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更新日:2020年8月6日

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新型コロナウイルス感染症対応検証結果報告書を取りまとめました(発表資料)

令和2年8月5日
危機管理室危機管理課
(直通)022-214-8094

 

新型コロナウイルス感染症については、本市でも3月下旬から4月中旬にかけて連日新たな感染者が確認され、複数のクラスターも発生しましたが、市民の皆さまや事業者の方々のご理解ご協力、医療関係の皆さまのご尽力により一定の収束をみたところです。このたび、新型コロナウイルス感染症に係る本市のこれまでの取り組みについて振り返り、今後の対応に生かしていくため、検証結果報告書(PDF:6,505KB)を取りまとめました。

この検証結果を踏まえ、現在の感染状況に適切に対応するとともに、今後想定される季節性インフルエンザとの同時流行など新たな感染拡大に備え、さらなる感染症対策の充実を図っていきます。

 

1 検証対象

令和2年1月末から6月末までに実施した新型コロナウイルス感染症に係る事業等

 

2 主な検証結果

(1)医療提供体制

PCR検査

  • 今後の検査需要の増加を見込み、衛生研究所の検査能力を強化するほか、仙台市医師会等の関係機関との連携を深めながら、検査体制の向上を図る。

発熱患者への対応

  • 一部の医療機関で発熱患者の動線を確保できないなどの事情により、発熱患者を受け入れることができず、医療機関を受診できない事案が発生した。
  • 市医師会の協力の下、7月1日より受診可能な医療機関の情報提供を開始した。
  • 感染防護具の提供等の対応も含め、受け入れ医療機関の維持、拡充に努める。

保健所の組織体制

  • 保健所、保健所支所とも、保健師等のマンパワー不足もあり、業務繁忙で職員が疲弊。
  • 応援職員の配置や、保健師等の専門職の業務の一部を事務職に切り分け、保健所業務の一部外部委託を行うなど、体制確保や負担軽減について検討する。

(2)予防・まん延防止

情報発信

  • 市ホームページについて、情報量の多さから必要な情報が探しにくいといった声や、より具体的な感染者情報の提供の要望を受けた。
  • 市ホームページのレイアウトの工夫等により、今後も分かりやすい情報提供に努め、市民の不安の払拭につながる情報を迅速かつ適切に公表する。

学校

  • 始業式や入学式の延期については、決定が直前になり、十分な周知が行えなかった。
  • 複数の連絡手段を活用し、保護者に迅速、確実に周知するため、連絡手段の充実を図る。

 

(3)市民生活及び市民経済安定の確保

経済対策

  • 緊急経済対策の実施にあたり、通常業務の大幅な見直しを行い、他部局の職員も加えた体制で取り組んだが、各種相談や申請処理等に係る業務は大きな負担となった。
  • 事業実施に必要な体制を確保し、本市の地域経済を後押しするための経済対策を適宜適切に実施する。

(4)実施体制

組織体制・応援体制

  • 保健所をはじめ、特別定額給付金等の業務の増加に対応するため、応援体制や人事異動により人員体制を整備した。
  • 人員の捻出や専門職の人員確保に課題も生じており、引き続き、適切な組織体制・応援体制の構築に努める。

 

3 今後の取り組みについて

今回の検証結果を踏まえ、仙台市新型コロナウイルス感染症緊急対策プランに掲げる施策の具体化を図るとともに、「新型インフルエンザ等対策行動計画」の見直しに反映させることで、さらなる感染症対策の充実に取り組んでいきます。

 

仙台市新型コロナウイルス感染症対応検証結果報告書(PDF:6,505KB)

 

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