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更新日:2017年8月23日

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就任にあたって(発表内容)

平成29年8月22日

 

第35代仙台市長に就任をさせていただきました郡和子でございます。今日は市役所の正面玄関で多くの市民の方々や職員の皆さま方のお出迎えをいただきまして、本当に感激いたしました。さまざまなことが思い起こされ、思わず涙が出そうな気持ちにもなりました。その一方で108万市民の皆さま方の命と暮らしを守っていくという重い責任に、本当に足のすくむような思いもございました。

震災からまもなく6年半を迎えるわけですけれども、今日の訓示の中でも申し述べたとおり、この間の仙台市の取り組みというのは本当に大変なものがあったのだと、私も国の方から見ていて率直に思っています。ここまで進んできたのも奥山前市長を含めて市職員の皆さま方、そして何より市民の皆さま方のお力があってこそと思っています。

しかしまだ復興が全て終わったわけではありません。心のケアを含めてまだ不自由な暮らしをなさっている方々がおられるわけですから、最後の最後までお一人お一人に寄り添うような形で復興を成し遂げていかなくてはならないと思っています。また2年半の間に3人の未来のあるお子さんたちが自ら命を絶たねばならなかったという問題についても、選挙期間中からいろいろと申し上げていました。喫緊の課題だというふうに受け止めています。すぐに取り組まなければならない課題や中長期を見据えてどんなふうに仙台をつくっていくのかについては、大変難しい仕事であると思っておりますが、職員の皆さんと一緒になって取り組ませていただこうと思っています。

就任が決まりましてからこの間、いろいろと市の職員の皆さんと会話をさせていただく機会もありました。皆さん本当に優秀な方々ばかりだと思っています。しかし前例にとらわれないで、頭を柔軟にしてということも訓示の中で話しました。それから徹底的に現場主義になるということ。そして市民協働ということをそばに置いて仙台市役所、市行政を進めていくという、この3つの柱についてお話ししました。職員の皆さんの心にどう響いたかは壇上からではよく分かりませんでしたが、これから1つ1つ取り組む中でそれらを実現していけたら良いと思っているところです。

 

仙台市長 郡 和子