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更新日:2019年3月20日

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質疑応答の概要(平成31年3月19日)

平成31年3月19日

 

※質問項目ごとに整理しているため、実際の質疑応答と順番が異なる場合があります。

 

いじめ防止条例について

Q1

議会で可決されたいじめ防止条例に関して伺いたいと思います。附帯決議で、実効性を継続的に高めていくということが求められていたと思いますが、このあたりはどのように担保していきたいか改めて教えてください。

A1

今回、議会の皆さま方のご議論の積み重ねもあり、また多くの市民の皆さま方からのパブリックコメントもあり、第三者機関からのご提言もあり、条例をまとめることができました。その上で、議会の皆さま方から、この条例の下、さらに実効性を高めるために不断の見直しを行うこと、そしてまた、さまざまな連携を強化することという重要なご指摘をいただきまして、私といたしましては大変ありがたく思うところでもございます。今般いただきました附帯決議につきましては、ぜひ、いじめ対策をより実効性のあるもの、効果的なものにするために努力をさせていただきたいと考えているところです。
また、相談機関についてのいろいろなご指摘も議会の中であったかと思います。これについても、さまざまな取り組みについても検討を進めるように指示をしております。
いずれにせよ、この条例の理念を広く知っていただいて、仙台の子どもたちがいじめから守られるというまちにしていかなくてはいけないという、そのつもりでこの附帯決議も受け止めさせていただいているところです。

 

Q2

今さまざまな取り組みを検討しているということだったのですが、このあたりは何か、例えばどんなものを考えていらっしゃるのか、新しいものを考えているのか伺います。

A2

近々、全庁で取り組みを進めるために、今までは次長級の職員にいろいろと議論してもらっていましたけれども、局長級を含めて、そういうことをしっかりと検討する、その会議を持たせていただくことを考えております。

 

Q3

全庁というか、関係する部局でということですか。

A3

関係部局のみならずですね。

 

Q4

必要に応じた条例の見直しというのも求められていたと思うのですが。

A4

これはまだ、見直すべき事案というものがあった折にはということであります。なので、今すぐ、どこをどういうふうに見直すということは考えておりません。次に何か見直さねばならない事案が出てきた折には検討するということです。

 

 

旧優生保護法救済法案について

Q5

旧優生保護法の件なのですが、先般、国会の超党派議員連盟が4月に提案する救済法の骨子をまとめたということがあります。郡市長自身も国会議員時代にこの問題に取り組まれたというところがありまして、その救済法が固まったことについての受け止めがもしあればお聞かせいただけますか。

A5

政府与党のワーキングチームと、それから超党派の議員連盟がそれぞれこの間検討を進められてきたと承知をしております。私自身、国会におりました折にこの問題についていろいろと指摘をさせていただき、超党派の議連の会長に尾辻先生にぜひ就任してもらいたいということをお願いしに参りまして、その後、市長選への出馬ということになりました。そういう意味におきましては、尾辻先生が議連の会長を引き受けてくださって、この間、超党派の議員の皆さんたちの議論をまとめるのにご尽力いただいたこと、大変ありがたく、うれしく思っております。今般の合意に至ったということについては大きな前進であったと受け止めておりますし、いろいろ補償額についての議論もいろんなご意見もあるのは承知していますけれども、よくここまで来たなというふうに評価をしながら見させていただいているところです。私個人として。

 

Q6

直接、仙台市には強制不妊手術についての指揮系統というか、実施するに当たっての権限というのはなかったのですが、当事者の方が割と仙台で手術されたということも訴えておりまして、昨年は市が独自調査をしていろんな資料が出てきたということで、救済法ができるに当たりまして、今後何か市として考えていらっしゃること、この問題についての対応として何か考えていらっしゃることがあれば教えてください。

A6

まずは今国会においてこの救済法案が成立するということが第一だろうと思います。成立を見た上で考えるべきことがあるのであれば、考えたいと思います。

 

 

道路照明灯の電力契約について

Q7

街路灯の電気代をめぐる問題なのですが、先々週、議会で中間報告という形があったかと思います。それから1週間、10日たちまして、その後、あの調査の進捗(しんちょく)をお聞かせいただきたいというのと、あと、まだ早いかもしれませんが、ご自身の責任の判断についてお聞かせいただきたいと思います。

A7

まず、関係者のヒアリングですけれども、予定していた職員122人についてのヒアリングを全て終了したと報告を受けております。そのヒアリングの結果をまとめている段階だというふうに承知します。市議会で中間報告をさせていただいた際にも御説明申し上げましたけれども、契約をするに当たっての本市の事務手続というのでしょうか、その仕組みが不足をしていたと思っておりまして、手順の確認ですとか、手法などを改善していく必要があると思っております。これについても早急に取り組んでいかなくてはいけない課題だと思っております。可能な改善策、改善点については、いま一度このヒアリングを通して見えてきた課題というのを精査した上で、そして新年度から取り組めるものに早急に取り組んでいきたいと思います。
それと、今もう一つ質問がありましたのは、責任のことですね。これは議会でも申し述べさせていただきました、いろいろな調査を終えて、そしていろいろな検証を終えた後で判断してまいりたいと思います。

 

Q8

改めて確認なのですが、追跡できる過去の資料というものは結局見当たらないということは変わりないということなのでしょうか。

A8

確定をできた部分は本市の調査としては確定をさせていただきましたけれども、これから東北電力さんとそれをしっかりと突き合わせをしていかなくてはいけません。これがもうしばらく時間がかかるだろうと見ております。その上で、これは分からないところは本市においてももうどうにも調査を進めることが難しいものですから、それはもう置くしかないというふうに認識をしております。それ以外のところでは調査をかなりのところで進めている。今月中、年度内にはある程度のところは進むと思っています。

 

Q9

では、年度内に幾ら幾らというようなことがわかるということですか。

A9

おおよそでも、この間の中間報告でも申しましたけれども、私どもが過払いをしていたであろうものについての調査、仙台市側の調査としては終わってはいるわけですけれども、これから先、東北電力さんとそれでいいのかどうかということの調査が残っているわけでして、これを全てやってみないことには確定は難しいのだろうと思っております。

(道路保全課長)
本市における追跡調査につきましては、資料がもう限られたもので調査し切っておりますので、さきに中間報告させていただきました契約を廃止しなければいけなかったものについては、もうこれ以上の調査というのはできないと考えております。そして、契約が見当たらない約1,300基の照明灯につきましては、本市の調査は年度内に頑張って終わらせたいと。ただ、その後、東北電力のほうの確認をしていただく作業とかがございますので、議会でも申し上げましたとおり、年度をこえるものと考えております。

 

 

音楽ホール候補地について

Q10

音楽ホールの件なのですけれども、先日、杜の都の環境をつくる審議会という場で、音楽ホールの懇話会のほうで近々市長のところに報告が上がるかと思うのですが、候補地について、非常に公園が多いということで、公園につくるという考え方に対して非常に強い異論が出されて、ぜひ市長にこの旨伝えてくれと委員長からの発言があったところだったのですけれども、懇話会での議論とちょっと真逆の方向の意見が出たという構図になるかと思うのですが、市長の受け止めをお聞かせいただければと思います。

A10

杜の都の環境をつくる審議会で先生方からいろいろなご意見が出た、まさにそれはそうだと受け止めております。杜の都というのは仙台の都市ブランドの代表格でございます。それこそ、さかのぼれば藩政時代でありますし、脈々とこれを受け継いで杜の都としての都市ブランドを確立してきたわけであります。公園広場というものはもちろん緑に親しむということだけではなくて、市民の皆さんたちのレクリエーションの場でもありますし、環境ということからも公園というものは重要な位置づけになっていると思います。
今般、そういう中で音楽ホールをどこに造るか、2,000席規模の音楽ホールということになりますと、では仙台市のどこに造るかという議論を進めるに当たってそれなりの広さということがやっぱりあったのだと思います。もちろん市有地、民有地含めて、いろいろなご議論がある中で、ご指摘があったように9つのうちの6つが公園であったということだと思います。
今後、最終的にどこにどういうふうにという議論の中では、やはり杜の都の環境をつくる審議会の皆さま方からのご指摘のあった、杜の都という緑を大切にしていく、このことは重要ですので、もちろんいろいろなご意見も聞かせていただかなくてはいけませんし、市民の皆さま方にもご意見を聞かせていただかなくてはいけないのだろうなと思ったところであります。

 

Q11

音楽ホール検討懇話会から報告が出た後、市長のほうで最終判断が下されるのかと思うのですけれども、その判断の中でその公園という選択肢は無いということなのか、公園という選択肢も含めて検討ということなのか。ちょっと冒頭杜の都の環境をつくる審議会のご意見をそうだと思っていると、ちょっと肯定的なお話だったので、公園は除外して検討されるのかなと受け止めてしまうところがあるので、その辺もう一度整理して説明いただければと思います。

A11

今般はどこにその2,000席規模の音楽ホールというのが場所として入るだろうというところから音楽ホール検討懇話会のほうでは議論が行われて、候補地として幾つか挙がってきたわけであります。今般、杜の都の環境をつくる審議会のほうのご意見というのに対して私もごもっともだと申し上げたのは、杜の都というブランドを考えればご指摘のところはそのとおりだと思うのです。
しかし、法的なことを乗り越えていったり、あるいはまた、にぎわいということ、周遊性ということ、さまざまなことを考えていくとすれば、公園ということもあり得るのは間違いないのではないかと思うのです。その際にはどういうふうに緑というのを代替するのか、代替施設としての緑を担保するのか、それらはまた今後のこれからの議論になっていくのだろうという、こういう認識です。

 

 

施設の入所負担金算定ミスについて

Q12

児童相談所が(児童自立支援施設の)入所者の負担金について算定ミスをして過少に算定し、その後、監査で発覚して29万円を追加徴収しているという事案があります。仙台市のほうではこの件について公表していませんが、その理由をお聞かせください。

A12

まず児童相談所でこのような事務ミスがあったことにつきましては、改めまして私からも申し訳なかったと申し上げざるを得ないと思います。本当にご迷惑をおかけして申し訳ありません。その上で今、審査請求をされております。その審査を待ちたいと思います。
いずれにいたしましても、公表をしなかったというのはいろいろな個別に対応するということを優先してきた結果なのだろうと思いますが、でもこういうことはやはり今後は市民の皆さま方になるべく速やかに公表すべきと考えております。

 

Q13

もともと審査請求の事案ですけれども、今回の件についてはそれが一定の結論、裁決、あるいはその後の手続きも終わったら公表する考えだったということですか。

A13

いや、今回のこの件につきましては、この個別の事案に対していろいろと対応するということだったわけで、遅れてのことになったことは申し訳なく思います。なるべく早い対応というのが求められているわけでしょうから、今後はこのようなことがないようにしっかりとさせたいと思います。

 

Q14

確認ですけれども、今後、同種のこのような事務処理のミスがあったときには、今後は公表していくというお考えということですか。

A14

これは非常に難しいところで、その種類ですとか程度ですとか、いろいろなことがあるかと思うのです。逐一、いろいろな手続ミス、細かいものも公表していくべきなのかどうかというのは、これはいろいろ考えていかなくてはいけないところもありますので、これから全て公表するというふうにはなかなかこの段階で私は申し上げることではないと思うのです。しかし、今般のこの事案につきまして、やはりこれは額についてもある程度看過できない額であったし、そしてまた審査請求も出されているということから申しますと、やっぱり公表を速やかにすべきというふうに反省をしているところです。

 

Q15

今、額についても非常に大きな額だと考えているということだと思いますけれども、職員の処分についてはどういうふうにお考えですか。

A15

これはどうですかね。今、児童相談所はこの案件のみならず、ご承知のようにいろんな案件で大変忙しい、過重なところというのもございます。まずはもう少しいろいろな事務を緩和できるような人的な体制の強化というのも図っていかなければならない、そういうことだというふうに認識をしておりまして、人材について、人員について拡充の方向で検討させていただいて、来年度も拡充をする方向になっております。

 

Q16

今の流れからなのですけれども、審査請求は市長に請求が送られるという認識があるのですけれども、確認ですが、この報告はいつ受けたのか、そのときのご所感もいただければと思います。

A16

実際にこのようなミスがあって、今、審査請求を受けているということですけれども、私はこの日付、1月23日だったでしょうか、金額が違っているということがわかって、そしてご本人、親御さんのところに新しい、費用は実はこれぐらいであったということをお伝えしたと。その後、こういうことになったということで報告を受けました。

 

Q17

市長がこの事実を知ったのは23日以降、1月以内ということですか。

A17

(総務局参事)
市長には今日報告がありました。

 

Q18

審査請求を受けた時点では報告は行かなかったですか。

A18

(総務局参事)
審査請求の時点では市長に報告は行っていません。

 

Q19

先ほど速やかに公表すべき案件だったということでしたけれども、当然その前には速やかな報告があるべきなのかなと思うのですけれども、今回、監査で発覚したとき、あるいは追加徴収したとき、審査請求があったとき、どのタイミングで速やかに市長のところに報告があるべきだったとお考えですか。

A19

どういうような案件なのかということについての判断というのは、これは自分のところで処理すべきなのか、あるいはまた上まで上げなくてはいけないのかという判断を担当局に委ねられているのが現状だと思います。ただ、私自身は今般こういうようなことがあって、そしてまたこういう事態になっていることについてはやはり速やかに公表すべきであったろうということは改めて申し上げました。それ以上のことはこの場で申し上げることはできません。

 

 

ガス事業民営化について

Q20

市長は2月の定例会で、ガス事業の民営化について新年度に具体の検討を進めると表明されましたが、なぜこのタイミングでの再出発になったのか、改めて理由、きっかけ、背景など伺えれば幸いです。

A20

電気、ガスの自由化が始まって、いろいろな状況を見させていただいていたところであります。議会でも答弁をさせていただきましたけれども、前回、随分前に質問されたときには、(民営化の)旗は降ろしていないと申し上げました。その状況がいつであろうか、いろいろ検討をさせていただくわけですけれども、私自身も今般、さまざまな動きの中で、事業主体の方々がいろいろな多様なサービスを加えて消費者の方に提供し始めているということ、それからまた、今の仙台市ガス局の経営状況を見ていけば、そして今後のことを考えれば、やはりここは機を逃してはいけないのではないかと思いまして、その旨申し上げた、指示をしたところであります。

 

Q21

今回10年ぶりというか、再び公募再開に向けて動き出すという結構大きな決断だと思うのですけれども、であれば、何でこの新年度の施政方針の中で触れられなかったのか、その点を教えてください。

A21

今、経済に対しての戦略・活性化策についていろいろと打ち出させていただきました。これは施政方針の中でもそのようなことを申し述べさせていただきましたし、ポスト復興に向けての経済活性化というのが重要な視点であるということも加えさせていただいているところです。
そういう中にあって、今の自由化の流れの中で仙台市ガス局に代わる事業者の方が出てきて、そしてそれがいろいろなサービスをまた新たに出していただいたりということは、まさにこの経済の政策を大きく刺激するものであるということも思って、少しタイムラグができましたけれども、判断をしたのはそういう局面で判断をしたということです。施政方針についてはもう随分先の段階からいろいろと練ってきていたものですから、しかし、その後やはりこれは機を逃すべきではないと判断させていただきました。

 

Q22

確認ですけれども、そうすると施政方針を固められてから議会で表明されるまでの短い期間に何か市長の周辺で急転直下、判断を決断できるような何か好条件というか、何か有力な情報があったとか、そのような環境の変化が劇的にあったということとは違うのでしょうか。

A22

いや、これはこれまでもその民営化という旗を降ろさずに、いろいろとどういうふうなことが考えられるのかというのはガス局の中でも検討をしていたと思います。私自身は広くいろいろな自治体の様子を見た上で、やはり仙台も遅れてはならない、そして仙台こそポテンシャルが高いものがあると判断をしたところです。

 

Q23

ガス局の公募開始に関連してなのですけれども、具体的には新年度になると思うのですけれども、今後、公募再開に向けた検討の枠組み、どんな枠組みで検討されるかと、今後のスケジュール感についてお聞かせください。

A23

これは来年度早々に、どういう条件をつけるべきなのか、あるいはどういうことにするか、具体的なところを検討する会を立ち上げさせていただいて、そこで議論をしてもらいますので、今この段階で私から申し上げることはありません。

 

 

ジャイアントパンダ貸与について

Q24

茨城県が新年度の予算にジャイアントパンダの中国からの誘致に向けて調査費等々、予算に計上したのですが、その受け止めであったり、あと仙台市のほうでも誘致に向けた活動、取り組みを進められていると思うのですが、そのあたりの進捗(しんちょく)を伺えますか。

A24

(茨城県の件は)申し訳ない、私は存じませんでした。

昨年の日中首脳会談の中での表明を受けて、仙台市は仙台市として、種の保存も含めてですけれども、中国でさまざまな会合があれば今も動物園の職員を派遣し、いろいろとアプローチをさせていただいているところであります。

 

 

定期人事異動について

Q25

本日発表される人事で、交通政策担当局長を設ける方針だと伺っていますが、新設した狙いを教えてください。

A25

新しく交通体系についての計画も作っていかねばなりません。そしてまた、地域交通に対する課題というのはさまざまなところで大きくなっていると思います。これを統括するポストをつくるというのは、これから先の仙台の行政を考える上で大きな意味があると思って判断をさせていただきました。もうすでに始めている「のりあい・つばめ」も含めてですけれども、このような事例をあちこちでも望まれる方々もおいででしょうし、仙台市全体として東西・南北の鉄路と、そしてまたバスの結節も含めてですけれども、大きな起点に立っているのだろうというふうに認識をしておりまして、ある意味で大変重要なこれからの政策を検討してもらう、そういうポストだと思っています。

 

Q26

都市整備局に入るということなのですけれども、新年度、都市整備局が抱えるプロジェクトもあると思うのですけれども、こちらのほうのプロジェクトと、都市整備局の負担というか、プロジェクトが多いので新しくしたというところもあるのでしょうか。

A26

どこのポストもみんなそれぞれいろいろな課題を持っているので、忙しいことに変わりはないのですが、交通政策というのは本市においても重要な政策だということで設けさせていただいたというご理解をしていただければと思います。

 

Q27

局長級の人事で、今まで2013年から行政職の職員が局長を務めていた仙台市消防局の局長が今度生え抜きの局長になる見込みということだったのですけれども、今後の仙台市消防局にどんなことを期待しているか教えていただけたらと思います。

A27

久しぶりにそのような人事にさせていただきました。現場をよく知るトップに対して、大変期待を私も寄せております。それこそ救急にしてもそうですし、さまざまな災害に対する対応もそうですし、ある意味で仙台の消防局というのは全国でも期待、注目もされている、そういう組織であろうと思っております。今般は現場をよく知る次長から局長に上がってもらうことになりましたけれども、存分に力を発揮してもらいたいと思っています。

 

Q28

今まで行政職の局長を置いていた意図というのはどういったものがあったのですか。

A28

これは適材適所であって、こういう言い方も変ですけれども、全く知らない人が事務職で就いたから組織がだめになるということでももちろんないわけです。このことは私自身もそのように思っていますが、今般、生え抜きの局長を久しぶりに置くということが現場の士気高揚にもつながりましょうし、そういう意味で組織の活性化ということ、全体のことを考えてこのようになったということです。

 

 

都心再構築プロジェクトについて

Q29

都心再構築プロジェクトのほうで1点だけ確認させてもらいたいのですけれども、平成31年第1回定例会のほうでも結構議員さんからプロジェクトに関してたくさん質問があり、こちらは関心がかなり高かったと思うのですけれども、老朽化したビル、何年間に何棟建て替えるとか、そういった目標を設ける考えはあるのか教えてください。

A29

これは相手のあることでもございます。仙台市だけでできることではありませんし、さまざまな方々のお話を聞きながら、どんな対策を立てていくことによって老朽化したビルの再構築ができるのかということですから、これを目標何棟というふうに掲げることはちょっと難しいのではないかと思っています。

(都心まちづくり課長)
今のところ、目標を何棟という形で設定するというところまでは検討が進んでいませんので、今後の検討事項という形になります。

 

 

仙台-バンコク定期直行便再開について

Q30

バンコクへの定期便について、11月に再開という現地発の報道があったかと思うのですけれども、これについて仙台市のほうで今知っている情報があれば教えてください。

A30

私どもは正式な連絡を受けてはおりません。

 

Q31

その後何か確認したりとか、そういう市のほうから働きかけなどはしているのですか。

A31

取締役会、あちらのタイ国際航空の役員の間で検討する項目の中に挙がっているというふうに承知をしております。この取締役会の開催というのがもう少し先だというふうに私は聞いておりましたので、今般このようなご発言があったということは、ある意味で大変驚きと同時にうれしく受け止めさせていただいております。まだ、でも正式なのかどうか、ちょっとそこのところは連絡を受けていないものですから、何とも申し上げられませんけれども。

 

 

(仮称)仙台市役所経営プランについて

Q32

平成31年第1回定例会で議案が通った180人の職員を増員する定数の検討、今検討している(仮称)仙台市定員管理計画のほうで3年間同じくらいの職員数で今後推移していく方針だと伺っています。主な増員は、教員だったり、スクールカウンセラーだったり、区役所だったりの機能強化に向けた増員だと聞いているのですけれども、まずその180人の増員というか、増えることの意義というか、意味はどのように市長としては考えているのか、教えてください。

A32

大変これも私にとってもいろいろな意味で難しい判断をしていかなくてはいけない案件であります。行政に対するニーズというのは地域によってさまざまでありますし、それに応えていくとなると、本当にもっともっと人材を集めなくてはいけないというような気持ちもあるわけですけれども、しかし、行政組織としてしっかりとすっきりとした体制で臨まねばならない、そのこともまた大切なことでありますから、非常にそういう意味で経営プランということで新たなプランを練り上げていくことにしたわけです。
もちろん、いろいろ働き方改革ということもあります。今、市役所の職員は時間外(労働)を削減するというふうにいってもなかなかできない状況もございますし、かといって人をどんどん増やせるような余力もありません。IT等々も活用しながら、スリムにできるところはスリムにし、そして拡充を図っていかなければいけないところには拡充を図っていくということで出てきたのが180人という数字だと思っています。これからそれぞれの部署の業務の見直しをいろいろなところで図りつつ、行政サービスをしっかりするために何が必要なのか、まさにこれからしっかりと検討させたいと思います。

 

仙台市長 郡 和子