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更新日:2020年7月28日

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令和2年第2回臨時会に提出する議案について(質疑応答)

令和2年7月27日

質疑応答の内容

Q1

改めて今回の補正予算案の全体の狙いだとか思いといったところ、重視したポイント等を教えていただけると幸いです。

A1

この間もその都度都度対策を取ってまいりました。そしてこのたびは国の第2号補正で増額をされました新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金、これがおよそ59億の配分ということが決まったところでございまして、今回の臨時会におきましてはこの臨時交付金を活用した地域単独事業を中心にいたしまして、これまで議会でさまざまなご議論ございました、あるいはまたご要望もございました、そういったものを考え、また本市で新型コロナウイルス感染症緊急対策プランを取りまとめておりますが、その3つの基本方針に基づく柱の枠組み、これを推進するに当たりまして特に速やかにすべきであろうという対策について予算措置を講じるものでございます。

 

Q2

市長として特に重視されたポイントというか、感染予防のところなのかそれとも経済とかの方なのか、どういうところを特に(重視されましたか)。

A2

その両方だと思います。しばらく新型コロナウイルスとの、何でしょうか、ウィズコロナというふうに言われますけれども、このような状況が続いていく中で、安全を、感染の防止をしっかりと取りながら、そしてまた地域経済、厳しい中を回していかなくてはなりません。その双方に目配りをしながら取らせていただいた予算でございます。
市内の中小企業の皆さんたちが、特に今般これまで仙台市でもいろいろ対策を取ってきましたけれども、県の中小企業再起支援事業の補助金、これを活用しているというふうな状況がかなりあるということを改めて把握し、そしてぜひその際に事業者負担相当分、これを助成すべきであろうというふうに考えたというところ。それからまた観光面でいえば宿泊促進キャンペーン、この枠では少ないのじゃないかというご議論もございました。そこで枠を広げる、対象人数を拡大するということ。それから健康福祉の分野では医療従事者や介護サービスの従事者の方々に対しては国として慰労金を支給されることになったわけですけれども、感染が拡大をしている中でやはり同様に利用者との接触を伴っているこういう方々に対してもそれぞれやっぱり応援をしていかなくちゃいけないということで慰労金を支給することにさせていただきます。それから特別定額給付金で対象から外れてしまっている、支給基準日である4月27日より後、28日から生まれたお子さんに対しては、いろいろな声が寄せられておりましたけれども、改めてそれらの新生児を迎えられたご家庭に対しても1人5万円の新生児臨時特別給付金、これを創設することにした、この辺のところでしょうか。

 

Q3

新生児に対する給付金のところなのですけれども、これ本当にいろんな要望、要請あったと思うのですけれども、実際にやはり給付が必要だと判断された要因というか、どういった思いで決断されたのでしょうか。

A3

この間何度かお話をしております。大変厳しい新型コロナウイルス感染症が広がっている中で不安を抱えながらお子さんを出産し、そして子育てを始められる方で対象にならなかった皆さんたち、落胆の声、随分聞かせていただきました。そうした中でやはりかけがえのないお子さんの誕生を共に喜びたいというふうに思いましたし、そしてまた仙台市でお祝いをしたいのだよというこういう気持ち、メッセージを伝えるとともに、大変な影響がある中で子育てをするそういうご家庭を応援していかなくちゃいけないということでこの間ずっと検討を重ねてきたところですが、今回このような整理をし、ご提案をすることにしたものです。

 

Q4

特別定額給付金が10万円というところで新生児に対しては1人5万円ということなのですけれども、この金額というのはどのような理由で5万円ということにされたのでしょうか。

A4

これは特別定額給付金の枠組みの中で漏れたので同じような形でということではありませんで、全く違う制度として創設をしたものでございます。今先ほど来申し上げましたそのような気持ちを表すために、どういうふうに対象を決めていくのかということ、いろんな逡巡(しゅんじゅん)もございましたけれども、やはりこれはこの学年全てカバーした方がいいというふうに判断をいたしまして、令和3年4月1日生まれの方まで見ていこうということで5万円という額をはじき出しました。

 

Q5

人数とかとの兼ね合いを考えると5万円が妥当というか、できるところだということなのでしょうか。

A5

はい。いろんな意見がございますかもしれませんけれどもね。

 

Q6

今回、国の地方創生臨時交付金が約59億来たという中で今回の提出は30億弱ということなのですけれども、今回この国から来ている限度額の中でこれだけの額になった、この部分を約30億を使ったという判断、どういう判断なのかと残りのところはどのタイミングでどういった形でお使いになるつもりなのか教えてください。

A6

実は59億弱ですけれども、それを当て込んで第2回定例会の中でも手を付けさせていただいたところもございます。その中で今回予算措置をするわけですけれども、今回限りではないというふうに思っております。これまで打ち出してきたさまざまな施策、その状況を見ながらこれから先、先が見通せない中ですから、どこまでどういうような事業を打っていくべきなのかその都度その都度やはり考えていかねばならないと思っておりまして、まずは緊急を要するものとしてこのような形にさせていただきました。

 

Q7

残りはまた9月定例会だとか、そういったタイミングでということでしょうか。

A7

はい。

 

Q8

今回市からもまた財政調整基金からの取り崩しがあったと思うのですけれども、市の財政への影響、来年度予算の編成なども含めたところの影響というのはどのように見ていらっしゃいますでしょうか。

A8

なかなか厳しいですよね。皆さまにもご心配をおかけすることと思います。この新型コロナウイルス感染症の影響がどこまでどのように続いていくのかということもあると思いますけれども、これまでも市債管理基金からの借り入れなど臨時的緊急的な手段というのも用いながら間髪を入れず取り組んできたところでございます。またこれから先、経済の状況がかなり落ち込んでいるということもございますし、市税収入がどの程度になるのかということも大変気がかりなところでございます。いずれにいたしましても、財源対策の余力というのは着実に下がってきているのは間違いがないだろうというふうに思っております。そうした危機感を持って今後も取り組んでいかねばならないと思っております。つまりは令和元年度の決算の状況がどうなりますか間もなく分かってくると思います。それからまた、いろいろと事業の見直し、これらもやはりやっていかねばならないのだろうなと、このように考えております。