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更新日:2020年6月3日

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市立学校へのエアコン設置について(質疑応答)

令和2年6月2日

質疑応答の内容

Q1

(小学校)51校についてはエアコンの整備が間に合わないということで、この51校というのは例えば何区が多いとか、どういったところが設置が間に合わなかった、そういう事情を伺ってもよろしいでしょうか。

A1

取り立ててどこの地域という偏りというものはございません。それぞれの施工業者の方々との契約の関係というふうに私自身は理解をしております。後ほどどこの学校でどのような状況なのかの詳細についてはお知らせをさせていただく方向で考えたいと思います。

 

Q2

スポットクーラーや扇風機ですね、ルームエアコンもちょっと(設置が)困難な学校というのがあるということで、これは大体何校くらいになるのでしょうか。

A2

(教育局総務企画部長)

学校の構造上の制約等ということで、今市長からお話しがございましたけれども、エアコンを設置する際の室外機をどこに置くかでありますとか、工事をするに当たって大規模な足場を組まなければならないような学校もございます。ただこれは今後、工事業者さんの方で各学校詳細にそれを付ける前提で調査をする中で、具体にここは難しいあるいはここなら何とかできるというのが分かってくるのかなというふうに思っています。具体的に何校ということは、ちょっと今はっきりとは申し上げられないところでございます。

 

Q3

7月下旬以降に51校になっているということですけれども、最長というか一番遅くて設置というのはいつ頃になるのですか。今の段階の調べで。

A3

私が聞いているところ、大規模改修工事を同時にやっているところもあります。それはその工事と時期を同じくしてということになりますので、結構先になるものというふうにも思うところです。その他、9月下旬ぐらいまでかかりそうなところがあるというふうには聞いているところでございます。

(教育局総務企画部長)

51校におきましても、順次工期の短縮は並行してお願いしているところでございまして、例えば7月上旬、中旬、下旬それぞれ順次工事は終了していって、最後に残るというのも変ですけれども、最後になるのが9月下旬ということでございます。

 

Q4

高等学校については設置状況はいかがだったでしょうか。

A4

(教育局総務企画部長)

市立高校につきましては、仙台商業高校は7月中旬までに完了予定となってございます。仙台高校と仙台工業高校につきましては、現在工事の進捗状況を精査しているところでございまして、仮に7月中旬まで、いわゆる本体のエアコン工事が完了しないようであれば、ただ今お話しした小学校と同様の仮設のルームエアコン設置という対応、これも考えておるところでございます。

 

Q5

あともう1校は(どちらになりますか)。

A5

(教育局総務企画部長)

仙台大志高校についてはもう設置が完了しております。

 

Q6

今回3億1,500万円をかけて工事をされるということで、前の会見でもちょっとお伺いしたと思うのですけれども、(エアコンが)付いている、付いていない学校を一緒にするのはあれなので、小学校全体で夏休みの授業を、例えば秋以降の土日とか冬休みを少し長く活用するとか、小学校だけでもそういう対応をすると、授業日を後半にずらすと、そういうお考えというのはなかったのですか。

A6

全体的なところで夏休みの期日は決めさせていただきました。その中で(期間の)前後、学校独自に休みにするかあるいは登校日にするか、あるいはまた秋以降についてもいろいろなことが考えられるのだろうというふうに思います。
今般、できるだけ夏の暑いところを少しでも学習がしやすい涼しい環境をつくりたいということで、このような対応をさせていただきました。こんなことを言うのはあれですけれども、また何時どういう状況が起こり得るかも分からない中で、やはり夏に向けての対応は急ぐべきであろうという、こういう判断であります。

 

Q7

設置費用に関してなのですけれども、3億1,500万円かかるということで、これは特段新たに補正予算とかを組むわけではなく既存の予算の範囲内で捻出していく形になるということですか。

A7

教育局の今年度予算の中で対応するということであります。

 

Q8

今回のこの設置する仮設のルームエアコンという、我が家にも付いているような同じものかと思うのですけれども、導入を想定されているのは何畳用ぐらいのエリアをカバーできるような機能のものですか。

A8

ルームエアコンですから皆さんのご家庭の各お部屋にもおありなのだと思うのですけれども、教室という広い場所です。できるだけ涼しい風が行き渡るように、その中でも大きな部屋に使うものを予定をさせていただいているところです。

 

Q9

いわゆる一般の普通教室の広さのカバーはできる(冷房)能力があるのでしょうか。それとも現状は難しいということですか。

A9

1クラス1台しか設置をしないということです。それでも800台必要だという状況もございます。教室全体をその1台で、それでは冷やすことが十分かといえば十分でないところもあるのかもしれません。そこはいろいろと工夫をしていただきながら、併せて扇風機を使っていただくとか、学校が始まる前から(エアコンの)スイッチを入れて少し冷やしていただくとか、いろいろなことを考えていただいた上で少しでも子どもたちに涼しい中で学んでもらえるようにしてもらうということになるのだろうと思います。

 

Q10

なかなか普通の本来のエアコンを入れるよりは冷房能力には欠けるということ、それにさらに新たに3億1,500万円の税金を投じなければいけないと。そこまでして夏休みの10日間授業をしなければいけないのかというのがちょっとよく分からないのですが。まだ現状、土曜日の活用とかも方針を示されていない中で、そこまでして10日間のためにここまでしなければならないのかというその辺はいかがでしょうか。

A10

実は学校の教室にエアコンを設置するといいましても、まだ全ての教室に整備をするということにはなっておらないところでして、各学校の特別教室ですとかそれからまた図書館ですとか、そういうところというのはエアコンがないのですね。なので今回こういう形で設置をさせていただくエアコンについては、その後本来の冷房施設が整った後には取り外して、また別の教室といいましょうか、別の所に設置をさせていただく。あるいはまた市有施設、さまざま市民センター等々もいろいろございます。そういうところで、冷房が欲しいのだけれども、まだ全く入っていませんよというところの声も上がっているわけでして、そちらの方に有効活用させていただくということにして、今回このような対策にいたしました。

 

Q11

今回の対象はどうしても小学校ということで、2年前になりますか、気象庁も昨今の夏の暑さは災害であるとまで言っていて、夏休みはエアコンはもう必須であるということで今回エアコン設置と、全国的に始まったと思うのです。そのときからすると逆行するような感じもしなくもないのですけれども、子どもたちの熱中症のリスク、感染防止のリスクとかもあると思うし、学習の遅れを取り戻すことも大事だと思うのですけれども、一方で熱中症のリスクというのはどこまで検討されたのか教えてください。

A11

ですから、教室の暑さ対策ということについては今回このような形で整理をさせていただきました。それぞれの学校によってどういう形で授業を補っていくのかということが全く全て統一的なものではございません。いろいろなことを考慮しながら進めていただくものというふうに理解をしております。新型コロナウイルス感染症への対応もそうですし、熱中症への対応もそうですし、子どもたちの健康、安全を守るために学校当局もいろいろと対応していくというのは変わらないことだろうというふうに思います。