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更新日:2020年4月30日

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令和2年第1回臨時会に提出する議案について(質疑応答)

令和2年4月28日

 

質疑応答の内容

Q1

補正予算案の金額なのですけれども、過去最大という話もありますが、ここまで至った市長の決断というか、どういうところからということを聞きたいのですが。

A1

今回は、あの東日本大震災の後の補正予算、あのときが1,057億円だったというふうに聞きました。それを上回る過去最大規模というふうになりましたけれども、これはまさに先ほども申し上げましたけれども、現下のこの状況というのは大変厳しいものがございます。あの東日本大震災の時には、エリアが限られていたということもあって、ある意味では大変厳しかったけれども応援も入って、それこそ復興支援のために入ってこられた方々でまちが元気になっていたところもございました。
しかし今回はそういう状況では全くございませんで、仙台の地元経済に与える打撃というのは相当大きなものがあるというふうに承知をしております。そういう意味では本当に厳しい中ですけれども、ここを地元、地域の事業者の方々に元気になってもらわないと地域が回っていかない、本市も成り立たないというふうなそういう思いで経済対策、そしてまた何よりもこの感染拡大防止のために、子どもたちあるいはまた医療従事者の方々、大変な思いをされておりますけれども、そういう方々の安全を守るためにということで編成をさせていただいた補正予算でございます。

 

Q2

1人10万円の特別定額給付金事業の関係なのですけれども、1日の臨時議会にかけてということにはなると思うのですが、大体、市民の方の申請手続きであるとか、給付のスケジュールであるとか、今どのようにお考えになっているでしょうか。

A2

もう早いところでは申請の受け付けを5月の頭から受け付けるというようなことを発表なさっている自治体もあるのは承知しております。しかし本市では52万世帯という大変大きな数でもございますし、異動も多い自治体ですので、それを固めるということもあってそういうふうに早くはなかなかいかないというのもこれは事実でございます。今なるべく急ぎシステムを構築するために努力をさせていただいているところです。できる限り早く皆さま方に支給できるように努めてまいります。

 

Q3

ゴールデンウイーク明けすぐというのはちょっと難しいような状況になるのでしょうか。

A3

そうですね。難しいのではないかなというふうに思います。このゴールデンウイーク期間中も、もう既にその前からですけれども、担当には速やかに支給できるようにどのようにすべきなのか、体制をどのように組むのか、システムをどのように構築していくのかということについて指示を出して、今現に取り組んでもらって進めているところでございますけれども、なおやはり時間を要するというのは、本当に市民の皆さま方、一刻も早くという思いをお持ちだと思いますけれどもしばらくお待ちをいただかざるを得ないということです。

 

Q4

特別定額給付金の件で、体制やシステムを今構築中だということだったのですが、どういった体制を考えていらっしゃるのかというのと、いつまでに役所内の体制を整えたいかというのがあれば教えてください。

A4

もう既に準備にかかるようにということで指示をしております。人員がどれぐらいかかるのかということについての精査の段階でございます。大変申し訳ないのですけれどもかなり人数が多いだけに、そしてまたよく言われている住所がここにあってもここに届けてもらいたくない方をどういうふうに捕捉してどのように支給していくのかなどなど、いろいろ配慮が必要になってまいります。そういう意味においても、少し考えながらだと思います。
住基ネットでどのようにやっていけるのか、そしてまた個人の(マイナンバー)カードをお持ちになっている方々とそうでない方とおられますので、その辺のところも含めて、どういうふうにやっていけるのかというところを今まさに取り組んでもらっているところです。

 

Q5

質問とか問い合わせがたくさん来ると思うのですけれども、コールセンターとかそういったものも設けるのですか。

A5

はい。それはそのように考えております。

 

Q6

先ほどおっしゃっていた課題の部分なのですけれども、住所の部分とか具体的にはどんな課題があるのかも教えてください。

A6

例えばDV被害に遭われている方々ですとか、それからまた留学生や実習生、外国人の方々ですとかさまざまなことが考え得ると思います。またそれこそホームレスになった方々等々もいらっしゃることだと思います。いろいろなところに気を遣いながら作業していかねばなりません。
そして間違って支給してはなりませんし、すごく神経の要るところだと思いますけれども、今、努力をしているところです。

 

Q7

財源捻出のためにやった取り組みとか工夫とかがあったら教えてください。

A7

今回は本当に厳しくなりました。今年度の事業の中で東京オリンピック・パラリンピックが延期になったということですから、延期、いろいろイベントの中止に伴う不用額などもかき集めました。
それでももちろん足りませんで、国の臨時交付金を見込みつつですけれども、それでもなお厳しい状況でして、臨時交付金やそれからまた本市の財政調整基金、これを切り崩さなくてはいけないなですとか、中小企業の活性化基金、これも切り崩さなければいけないな、その上でさらに足りないなということで市債管理基金からの借入れという特例なところをさせていただきました。

 

Q8

災害時医療対策事業費なのですが、具体的にはどういったものになるのでしょうか。

A8

医療関係の方々へのマスク、それからフェースシールドですか、それとあとガウン等々、また手袋ですか、そういうようなものをしっかりと感染防止対策を強化するために、これがすごく不足してきているというふうなこともあったものですから、まずそれをというふうに考えております。
その他、この災害時医療対策事業費は医療従事者の方々中心ですけれども、その他のところにも、例えば保育所関係ですとか、障害者施設ですとか介護施設等にもマスク等々を本市から配布できるように、それらも今回予算枠として取らせていただきました。

 

Q9

教育関係で情報ネットワーク運営の経費で追加がありましたけれども、端末を1人1台、早期実現とありますけれども、具体的にどれぐらいの時期を目指すかという目標と具体的にこれはどういう目的でやられるのかというのをご説明をお願いできますか。

A9

令和2年度の当初予算にGIGAスクール構想の環境整備ということで情報通信のところについては手当てをさせていただきましたけれども、残念ながら児童生徒一人一人に行き渡るタブレット、端末ということについては予算の計上をしておりません。
今こういう状況の中で、それこそ遠隔授業ということについても環境の整ったところは始められているところもあると承知しておりますけれども、国もGIGAスクール構想を進める上でも重要だということで今般、国の補正もついてございます。そういう意味で、仙台市といたしましても一刻も早くという思いで今回の補正予算に上げさせていただいたところです。
全国各地域でこの端末について需要が大きくなるというふうに承知をしておりますのでなかなかいつまでにということを明言は難しいと思いますけれども、できるだけ早くさまざまなルートを使ってというふうに考えているところです。

(財政課長)

やはり導入スケジュールに関して全国一斉に進める事業であるというところもあって、メーカー側の供給量の制約など不透明な要素もございますけれども、担当局の方から令和2年度内に必要台数を整備できるように取り組んでいきたいということで話を伺っているところでございます。