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更新日:2019年9月4日

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いじめに係る重大事態に関する再調査について(質疑応答)

令和元年9月3日

 

質疑応答の内容

Q1

(いじめ問題専門委員会からの)答申とともに再発防止策等々、(遺族の)所見書を市教育委員会から提出されていると思いますけれども、まず再発防止策に関しての市長の評価を教えてください。

A1

今般、大変厳しいご指摘を答申の中で頂きました。その中で学校現場として取り組めること、いろいろご提言もいただいた。そのことをもとに今回、教育委員会でさまざま対応策をまとめました。チェックシートを一つ一つ、各一人一人がしっかりと認識をしながらチェックしていく等々含めて、一定程度のものがあると私は評価をしております。

 

Q2

そのチェックシートなのですけど、効果のほうをどのように見ていらっしゃいますか。

A2

これまでもさまざまな取り組みをしておりましたけれども、ご指摘のようにいろいろな一人一人の教職員の皆さんたちにこの思いというのが浸透しているかといえば、必ずしもそうでないところもあったろうと思います。それぞれがいま一度このことについてしっかり認識をし、そしていじめを許さないんだという、そういう思いで現場で取り組んでもらいたいというふうに思います。
また教育委員会としてもさまざまな研修も重ねています。当時と比べれば、いずれ少しずつではありますけれども浸透してきていますし、進んできているものとそう認識をしておりますが、なお現場では努力をいただきたいということです。

 

Q3

チェックシートなのですけど「理解が十分でない」というような回答がその中に入っていると思うのですけど、それを選ぶのが結構勇気が要るのではないかということで、そういったことに対して指摘があると思うのですけど、それに関してはどういうふうに考えていらっしゃいますか。

A3

現場の先生方ご自身がどのように認識をし、取り組むかということにかかっていると思います。いろいろなご意見があるかもしれませんけれども、ちゃんとしっかりと対応していただくということが筋だろうというふうに思います。チェックシートの良しあしではないと思います。今お話があったようにしっかりと取り組んでいただく、お一人お一人が、教職員が取り組むということが大切なのだと思います。

 

Q4

所見書のほうで、遺族からいじめ対策に対して態度で示してほしいというような指摘があったと思うのですが、どのように示していきたいかというのはありますか。

A4

これはもうこの間、条例の制定に向けてもさまざまな議論を経て取り組んでまいりました。条例制定後は全庁とにかく挙げてやるのだという思いで、この間取り組みをさまざまなところでしております。つい昨日も各局長、区長集まった場で、どのような対応をしているのかということを確認する会議も持たせていただきました。
市役所全体として、そしてまた市民の皆さま方にもこのことをご認識いただいた上で、子どもを守るという、子どもの少しの変化にも気づいてあげられる、そんな学校現場であり地域社会であり家庭であり、そのようなことにとにかく着実に前に進めるということだろうというふうに思います。地域の皆さんにもこの思いを共有していただきたいというふうに、また重ねてお願いします。

 

Q5

昨日の局長などの会議というのは、この間立ち上げた本部会議とは別なものでしょうか。

A5

その本部会議です。

 

Q6

その中で改めて全庁的に取り組むように指示されたというふうに捉えてよろしいですか。

A6

この間もいろいろ努力いただいて、各局、各区いろんな取り組みをやってもらっていますけれども、なお一層取り組みましょうねということで確認をしました。

 

Q7

遺族のほうが、当時の教育長は含まれないとは思うのですけども、校長先生ですとかに対する処分を求めていらっしゃると思うのですが、そちらのほうは直接やるのは市教育委員会だとは思うのですけれども、市長としてはどういうふうに捉えているかというのを教えてもらえますか。

A7

これは教育委員会の中で懲戒の基準がございます。処分の基準がございます。それにのっとって行われるものと、そう思います。

 

Q8

所見書の中で、ご遺族のほうは謝罪は結構ですというような記述があると思うのですけれども、これまで市長、他の自死事案ですと謝罪に行かれたケースもあるかと思うのですが、今回の件について謝罪についてはどのようにお答えをされるおつもりでしょう。

A8

事務方が教育長からのメッセージもお伝えしたところであります。私も同じ思いでおります。ご遺族がそのようにお話しになって所見書でいただいたわけですけれども、私自身それを尊重はしつつですけれども、考えてまいりたいと思います。