令和2年2月4日
（担当）経済局産業振興課
（直通）022-214-8274

 

仙台市では、仙台・東北から革新的なビジネスモデルの構築などにより、自らの急成長を目指すとともに、国内外のさまざまな課題解決に寄与するスタートアップ企業の育成支援を行ってきており、令和元年12月には連続的にスタートアップ企業を生み出す仕組みであるスタートアップ・エコシステムの形成を加速させるため、市長を会長とする仙台スタートアップ・エコシステム推進協議会を設立しました。

このたび、この推進協議会設立後、初となる大規模な起業イベント「SENDAI　for　Startups！」を今月24日から3日間、国際センターを会場に開催します。

同イベントは、平成25年から開催し今年で8回目の開催となります。当初80人程度だった参加者も1000人を超え、地方最大級のイベントに成長しました。同イベントの開催のほか、東京やフィンランドの起業イベントへの参加を通し、仙台・東北の起業支援を強力にバックアップしていきます。

 

1　SENDAI　for　Startups！（センダイ　フォー　スタートアップス）

（1）日時

2月24日（月曜日・振替休日）～26日（水曜日）

（2）会場

仙台国際センター　展示室1

（3）内容　

下記3つのイベントで構成

• 2月24日　学生アプリコンテスト「DA-TE　APPS！」
• 2月25日　スタートアップの祭典「TGAFestival」
• 2月26日　社会変革を目指す社会起業イベント「SENDAI　SOCIAL　INNOVATION　SUMMIT」

 

今回のイベントは、12月に設立した産学官金の連携組織「仙台スタートアップ・エコシステム推進協議会※1」のキックオフイベントとして位置付け、25日のTGAFestivalに他地域のスタートアップ・エコシステム形成のキーパーソンに登壇いただき、仙台のエコシステム発展に向けたディスカッションの場を設けます。
なお、本イベントの実施に合わせ、地域の起業支援団体の方々と連携し、今年度の仙台起業家週間「SENDAI　Entrepreneur　Week」を実施し、仙台の街中でさまざまな起業イベントを開催します。

 

2　Venture　Cafe　Tokyo　東北イノベーションナイト

（1）日時

3月5日（木曜日）

（2）会場

虎ノ門ヒルズ（東京都港区虎ノ門1丁目23−1）

（3）内容

「Venture　Cafe　Tokyo」（ベンチャーカフェ東京）※2と仙台市がタッグを組み、首都圏の大企業や投資家、支援者、起業家、学生、行政関係者などの多様な参加者に向けて、近年の仙台や東北での起業の盛り上がりを伝え、東北のさまざまなチャレンジの形を首都圏で発信するため、東北のイノベーションの中心となっている起業家約30名に登壇をいただきます。登壇者が東北のこれからについて会場の皆さんと語り合い交流をし、首都圏のリソースも活用した仙台・東北のエコシステムの発展と、東北に起業家や支援者が集まるきっかけをつくります。

 

3　Polar　Bear　Pitching

（1）日時

3月12日（木曜日）

（2）会場

フィンランド共和国　オウル市

（3）内容

フィンランド共和国オウル市で開催される、氷点下の気温の中で凍ったバルト海に入り、投資家等に対して事業プレゼンテーションを行う起業イベント「Polar　Bear　Pitching」※3に、仙台市で開催された日本予選の優勝者である株式会社ヘラルボニーが参加し、海外の投資家からの出資機会の獲得や、企業等との事業提携を目指します。

仙台市とフィンランド共和国オウル市が2005年から締結している国際産業振興協定に基づき、スタートアップ企業の海外展開支援を後押しします。

 

※1　仙台スタートアップ・エコシステム推進協議会

産学官金が、スタートアップ企業への支援施策に連携して取り組む組織。
スタートアップ企業と支援者の間で幅広い意見交換を行うオープンなプラットフォームを設け、仙台・東北から国内外のさまざまな課題解決に寄与するスタートアップ企業を連続的に生み出すスタートアップ・エコシステムの形成を加速させる。令和元年12月10日設立。会長は仙台市長。

 

※2　Venture　Café　Tokyo（ベンチャーカフェ東京）

ベンチャーカフェは、北米最大の起業家育成施設であるケンブリッジイノベーションセンターを母体とする企業支援団体。2009年に米国マサチューセッツ州で設立され、世界5都市に展開されている。同団体がこれまで開催したイベントの参加者は25万人にのぼる。
ベンチャーカフェ東京は、アジアで初めての拠点であり、毎週木曜日に「サーズデイギャザリング」という起業家、起業を志す人、投資家、研究者等、多様なイノベーターが集うイベントを実施している。

 

※3　Polar　Bear　Pitching（ポーラーベアーピッチング）

ポーラーベアーピッチングは、フィンランド共和国・オウル市で2014年に始まった起業イベント。オウル市は冬の間は極寒の地で海や湖が凍る。人を惹きつけるためのイベントにするため、この厳しい環境を活用し、またフィンランド語にSISU（シス）という言葉があり、根性や忍耐といった精神の強さを表し、ビジネスをしていくうえで大事な要素であることから、氷水の中で事業の発表を行うイベントが始まった。オウル市と仙台市は2005年に協定を結び友好関係にあり、2019年に日本―フィンランド国交樹立100周年を記念し、両国の関係の更なる発展を願い、仙台から初めて参加した。