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更新日:2018年4月24日

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発表項目以外の質疑応答の概要(平成30年4月24日)

平成30年4月24日

 

(1)羽生結弦選手からの寄付金の活用方法を伺う

本当に感謝申し上げます。羽生選手から500万円を仙台市も頂戴したところです。仙台市では「仙台ふるさと応援寄附」としてお受けして、これも羽生選手がおっしゃっていたように、被災地、震災復興を目的としたところで使ってほしいということでしたので、そのように使わせていただきたいと思っています。

 

(2)震災復興に使うということだが、具体的な使途があれば教えてほしい

羽生選手からいただいたお金とその他のものも一緒になった寄付ということになりますので、羽生選手からいただいた分で特段ここにということは具体的には申し上げられないのではないかと思うのですが、全体として被災者の方々に有効に使わせていただくということです。

 

(3)羽生結弦選手「2連覇おめでとう」パレード全体を振り返っての所感を伺う

まずは本当に多くの方々に集まっていただきました。そして多くの声を羽生さんにかける機会になったということを私自身も大変喜ばしく思います。当日はだいぶ気温が上がりまして、体調のことも心配をしました。集まってくださった方々も数人搬送されたということですけれども、大きな事故等もなく終えることができてまずはほっとしました。

そして羽生選手の偉業をたたえたいという方々が本当にマナー良く集まってくださって、羽生選手を慰労し励ましてくださったことに私からも感謝申し上げたいと思います。羽生さんも、皆さまのおかげでありがとうという気持ちを伝えることができたということをおっしゃっていたので、これもまた良かったなと思っています。

 

(4)パレードの人出が予想を下回ったことをどのように受け止めているか伺う

私も市内の方々にお尋ねをしたりしたところ、テレビで声援を送ったという方々も結構おいででした。お天気のこともあったのかもしれませんけれども、10万人を超える皆さんたちですから、本当に多くの方々においでいただいたのだと思います。当初の見込みよりは少し下回ったとはいえ、本当に多くの方々においでいただきましたこと、改めて感謝したいと思います。

 

(5)羽生選手は会見でスケート場をはじめとした環境の整備について話されたが、市長の受け止めを伺う

そうなのだなということを私も会見の様子を見て、改めていろいろなことを考えさせられました。昨日知事も会見でおっしゃっていましたけれども、やはり一流のアスリートともなれば練習する場所等々も含めてさまざまな課題が生じてくるのだろうと思います。

今、仙台にアイスリンクの問題、民間でもリニューアルしてオープンしていただいていますけれども、そちらとの関係も含めていろいろと整理をしていく必要があるのだろうと個人的には聞かせていただきました。昨日TBCさんの番組、5月1日放送のものですけれども、知事との対談という番組の収録でしたが、そのことを知事ともお話をさせていただきました。知事としても羽生さんの思いは思いで受け止め、現実・現状を見てどのように思っていらっしゃるのか。私も私なりに羽生さんの思いを受け止め、そして現実をどう考えていくのか。この辺のところをしっかりと整理していかなくてはいけないと思っているところです。

 

(6)ファンをはじめとしたパレード参加者のマナーが大変良かったことについて、所感を伺う

すごいですね。私も大拍手です。ゆづファンが「結弦くんに恥ずかしい思いをさせたくない」という気持ちで、持ってきたごみはみんなお持ち帰りになられたのだと思います。とても素晴らしいなと思いますね。ファンもそうですし、そういうふうにさせる結弦くんもすごいなと感動します。

報告を受けたところ、90リットルのごみ袋が6袋程度であったということですから、すごいですね本当に。びっくりするマナーの良さだったように思います。感激しました。

 

(7)パレードの収支報告はいつ頃になるのか

まだ終わったばかりですので実行委員会の方でとりまとめをしているのだと思います。

(東京オリンピック・パラリンピック担当課長)

収支の確定につきましては、今後寄付金やクレジットカード決済の分もありまして、確定していくのは6月とか7月とかそのあたりになるかと考えています。

 

(8)パレードの経済効果を発表する予定はあるか

(スポーツ振興課長)

どこまでのレベルのものが、あるいは正確なものが出せるか分かりませんけれども、一定のデータに基づいて経済効果というものを定量的に出せないかと今検討しています。そのとりまとめは収支報告とずれてくる可能性があります。

 

(9)その発表の時期について伺う

(スポーツ振興課長)

夏ぐらいにはというレベルです。分析にかかるかと思っています。

 

(10)パレードの収支に関して、現在分かっていることを教えてほしい

(東京オリンピック・パラリンピック担当課長)

実行委員会の当初収支計画においては、収支とも約1億9千万円で予定していました。収入の内訳としては、協賛金と寄付で2千万円、応援グッズ販売で1億7千万円ほどを想定していました。今回4月22日時点で分かっている範囲で、協賛金が1750万円、寄付金が約2千万円というところです。応援グッズ販売は1億7千万円程度です。

支出につきましては、ただいま精査中ですので、今後それぞれ増減が出てくると思っています。詳細につきましては、今後、実行委員会からご説明したいと思います。

 

(11)大相撲夏巡業仙台場所が開催されることに対する所感と、あいさつを行うのか伺う。またちびっこ相撲を行うのかも併せて伺う

大相撲仙台場所、今年は8月12日から開催されると聞いていますけれども、平成27年8月から東日本大震災復興支援ということで開いていただいているようです。毎年本当に大勢の方々がこの相撲においでになっていると伺っていますので、今年もまた多くの方々が観戦をされるのではないかと思っています。ありがたいことだと思います。

あいさつをしてくれというようなことは私はまだ聞いておりませんので、その点についても今の段階でコメントはできかねますが、ただいろいろとこの間、女性首長さんたち等々がいろんなアクションを起こされたと承知をしています。土俵に上がるのか上がらないのか、あるいは伝統というものをどのように考えていくのかについては相撲協会の方々もそうですし、国民の皆さま方、市民の皆さま方、広くいろいろ議論していただければいいなと思っているところです。

ちびっこ相撲についてもどのようになっているかは私は承知していないです。

(スポーツ振興課長)

現時点で巡業のメニューについてはまだ情報が入っていませんので、承知しておりません。

 

(12)先週発生した地下鉄南北線の事故について、市長はどのように事故報告を受け、どのような対応を行ったのか伺う

本当に多くの方々に夕方のラッシュ時にご迷惑を掛けたことをまず大変申し訳なく思っています。この場をお借りして、私からもおわびを申し上げたいと思います。このようなことがないように、詳細な原因の解明は今後になるわけですが、しっかりと対応していきたいとまず申し上げます。

第一報を聞きましたのは、市役所の庁舎にいましたのでそこで聞きました。ケーブル火災だという次の報が入るまでには少し時間があったように思いますが、どうやらストップをしている、停電で止まっているというのが私のところに入った第一報でした。ケーブル火災が原因であるというのは少したってからでしたが報告を受けました。

私自身はその日、別の会合でごあいさつをさせていただく予定があったものですから、しっかりと調査をしてもらうということと逐一報告を上げてもらうということでその会場に移動をし、その会場でも「実はこういうことになっていて申し訳ない」と冒頭におわびを申し上げ、ご報告をさせていただきました。いろいろお話をさせていただいた後、退席をしましたけれども、逐一報告を受けしかるべき対応を取るように指示をしたところです。

 

(13)交通局内に設置される事故調査委員会には市長も出席するのか

これは専門の調査委員会なので私自身が入るかどうかまで考えていませんでしたけれども、そこでまとまったものについて今後の対応をどうするかということについてはコミットしようと考えていますが、調査委員会のメンバーにということは今指摘をされて「あ、そういう考え方もあったかしら」と受け止めたところです。

 

(14)地下鉄南北線が停止している間の交通局の対応について市長の所感を伺う

逐一報告を受けていましたし、次の日いろいろと、それこそ事故の原因調査も含めて一睡もしていないという職員も含めてですね、まとめの報告を聞いたところですけれども、代替輸送についてはJR東日本さんと協定を結んでいるということではあったものの、多くの方々に本当にご迷惑をお掛けしたと思っています。このようなことが起きたときにどのように対応したらよいのかということについても、改めて考えていく必要があるということを早速その場で伝えました。

今、交通局でもいろいろな対応を練っているのだろうと思います。今後このようなことがもちろんないように努力をさせていただきますし、万一このようなことが起こった折にも安全に、またいろいろなところで帰宅困難ということが起こらないように、いろいろと対応していく必要があると思っています。努力をさせていただくつもりです。

 

(15)部分再開はできなかったのかという考えもあるが、市長はどう思うか

まずどこがどのような理由でストップしたのかということ、ケーブル火災であったということですけれどもそれが分かった段階と、それから後はいくつかある変電所のところで同じような事例がないのか等々いろいろ確認にも時間を要したようです。

運転できるところはあったのではないかというのは後からそういうことは言えたのかもしれませんけれども、あくまでどういう状況であるのかの確認に時間を要し、安全を確認してからでないと乗客の皆さんを乗せるわけにはいかなかったのだろうと思いますので、多分致し方なかったのではないだろうかと思います。私は次の日までかかってしまうのではないかと、そこを随分心配しましたが、夜のうちに走り、次の朝のラッシュ、朝の通勤の皆さま方にご迷惑を掛けることがなく済んだということでは、ある意味ではほっとしたところでした。

 

(16)事故原因の解明については事故調査委員会で行うと思うが、事故対応を含めた全体的な検証についてはどのような場で行うのか伺う

代替の輸送がどうであったのか、あるいはタクシー等々もなかなか止めることができなかったなど、利用者の方々からのいろいろなお声もお聞きしましたが、報告を受けて、どのように対応すべきなのかということについては早急に検討すべきであるということは話していますので、これについても多分今やっているのではないかと思います。

 

(17)全体的な検証は交通局で行っているということか

そうです。

 

(18)事故の第一報は庁舎内で受けたということでいいか

停電で地下鉄が止まったという第一報でした。

 

(19)報告を受けたのは何時頃だったか

17時30分前後だったと思います。

 

(20)第一報を受けた後の指示はどのように行ったのか

秘書課を通してです。

 

(21)他都市では市長へのホットラインを使っている例もあるが市長の考えを伺う

私にしても副市長にしてもさまざまな仕事をしていますし、たまたま私も出かける前の時間であったので秘書課から聞きました。直接連絡をもらうホットラインというものが必要なのかどうかについては、おっしゃるように検討させていただくことにします。ご提案いただきましてありがとうございます。

 

(22)今回の事故原因となった送電ケーブルについて、今後の点検や交換に関する考えを伺う

今回のことがあって、どのような点検状況だったのかという説明もありました。すでに皆さんもご存じのことと思いますが、きちんと定期的に検査をしていましたし、年明けの1月にも漏電検査等々も全て終えていて、いずれも異常値はなかったということです。しかしながらこういうことが起きたわけですから、見直すべきところは見直していかなくてはならないだろうと認識はしています。

 

(23)災害救助に関する都道府県から政令市への権限移譲について、全国知事会議で反対の意見が表明されたが市長の受け止めを伺う

東日本大震災に直面をした政令市として他の政令市の皆さま方とも連携をしてきました。権限移譲と言われると、知事会や他の一般市の皆さんたちも「政令市はなんだ」というご意見もあるのかもしれませんが、これはあくまで政令市だけではなくて、他の市町村も含めて迅速に事が起きた場合に対応できる、そのような法改正だと認識をしています。そのあたりのご理解をいただくのがまだ少し十分でないのかなと思います。さらにその点を強調して、私どもはあくまで自分のところのためということではなくて、他の自治体の復旧復興の迅速化のためにもなるとしてぜひこれを改正させていただければと願っているということを、もっともっと伝えていかなければならないと思っています。

 

(24)権限移譲は道府県の同意が必要であるが、宮城県との調整状況について伺う

知事ももちろん震災を経験しているわけでして、仙台市側の思いというのも受け止めていただいている、一定程度受け止めていただいていると認識をしています。

 

(25)宮城県と合意はできそうか

できるものと期待をさせていただいています。

 

(26)財務省セクハラ問題について、財務省が女性記者に協力を求めていることやテレビ朝日の対応も含めて市長の受け止めを伺う

やはりそのような被害に遭う人が、自分から勇気を持って名乗り出てそれをしっかり話していくというのは、これは本当にハードルの高い話だと思っています。ですから、今回財務省があのような形で名乗り出ろというようなことをおっしゃったのは、私としても厳しいなというふうに思いました。パワハラもそうだと思います、セクハラもそうだと思いますが、被害を受けている人が声を上げるというのは相当なことだと認識をしていまして、そこに配慮した形でしっかりと支えるべきであろうと思っているということです。

それとテレビ朝日さんの対応、これもなかなか難しいところはありますね。どうだったのでしょうか、自分のところで放送するということができたのかどうかということも含めて、いろいろおありだったのでしょうから。ただ、それをもみ消すようなことではやはり良くなかったのだろうとは思います。マイクを持って録音していたという記者の方については、度重なるそのような状況を受けて身を守るためにそういう行動に出たのであれば、それは批判されるべきものではないと私は思います。

 

(27)野田総務大臣が女性記者との懇談の場を設けることについて所感を伺う

いいことだと思います。さすがだなと思いました。

 

(28)平成29年4月の中学生自死事案から1年を迎えるにあたっての所感を伺う

平成29年4月の中学生自死事案について、4月26日がご命日だったと思います。この1年ご遺族の皆さま方も本当におつらい時間を過ごされていたのだろうと思います。改めてご冥福を心からお祈りいたしますとともに、本市で二度とそのような事案が起こらないように取り組ませていただきたいという決意もまた改めてしたところです。

この間、この問題の調査について努力をしていただいて進めていただいています。まだ調査が残っているということですけれど、1日も早く調査が終わることを望んでいます。

 

(29)体罰に関するアンケート調査の集計結果が公表されたが市長の受け止めを伺う

率直に申し上げまして、全校で行わせていただいたこの調査でこれだけの数が上がってきたことについては、非常に重く受け止めておりますし、大変残念です。遺憾であり、また体罰を受けた生徒さんやご家族、保護者の方々には申し訳ないと心からおわび申し上げたいと思います。

 

(30)平成29年4月の中学生自死事案についても体罰があったが、体罰が無くならない現状についてどのように感じているのか

ご指摘のとおり大変残念な結果ですし、まずは申し訳ありませんと申し上げます。教育現場でなぜそのような体罰につながったのかということをしっかりと検証した上で、そのようなケースの時にはどのように対応していくのが望ましいのかというところまでしっかりと方向性を見いだすようなことをしてもらいたい。そして現場の先生方もさまざまそのようなケースに対して対応できるスキルアップをしてもらいたいと思っています。

 

(31)そうした市長の考えを教育委員会に伝えているのか

教育委員会から結果を聞いたときに、話をしました。

 

(32)体罰はいけないことだというメッセージが現場の教員に届いていないのではないかと感じるが、市長の考えを伺う

今回の調査では、見たり聞いたりしたこともあるということも含めて数は多かったということはあるのだろうとは思いますけれど、深刻なけがをしたという状況も報告されていて本当に残念でなりません。

一方で教師の皆さんたちが子どもたちとゆとりを持って向き合えるということも大切でしょうし、そういう意味でも35人以下学級ということに踏み込ませていただきました。その点については、教育の現場から大変ありがたいという声もいただいているところです。いずれにしましても、それぞれの先生方でいろいろなケースがあるのでしょう。そのケースにどのように対応していくのか、そしてその際に体罰ではない解決の仕方をどう導いていくのかということは、やはり研修に重点的に取り組んでいただくことが必要なのだろうと思います。

 

(33)平成29年4月の中学生自死事案に関して、この1年の市の取り組みについて市長はどのように評価するか

改めてこの1年ご遺族の皆さま方は大変つらい日々を過ごされたのだろうと思います。そして、亡くなられた生徒の方に対して、改めて今回何が起きてそのようなことになったのかという真相が明らかになるということが、その亡くなられた生徒の死を悼むということにもつながると思いますので、急ぎ取り組んでいただきたいと思っています。

しかし、あえて申し上げればスタートするのもやはり時間を要したわけですし、そしてこの間、精力的に委員の皆さま方に調査を進めていただいてはいるものの、時間がかかっているということはある意味その通りであると思います。なるべく速やかに真相を明らかにして、そして再発の防止につなげていただくような、そのような結論を得ていただきたいと委員会にはお願いしたいと思います。

 

(34)市役所本庁舎建て替えについては現地建て替え案が有力であるが所感を伺う

有識者検討委員会で精力的に議論を進めていただいており、昨日の会議の中で中間案について一定の方向性が示されたと聞いていますけれど、精力的なこの間の議論、これからももちろん続くわけですけれど、そのことに感謝をしたいと思います。

現地で建て替えをするのが防災上も、それから時間的なことからもベターであるということなのだろうと認識をしていますが、まだこれから段階を踏んでいくということですのでこれからの議論にも期待をしたいと思いますし、この後市民の皆さま方にもパブリックコメント等でご意見を伺う予定だと認識しています。

 

(35)市長は市役所本庁舎はどのようであるべきと考えるか

市役所の本庁舎、そこで仕事をする職員が仕事を快適にするということは市民の皆さま方にとっても有益であるということですけれど、職員の快適な環境ということだけではなくて、108万仙台市民の皆さま方が市役所本庁舎をコミュニティの核というのでしょうか、そういうものにしていただきたい。本庁舎にいろいろな市民の皆さんたちが気軽に集っていただき、いろいろなことに取り組んでいただく、市役所の職員とも連携していろいろなことに取り組める、そのような庁舎になるといいなと。これはコンセプトの問題なのかもしれませんけれど、そうであるとよいと思っているところです。コンセプトについてもいろいろな議論がなされているので、そのあたりにも期待をしたいと思っています。

 

仙台市長 郡 和子