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更新日:2019年11月6日

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台風19号に伴う他自治体からの災害ごみの受け入れについて(質疑応答)

令和元年11月5日

 

質疑応答の内容

Q1

まず1点目なのですが、要請はいつあったのかというのと、職員を向かわせたというお話だったのですが、この方たちはどんな役割で丸森町に向かったのかというのを教えてください。

A1

先週末、金曜日の夜だったと思いますけれども、具体の要請がございました。
また現在、本市の職員を現地に向かわせたところでありますけれども、今、丸森町でこの連休中も多くのボランティアの方々がご支援に入られたと思いますけれども、そこで出たごみ、どういうものがあってどのように処理できるのかも含めて、詳細について本市が受け入れられる具体的なところを見ていくという形で今日も向かわせたところでございます。

(環境局総務課長)

現地にありますいろんなごみを見て、こちらのごみであれば(仙台市の)清掃工場で受け入れられるとか、これはちょっと受け入れられないとか、そういったところを具体に現地で県の方、丸森町の方と相談することとなっております。

 

Q2

仙台市内の災害ごみというのはどのぐらい今計算されているのかというのを教えてください。

A2

10月末の時点でもう既に仙台市内の3清掃工場でおよそ740トン処理を行いました。最終的には稲わら等々も随分あるようでございまして、1万トン程度処理をする必要があるのではないかというふうに推計をしているところであります。

(環境局総務課長)

補足させていただきます。家屋や事業所からのいわゆる災害ごみが約1,200トンと推計しております。これは罹災(りさい)証明の発行件数とか、実際に1件当たりの持ち込み量で推計をしております。その他、道路と水路の稲わら1,300トン、これは早急に処理をすることとしております。その他に農地に漂着した稲わらについても、ある程度その処理を行うことと考えております。

 

Q3

今回は調査のための職員の派遣というお話だったのですが、去年の総社市のように、例えば処理の指導をするような職員の派遣というのは現在考えていらっしゃるのでしょうか。

A3

まずはどれぐらい、受け入れ3,000トンと申し上げましたけれども、その受け入れに向けて今日は職員を派遣しました。この災害ごみの処理に関して新たな職員をということでの、現段階でどういうふうに出すのかということは何も考えてはおりません。

 

Q4

年度内に受け入れを行う見込みということなのですが、早ければいつごろから受け入れ開始するとかというめどというのはあるのでしょうか。

A4

(環境局総務課長)

本日伺っておりまして、その中でもこれはすぐ工場に受け入れ可能な状態のものであるとか、これはいったん処理をして受け入れ可能なものであるという部分を早急に判断して、事務手続きをして受け入れる、いつでも受け入れられるように準備を整えているところでございます。

 

Q5

そうすると、早ければ今月中にはもう始められるということなのでしょうか。

A5

(環境局総務課長)

国、県からは、やはり早急に処理をしたいということですので、本当にその工場で受け入れられるかどうかという部分を、実際、東日本大震災とか先ほど出ました総社市で経験した職員を派遣しておりますので、その者が実際に見て判断をして受け入れの開始を早めたいと思っています。

 

Q6

仙台市はもともと東日本大震災でがれきを処理したという経験、知見があるのだと思います。今回の災害ごみの処理に当たって、東日本大震災の経験がどれぐらい生かされるのか。多分ごみの質も今回は稲わらが圧倒的に多いということで、それはどれぐらい生かされるものか。どれぐらいごみの質が違うのかという、もし何か課題みたいなものがあったら教えていただきたいのと、あともう一つ、今、総社市というキーワードが出ました。(平成30年7月の)西日本豪雨の方で支援に行かれています。その知見が生かされるとしたら、どういったところがあるのかお聞かせいただきたいのですが。

A6

これは東日本大震災の後の本市の災害ごみの処理の仕方というのは、仙台モデルとしても随分と皆さんに知られるところだったと思います。迅速に再利用できるものは再利用する、処分するものは処分していく等々、迅速に大量の災害ごみについて対応できたのだと思います。
今回も水害で家財道具等々も含めて大量のごみが今どのように、私も現地に行っていませんので、どのような状況におかれているのか詳しくは存じませんけれども、あのときの対応というのは生かされるだろうと思います。

(環境局総務課長)

東日本大震災では津波によるごみが出まして、そこの中の塩分の処理であるとか、そういったところで多くの課題がありました。昨年の総社市の場合、あと(平成)27年の関東・東北豪雨の際もそうですけれども、その水害によって発生するごみの質は変わってまいりますが、処理の阻害要因となるような塩分はないとか、あとがれきの形状で、水害ですと割ときれいな状態になっているものが結構多いとか、そういったところを実際に経験した職員が見て判断をしてというところでございますので、その職員の報告、経験のある職員が行っていますので、報告を待って受け入れ方針とかも再度また、より良いものにしていくように考えたいと思います。

 

Q7

想定されるごみの種類というのは主に稲わらを想定されているのか、もちろんこちらは選べる話ではないと思うのですけれども、何が想定されているのですか。

A7

(環境局総務課長)

まず被災された住宅や事業所から出た可燃性のもの、あと焼却処理ができる粗大系のもの、あと焼却ができないけれどもある程度形状がある粗大のもの、この3つを工場で受け入れる予定としております。

 

Q8

今回、丸森町からの受け入れということですけれども、他の地域、北の方とかもあると思うのですが、他の地区からもこれから受け入れる検討の予定はあるかと、あとは丸森町から運ぶところというのは、これは仙台市の方なのか、あるいは丸森町の方で手配するところなのかを教えてください。

A8

まず1点目ですけれども、これは宮城県がまずは主体となって調整をしていただくのが筋なのだろうというふうに私自身は理解をしております。また具体的に助けてほしいという他の自治体からの直接の要請というのは入っておりません。
2点目について、運ぶところなどは担当から話をさせます。

(環境局総務課長)

基本的に丸森町の方で手配をするということになりますが、国や宮城県の方も大勢、災害ごみに関して入っておりますので、そういった方のアドバイスをいただきながら、どうやって運ぶかということを決定されるものと思っております。

 

Q9

確か4年前の関東・東北豪雨でも仙台市は被災自治体からの一部災害ごみを受け入れたと思うのですけれども、その際はどのぐらい受け入れたかというのは何か。

A9

(環境局総務課長)

大和町から受け入れておりまして、量のデータはちょっと持っておりませんでした。(※)

※ その後の確認の結果、受け入れ量は総量で873トン。平成27年10月26日から平成28年1月16日の期間、主に大和町から受け入れた。

 

Q10

受け入れ可能量というのはどういうふうにして決まったのかということと、仙台市のごみ処理能力と比べてこの能力というのはどうなのかというのをご説明いただけるとありがたいです。

A10

(環境局総務課長)

例えば仙台市の年間のごみの焼却量というのは30万トン強となっております。今年も従来、例年ベースで通常の生活ごみ、事業ごみが入っておりまして、そちらの処理を行いつつ、仙台市の災害ごみ1,200トンと道路・水路の稲わら1,300トン、そういったものの処理を年度内に終わらせると、そういった計算をしまして、他自治体からは約3,000トン程度であれば、工場がきちんと通常に動いていれば受け入れ可能ではないかなということで推計いたしました。

 

Q11

この3,000トンというのは、市が主体的に決めた数字ということですか。処理可能量ということで、なかなか今の説明だとこれ以上受け入れるのは結構大変なのかなという印象もあるのですけれども、その辺はどうなのでしょうか。

A11

(環境局総務課長)

これから年度末に向かってのごみの量と、先ほど申し上げました市内の災害ごみ等を勘案して、3,000トンであれば間違いなく受け入れられるだろうと。例えば工場がちょっと大きいトラブルがあったとか、そういった例外的な要素がなければ3,000トンは他自治体から受け入れられるだろうということで推計いたしました。

 

Q12

他の処理施設もあると思うのですが、その施設での受け入れというのは検討されているのですか。

A12

その他の施設というのはどういう意味合いですか。

 

Q13

工場、ごみの処理施設、その施設への受け入れというのは。

A13

(環境局総務課長)

市内に3つの焼却工場がございまして、定期点検等の関係で葛岡工場のみで今回はその受け入れが可能だということで考えております。