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更新日:2018年6月4日

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東北の3つの動物園が連携してアフリカゾウの繁殖に取り組みます(発表内容)

平成30年6月4日

 

八木山動物公園を含む東北の3つの動物園が協力をして、アフリカゾウの繁殖に向けた取り組みを行うことになりました。

動物園の人気者でありますアフリカゾウは、繁殖期間が限られることやゾウ同士の相性などもあり、繁殖がとても難しく、国内のアフリカゾウの数は減少の一途をたどっているのが現状です。八木山動物公園でも3頭のアフリカゾウを飼育しておりまして、これまで繁殖に向けたさまざまな取り組みを行ってきましたが、残念ながら赤ちゃんゾウの誕生には至っておりません。

東北地方ではほかに、秋田市の大森山動物園、盛岡市の盛岡市動物公園で、繁殖可能な年齢の雄と雌の両方を飼育しています。こうしたことから、比較的距離も近い3つの動物園が協力しまして、雌ゾウを相互に移動させてペアの環境を変えることで、アフリカゾウの繁殖に取り組むこととしたものです。このような手法で、地域の3つの動物園が共同でアフリカゾウの繁殖に取り組むのは、国内では初めてのことです。

6月11日(月曜)には、大森山動物園、盛岡市動物公園の園長さんに八木山動物公園にお越しいただきまして、プロジェクトの発表会を行います。当日は、このプロジェクトをご提案いただきました群馬サファリパークの川上園長さんのレクチャーも予定していますので、ぜひ取材をよろしくお願いします。

種の保存という意味でも大変意義深い取り組みでございます。この取り組みが成功して、東北でアフリカゾウの赤ちゃんが誕生することを、私も心待ちにしたいと思っております。

 

仙台市長 郡 和子