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更新日:2019年1月16日

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発表項目以外の質疑応答の概要(平成31年1月15日)

平成31年1月15日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

梅原猛氏逝去について

Q1

昨日、12日に仙台市出身の哲学者の梅原猛さんがお亡くなりになったという発表がありましたけれども、市長は梅原さんと面識があれば、いつごろお会いになったのか、そして、これを受けての所感をお聞かせいただけたらと思います。

A1

梅原先生は、それこそ大変日本の哲学者としても素晴らしい方でありました。まずはご冥福をお祈りしたいと思いますし、残念だなという気持ちを強く持ちました。
私自身、直接お話をさせていただいたことはございませんけれども、震災当時の復興構想会議のメンバーとして、さまざまなご発言をいただいたし、そしてまたそれは被災地に寄り添ったものであったと承知をしております。
そういう意味におきましても、仙台を離れて随分たたれますが、仙台に対する思い、被災地に対する思いというのも強くお持ちになっていただいていたこと、改めて感謝を申し上げたいと思います。

 

 

毎月勤労統計について

Q2

厚生労働省の(毎月)勤労統計の問題に関してなのですけれども、仙台市への影響が何かあるかというのと、この件に関して対応していることなどがあれば教えてください。

A2

今回明らかになった厚労省の勤労統計、毎月の発表によってさまざまな、これが基準となって、働く皆さんたち等々に対しても、それこそ失業給付等々で大きな影響があるものだというふうに思っています。現実、こういうようなことが長く行われてきたというのは、本当にあってはならないことであると思っております。
具体的に仙台市民のどのくらいの規模で影響が出てくるのかということまで詳細を把握しておりませんし、まだ国の方からもこの点について、何かどのようにするというような話にはまだなっていないのではないかと思います。
申し訳ありません。この点で仙台市としてどのように対応するか等々については、まだ検討しておりません。担当のところで何かこの点について着手しているというふうにも聞いておりません。まだこれからのことだというふうに思います。

 

Q3

統計の問題で結構国でいろいろと、働き方改革の問題ですとか、続いていると思うのですけれども、市の持っている統計の件で、何かこれから確認したいとかそういった意思はありますか。

A3

私が承知をしている限り、さまざま仙台市でも統計をとっているわけですけれども、ずさんな、あるいは法をはみ出すようなことはないというふうに思っております。

 

 

仙台市議会議員選挙について

Q4

今年の8月に任期満了を迎える仙台市議会議員選挙ですけれども、各党が公認候補を発表している状況だと思うのですが、市長の対応で、今現在考えていることは何かありますか。

A4

まだ先の話であります。当面、第1回の定例会に向けて準備をさせていただいている段階ですし、それぞれの方々が公認なり何なりが出ているということは見聞きしておりますけれども、そこについて私も何も感想を述べるということもありませんし、今は目の前のことに精いっぱい頑張っているという段階です。

 

 

成人式について

Q5

おとといの仙台市の成人式、市長もご出席されていたと思うのですけれども、20年前には少し騒がしいということでいろいろ話題にもなった仙台市の成人式なのですけれども、その後、全国でも荒れる成人式等いろいろ問題になった時期もありました。今年の成人式にご出席されて、最近の傾向というか、どのようにお感じになったか、率直なところをお聞かせいただきたい。

A5

昨年の成人式もそうでありましたし、今年もそうでしたけれども、仙台市の成人式というのは厳粛な雰囲気の中で厳かに、そしてまたお祝いをする多くの市民の皆さんたちが携わっているというのも、大変好ましいものとして受け止めさせていただいております。
特に今年の新成人の皆さんたちは、震災のときに小学校6年生で卒業式間近に控えたお子さんたちが、20歳を迎えられたわけです。その成長というのは、いろんな思いが交錯してまいりますけれども、大変素晴らしい新成人のお二人の誓いの言葉であったと思いますし、また当日も華やかな中にも皆さんたちが新たな志をお持ちになっている様子もうかがえて、大変素晴らしいなというふうに思いました。
もちろん他の自治体で出ていたようなトラブルもなく、成人式を無事終えることもできて、私自身もうれしく思ったところです。

 

 

参議院議員選挙について

Q6

先ほど仙台市議選のお話がありました。その直前になると思うのですけれども、参議院議員選挙もあります。こちらについては今のところどのようなお考えをお持ちでしょうか。

A6

それは、6年目の参議院選挙、3年ごとではありますけれども、大きな選挙であるわけですから、仙台市としてもしっかりと投票、開票の業務に当たらなければいけないというふうに思っています。
また今回は市議選も、またその後には県議選もあるわけですから、選挙事務については皆さんの信頼をしっかり得られるように準備をしてまいりたいというふうに思います。
特に参議院選挙でどうこうということはございません。

 

Q7

自民党と共産党が今現在、候補を立てていらっしゃいますけど、まだほかの野党は準備作業の段階だと思います。民主党にいらっしゃった郡さんとして、野党への期待であったり、擁立に向けての期待みたいなものがあったらお願いします。

A7

私自身、国政を離れて、今こうして仙台市の首長として仕事をさせていただいております。いずれこの国の政治のあり方については、さまざま国民の皆さま方もお考えがおありだと思いますし、活発な議論がなされる国会であるためにどうあるべきなのかということについては、いろいろと国民の皆さま方がご自身の投票権をどのように生かすかということはあるのだろうと思います。
今の段階で、私自身そこにコミットするようなことは全く考えておりませんし、市民の皆さんたち、国民の皆さんたちのご判断に委ねたいと思っています。

 

 

荒浜小学校の防災教育への活用について

Q8

震災の関係で防災教育について伺いたいのですけど、震災遺構の(仙台市立)荒浜小学校があるのですが、なかなか市内の小中学校が訪れていなくて、授業で使うといってもなかなか一からやるというのは大変だということで、市と宮城教育大学などが連携して教材開発に取り組んでいると思います。その荒浜小の防災教育としての活用の状態について、市長がどう考えているのかということと、今後どうしていくべきか、そのあたりのお考えを伺ってもよろしいでしょうか。

A8

おかげさまで震災遺構の荒浜小学校については、県内外から多くの方々においでいただいて、震災の実相というのでしょうか、それに触れていただく良い学びの場になっているというふうに思っております。
そういう中で、市内の小学生等々がなかなか荒浜小学校に訪れる機会がないというふうなこと、これも聞かせていただいております。議会でもご議論もいただいたかと思いますけれども、やはり東日本大震災を知る重要な場所であると思っておりまして、多くの学校の皆さんたちに訪れていただくように、これは教育局ともいろいろ話をしながら現在も進めているところであります。
来年度どのようにするのか、今もちろん詰めのところをやっているところですけれども、多くの学校に利用してもらえるように努力してまいりたいと思います。

 

Q9

小学校などに聞くと、場所柄というか立地的なところで、バス代ですとかそういうところがなかなか確保が難しいということ。ただ、なかなか一方で市として予算を確保するのも、(市立学校への)エアコン(設置)などもありますし難しいとは思うのですが、そのあたりというのはいかがですか。

A9

これも今議論している最中です。でも、せっかくのあの施設であります。そして震災を知らないお子さんたちに、あの東日本大震災を教えていく、学んでもらう、感じてもらう有効な場所であるのは間違いないので、できるだけ利用してもらえるように取り組んでまいりたいと思います。

 

仙台市長 郡 和子