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更新日:2017年8月31日

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発表項目以外の質疑応答の概要(平成29年8月31日)

平成29年8月31日

 

(1)平成28年2月の中学生自死事案の再調査委員会の開催が決まったが所感を伺う

開始が遅いということを就任直後の会見でも申し上げましたが、ようやく日程が整って9月23日に1回目の委員会を開催する運びになりました。

今回の1回目の開催ですが、再調査の趣旨を改めて委員の皆さま方にご確認いただく必要もありますし、1回目から7人のメンバーの皆さまの誰かが欠けるわけにもいきませんので、日程調整にはずいぶんと事務方も苦労したと報告を受けました。なにぶん重要な会合ですから、委員の皆さま方にそれなりの思いを持っていただくために事前説明を丁寧にしてきたと聞いていますし、23日に全員そろった上で再調査を始めたいというところでした。遅くなったというご意見もありますが、丁寧な再調査をするためにある部分ではやむを得なかったという思いもございます。

 

(2)再調査のポイントはどのようなことか

今回は人選にあたりご遺族の推薦をいただいた方に参画していただくということもあり、委員会の公平性や中立性ということはもちろんですが、ご遺族の皆さんにも丁寧に説明をし、委員の方々にも十分に丁寧に説明をさせていただきました。信頼性の確保も重要であり一定の時間を要しましたが、是非この再調査の持つ意味をご認識いただいた上で事実を明らかにしていくとともに、例えばご遺族との間で生じている意見や認識のすれ違いが何に起因しているのかということも含めて事案全体の検証をしていただき、二度とこのような事件が起きないように再発防止に向けたご提案をいただきたいと思っているところです。

 

(3)再調査ではだれがどのようないじめを行ったのかが解明されるべきと考えているか

ご遺族のご意思の中にはそういったこともあると認識しています。一から調査をやり直してほしいということの中には、そのようなことも含まれていると思いますが、この問題は現実に犯人捜しということではなく、何がどのようにそのお子さんに影響したのか、またそれに対するフォローアップはどうだったのか、そしてなぜご遺族が初めのいじめ問題専門委員会の調査にご納得いただけなかったのかも含めて、改めて調査をしていただこうと思います。そういう意味においては必ずしもご遺族の意向の形になるのか、委員の皆さまのさまざまなご議論の中で進められるものと承知していますので、私からこの場で言及するものではないと認識しています。

 

(4)いじめや体罰に関する包括的な調査委員会の進捗状況を伺う

こちらも人選は進んでいると聞いています。

(広報課長)

後ほど進捗をお知らせしたいと思います。(※)

 

(5)市では仙台港において緊急の環境調査を行っているが、一年などの期間をとって自主アセスなどをすべきとの意見もある。環境調査の結果で問題がなければ市長は仙台パワーステーションの本格稼働を容認する考えか

まずはモニタリングを徹底するということです。時間的なところもお話がありましたが、必ずしも一年やったからその数字が正確だとも言い切れないのかもしれません。調査をした上でその数字を見て、もちろんこれは市民の皆さまにもホームページなどを通じてお知らせしますが、改めてどのような状況であるのか、本格稼働の前までに仙台パワーステーションの方々にお話を聞く機会を持てるのかどうかも含めて考えたいと思っています。

 

(6)宮城県市長会では塩竈市長を会長の職務代理者とした一方で、東北市長会では引き続き仙台市長を会長に推薦するとのことだが、このことに対する受け止めを伺う

非常に難しい質問です。私自身は、大崎市長さんが県市長会のあり方を事務局機能も含めて検討するということは以前から水面下であった話で、この際そういう機会をつくってはどうかと話されたことについて、そういうことも確かにあり得ると思ったものですから、それを受け止めさせていただきました。慣例を破ることは全く異例のことであると思いますが、そういう意味で活発な議論をする場をつくることについて了承し、経験の豊富な塩竈市長さんを私の方からご推薦させていただき、満場一致で決まったということです。

一方で東北市長会の会長職については角田市長さんからご推挙の声をいただきましたので、それはそれとして重く受け止め、選挙ですからどうなるか分かりませんが是非務められるように努力したいと考えています。

 

(7)東北市長会も慣例的に仙台市長が会長を務めており、今回も慣例どおりに仙台市長を会長に推薦するが、宮城県市長会との対応の違いをどう捉えているか

東北全体の77市の市長の皆さまが、各自治体で事務局機能も含めてどのようにするのかという議論をするには少し時間が短いのではないかと私も思います。この点についてはそういったこともあり、私の推挙に繋がったのかもしれません。

ただ市長会のあり方やブロックごとの市長会などのあり方についても、政令指定都市や一般市といろいろありますので、地方自治を前に進める上でどうあるべきなのか考えていくということはそれはそれであるのだなというふうに考えています。

 

(8)宮城県市長会で会長のあり方を検討するとしても必ずしも会長を空席にする必要はないと思うがいかがか

私は新参者でこれまでどういった議論が行われてきたのかも存じませんので、私からはそれについては答えようがありません。

 

(9)北朝鮮のミサイル発射を受けて、ミサイル発射を想定した避難訓練等の実施を検討するのか

本当にびっくりしましたし、多くの市民の皆さまがどのように対応されたのかは、いろいろと調査をしてみるべきかもしれません。突然のことでしたし今までそういった訓練などもしていませんので、どこにどういうふうに身を隠すのか、避難するのかということについても、多くの方々が戸惑いを持って受け止められたのではないかと思います。

まずは頑丈な建物や地下に入ること、また建物の中でも窓からは離れる、外では物陰で身を低くする、頭を隠すなどのことがあるようですが、現実的にどのように行動すればいいのかは、まだまだ検討が必要なのかもしれません。

国におきましてもいろいろとご検討いただいているものと思いますが、こんなことがたびたびあっては困ります。北朝鮮の国連決議をも無視した度重なる挑発行為に対して強い憤りを持っていますし、政府も速やかに対応をとり国際社会と連携をしながら解決の方法に努めていただきたいと思います。

 

(10)市長就任から1週間だが所感を伺う

市長と呼ばれることに対してまだ「いずい」感触はありますが、職員のサポートももらいながらいろいろと施策について考える時間もあり、私にとっては大変わくわくどきどきする1週間でした。市役所庁舎の中、議会棟はどうなっているのか、本庁舎のどこに何があるのかなどまだ十分に分からないものですから、その点についても勉強していきたいと思います。地下の食堂にも行きましたし地下のコンビニにも行きましたが、こういう施設もあるのだと認識したりと、実にわくわくどきどきさせていただいている毎日です。

 

(※)会見後の補足説明

委員の選任については、委員候補者全員から内諾をいただけたことから、現在選任に関する最終的な事務手続きを進めている。

併せて1回目の開催日程について調整中。

 

仙台市長 郡 和子