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更新日:2018年10月16日

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発表項目以外の質疑応答の概要(平成30年10月16日)

平成30年10月16日

 

市有施設法定点検未実施について

Q1

先週なんですが、市が保有している特定建築物の法定点検が177カ所で行われていなかった、理由はその理解不足だったという、ちょっと市民にとってはいかがなものかというようなことの発表があったんですけれども、中には病院とか津波避難タワーとかも含まれていまして、その辺、市長、今現在どのようなお考えなのか伺います。

A1

本当に、市民の皆さま方、施設の利用者の方々にはご不安を抱かせてしまったことに深くおわびをしなくてはいけないと思っております。本市の対応の不手際で、法律に基づいた点検を実施しなければならないことがなされていなかったということについておわびしなくてはいけないと思います。
177棟が未実施だったというふうに発表させていただきましたけれども、いくつかは今日までの段階でも進んでおります。今年度中には全て点検を終えるように、全庁挙げて対応してまいりたいと思います。
ご指摘があったように、認識が不足していたということであります。義務化されているものですから、これはちゃんとやっていかなくてはいけないのに、それを守らねばならない行政の場で、うまくその理解が進んでいなかったということで、大変遺憾なことでございまして、これにつきましては、徹底的に研修等々も踏まえた上で対応するように指示をさせていただきました。

 

Q2

先日のレクでは、市の担当課と現場、それぞれの認識の不一致があったというところだったんですが、その辺のコミュニケーションの取り方とか、何か見直すべきものというのは、今後どのようにしていくか、何かありますか。

A2

これは、この問題のみならず、いくつか出ている問題がこのところ顕著になっております。その仕事の担当の個人の問題ももちろんあるかと思いますけれども、それを管理して情報共有すべき組織としてのガバナンスの問題も大きいのではないだろうかと思っておりまして、このことにつきましては、改めて全庁に対してしっかりとするようにお話をさせていただいているところであります。

 

 

戊辰戦争慰霊祭について

Q3

戊辰戦争の150年に関してちょっとお尋ねしたいんですけれども、全殉難者をまつる記念碑を設置する動きがあったんですが、取りやめになったということです。当日、その慰霊祭があったんですけれども、市長は確かご出席には急きょならなかったと思うんですが、この一連の動きについて、市長のお考え、つまり、全ての薩長も含めた戊辰戦争の犠牲者を一堂にまつるということに対する市長のご意見、お考えをお聞かせいただければと思います。

A3

その顕彰の催しには、私はほかの公務がありましたものですから、出席はいたしませんでした。
戊辰戦争150年ということで、今度、仙台市博物館でも展示会をさせていただくことになっております。いろいろ研究が進んでまいりまして、これまでの賊軍、そういうような形ではないということも出てきているところでありまして、そういう動きがあるというのも承知をしているところであります。
ただ、これはそれぞれの皆さま方の思いというものもありましょうから、今ここで皆さま方の、いろいろな藩志会の方々、いろいろな団体の方々のご意見も尊重すべきというふうに思っているところであります。
そういうふうな時代になったということであるならば、それはそうでもあろうかと思いますけれども、ただ、まだまだ残念ながらいろいろな思いをお持ちの方々も、これ、まだいらっしゃるんだろうというふうに思っております。

 

 

部活動手当の見直しについて

Q4

今、県のほうで、部活動手当に関して減額するような条例の改正案が可決されましたけれども、仙台市のほうでは、今後、この部活動手当について何か変更するとか、そういうお考えがあるかどうかですね。あとは、この問題に対する所感があれば伺います。

A4

県のほうで、土日、休日の部活動手当の減額の条例案が提出をされて委員会で可決されたということは承知をしております。
実は、仙台市でも、県費負担教職員の権限移譲の、あのタイミングでもいろいろとこの件については、教育局ともども検討をしたということも聞きました。
また、昨年度から、国の義務教育費国庫負担金の部活動指導業務に係る限度額の見直しというものが示されたわけですけれども、それについて、その際にも検討した経過がありますけれども、現時点では、現行の手当で妥当であろうという認識でいるところであります。

 

 

さくら野百貨店跡地について

Q5

仙台駅前の再開発についてなんですが、さくら野百貨店の破産からもう1年以上経過しているんですけれども、利活用の、あるいは再開発の先行きがちょっと見えない状況が続いておりまして、東北随一の一等地の開発が進まない、仙台の玄関口でもある仙台駅前の開発が進まないということについての市長の見解と、どのように感じられているかということと、市として、もちろん民間の話ではあるので、民間が第一義的にはやるんでしょうけれども、市として対策や対応等、どのように考えられているのか、現時点のお考えをお聞かせください。

A5

大変難しい問題ですね。ただ、あの場所はご指摘のように仙台駅、それこそ東北の玄関口でもある、本市の玄関口でもある仙台駅を降り立ってすぐに目に入るところでありますから、その景観も含めて、どんな印象かというのは重要だと思っております。
民間の方々、権利者の方々のいろいろな調整というものがなかなか進んでいないというふうに聞いておりますけれども、本市としても強い関心を持って、本当にこのままでいいんだろうかというような思いはありますけれども、今しばらく地権者の方々の調整というものがどのように図られるのか、それを見ていきたいというふうには思います。
ただ、やはり、仙台のお迎えする顔にもなる地域ですから、あのまま長くあの状態が続いて好ましいはずはありません。

 

 

人事委員会の委員選任について

Q6

人事委員会の話について伺います。現在、3名の委員のうち1名が空席というふうになっておりまして、地方公務員法に反する状態に現時点でなっているわけですけれども、現在のこの状況について、市長はどのようなお考えをお持ちでしょうか。

A6

まずは、定員が3名であるところに欠員が生じているということについては、選任をする立場にある者として、大変責任を重く感じております。
長く欠員の状態が続くという状況は、本当に避けるべきでありますので、次の議会に向けまして、議案を提案できるように、引き続き努めてまいりたいと思います。

 

Q7

候補者となる方を推薦した仙台弁護士会の方では、ちょっと今回の市の対応について疑義を投げかけていらして、やはり、議会でも一部に異論があったとはいえ、議案としてきちんと提案して議論してほしかったというようなお話があります。この点についてはいかがお考えでしょうか。

A7

弁護士会の皆さま方につきましては、実はこういう形になったことについて、12日(金曜)に、藤本副市長から会長に対して、経過のご報告と、それから謝罪をさせていただきました。おわびもさせていただいたところですけれども、今お話しのように、弁護士会からは遺憾の意が表されたというふうに聞いております。

私といたしましても、弁護士会の皆さま方からご推薦をいただいたということで、人事案の提案をさせていただくつもりであったわけですけれども、お話をしましたように、やはり、全会一致でこの案件はお認めいただくべきであろうと思いまして、苦渋の決断をさせていただいたところであります。

 

 

中山福祉会について

Q8

今回の9月議会でも結構話題というか、問題になりました、中山のとびのこ保育園の関係なんですけれども、報道ですとかあるいは市のほうの調査結果等を踏まえて、ずさんな会計処理というものがいろいろ明らかになっているかと思うんですが、どのようなご所見をお持ちかということと、こういった事態に至って、市のほうでこれまで支出されている補助金の返還ですとか、これから交付する予定の補助金の支出の凍結ですとか、何かリアクションがあるのかどうか、2点伺えればと思います。

A8

まず1点目ですけれども、社会福祉法人ですから、その社会福祉法人の責務というのは、やはり地域福祉の担い手として市民の皆さま方からも期待が寄せられているところですから、不適切な予算だとか運営だとか、こういうことがあったというのであれば、これは非常に遺憾なことだというふうに申し上げたところでございます。
一刻も早く、法人自らがこのことについても的確にお示しをいただきたいと思います。
仙台市側でもヒアリングを始めておりますけれども、報道されていることと市が聞いていることでも、随分と食い違いもあるようでして、法人の皆さま方あるいは職員の皆さんたちにも多くの方々に話を聞いていかなくてはいけないということもあって、少々時間がかかっているようであります。
何がどうだったのかということについては、当方としても努力をして明らかにしていく必要があろうかというふうには思っております。

 

Q9

支出した補助金、支出する予定の補助金等で何か対応というのは現時点で予定はありますか。

A9

それも含めて、どのようなことがあったのか、どのような会計処理であったのかも含めて、まだ明らかになっていない、双方いろいろな食い違いというものが見られているわけですから、そこのところをはっきりとさせていく必要があろうというふうに思います。

 

 

市長記者会見の動画配信について

Q10

今日から市長の定例記者会見が動画で、インターネット上で配信されることになっております。市長はこういう場面は非常にお得意かと思うんですけれども、市長会見の動画配信について、ご感想をいただければと思います。

A10

これまで、少し文章で出てくるのを頑張って職員もやってくださっているんですけれども、少しタイムラグがあることも事実です。この動画配信も、ちょっとはおくれる、同時ではないんですよね。今日中には出てくるということですけれども、どんな表情で何をしゃべるかというのは、これは結構、市民の皆さま方にとっては、ご覧になる方々にとっては重要な情報にもなり得るのではないかなと思います。
また、市政がどのように行われているのかということにつきましても、記者の皆さま方のいろいろなご質問を通して、私も一生懸命お答えさせていただきますので、これを広くいろいろな方々にご覧いただくのは、大変いいことだろうというふうに思ってはおります。
ただ私自身は、なるべく動画の配信に耐えられるように、前の晩に夜更かししないようにしなくてはいけないなとか考えたりもしますけれども。よろしくお願いいたします。

 

 

いじめ問題専門委員会について

Q11

いじめ問題専門委員会の川端委員長。遺族が退任を要望しているという話で、一度質問したんですけれども、そのときは報告を受けていないと市長はおっしゃったんですが、その後、報告を受けたと思いますが、報告を受けての受けとめはいかがでしょうか。

A11

遺族の方々がそのようなご意向を示されたようだということであって、委員会の中でもそれが正式な議題というふうに上がっていないというふうに聞いております。
なので、ここでそれについて私が申し述べるものでもないというふうに思います。

 

 

災害救助に関する権限移譲について

Q12

市長会とか知事会でお話をされていた災害救助法の権限移譲のことが昨日の委員会(救助実施市指定基準検討会議)のほうで決まった部分があるという、その受けとめのところをお願いします。

A12

災害救助法の改正を受けまして、指定基準をどういうふうにしていくのかという検討委員会が、この間、3回開かれて、昨日の段階で方向性というものが示されたというふうに報告を受けました。
6月に法改正がされましてから、この間、台風の被害があったり、地震の被害があったり、豪雨の被害があったり、内閣府も大変だったと思うんですけれども、また、検討会議のメンバーも大変な中、いい議論を重ねていただいたというふうに感謝をしております。
最終報告で示されました救助実施市の4つの要件、県との連携の体制ですとか、それから組織、また財政基盤、関係機関および団体との調整でしたけれども、この具体的な内容、調整事項など、十分に吟味しまして、指定に向けた準備というものを加速させたいというふうに思っております。

 

Q13

年度内に指定に向けて手を挙げるという受けとめでよろしいですか。

A13

今申し上げた、内閣府の4つの柱みたいなものが示されましたけれども、内閣府令の詳細というのは11月下旬に公布されるんだそうです。ですから、それをしっかり見た上でになります。
正式な指定は来年の4月1日ということですから、それに向けて準備をしていかなくてはいけないというふうに思っています。

 

 

仙台市長 郡 和子