心意気を日本、世界に示して行こうという中で大変大きな意味があると思います。

震災はわれわれにとって苦労の多い、苦痛の多い痛ましいことではありましたけれども、それによって例えばミラノ万博に出展するなどいろいろな新しい動き、波を東北にもたらしてくれたことも事実です。そうしたわれわれに与えられたものをしっかりと未来に向けてつなぎ止めて育てていくという意味でも、この東北絆まつりが新たに生まれ変わってより大きく育っていくということが大事なことではないか、シンボリックな意味合いを持つようにしていきたいと思いますし、そうなれるだろうと思います。