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更新日:2020年8月19日

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市長就任4年目を迎えるにあたって(質疑応答)

令和2年8月18日


質疑応答の内容

Q1

(市長)就任後3年を迎えられたということで、先日も発表いただいたものでもあるのですけれども、新型コロナウイルス対策に今後1年またさらに取り組んでいくということなのですけれども、具体的にはさらにどういったことに取り組んでいくかということを教えていただけますか。

A1

昨日、内閣府がGDPについて発表されました。戦後最悪のマイナスということになったところです。仙台市の足元の経済においても大変厳しい状況が続いているというふうに認識をしております。この新型コロナウイルスとの闘いというのは、先ほども述べましたように、世界的な流行、それからまたいつまたどのように発生するのか、終息というのはいつになるのか、この予測というのもなかなか難しいものがございます。そういう中で、感染拡大防止と地域経済の活性化を両立させていくという大変難しい方程式をそれぞれの自治体、国もそうですけれども、当たっているのだというふうに認識をしております。その上で、仙台市といたしましても、この間随時、臨時議会も含めて補正予算を編成して対応してまいりました。これから先、季節性のインフルエンザの流行期を迎えることになるかと思います。そのときにどのような対応ができるのか。感染の拡大を抑えつつ地域経済を活性化していく、このことについてあらゆる知恵を絞って対応してまいりたいと思います。
またそれと併せて、とはいえこれから先の仙台市をどういうふうに導くのか、そしてつくり上げていくのか、これは市民の皆さま方とともに今、総合計画の策定を進めているところでございますけれども、長期的な視点に立って取り組むべきもの、これも並行してやっていかねばなりません。このことについて全力で取り組んでいくということです。

 

Q2

経済戦略のところなのですけれども、先日、経済成長戦略を改定されるとおっしゃったと思うのですけれども、この方向としてはどういった成長戦略というのを描こうと思っていらっしゃるのでしょうか。

A2

今、仙台は3次産業の多い地域でございます。少し1次産業、2次産業よりも遅れていろいろな影響が大きくなっていくというふうにも認識をしておりまして、ここはしっかりと見ていかなくちゃいけないと思っているところです。
経済成長戦略、目標を立てさせていただきました。部分的には目標に向かって着実に進んでいる項目もありますけれども、しかしながら現下の厳しい状況の中でどうしても見直さざるを得ないところもございます。しかし目指す方向性というのはやはり地域が元気になっていかねばならないわけですから、このことも含めてしっかり検討させていただきたいと考えます。

 

Q3

例えばこういった状況なので、内需というか市内県内だとか東北内の経済循環というのを重視するものなのかとか、あるいは首都圏からの企業誘致の方に力を入れるだとか、どういった具体的な戦略、今の段階で考えているような戦略があれば教えてください。

A3

この間も地産地消、地消地産というふうに言葉の順番を変えたりしていますけれども、これにも取り組んでいるところですし、また企業誘致、今般の新型コロナウイルスでは人口規模による感染者の数というのは、やはり仙台は優位性というものがあろうかと思います。一極集中の大都市、東京、大阪といった都市に集中することが感染症のリスクが高いということも皆さんが理解というか、分かったところでもあって、そういう意味では仙台に対する優位性というのをご注目いただいているところもございます。それを生かしながら、あらゆる目配りをして対策を立てていく必要があるのだろうと思っております。

 

Q4

長期的なところの仙台市のまちづくりというか、見ていくというような趣旨のご発言がありましたけれども、音楽ホールなのですけれども、昨年度中に場所を当初決めたいと言っていらっしゃったのが、延期というか今年度ということになって、基本構想は今年度作りますというようなお話になったわけですけれども、こちらはいつ頃決定されるのでしょうか。

A4

これもまた痛いところをつかれたなと思います。なかなかこれを決めることができない状況でこの間まいりました。これから先のスケジュールにどのように影響を及ぼしていくのかというところまで、私自身まだ精査ができておりません。担当からもどういうふうな状況なのかというのを、逐一今聞いている状況ではないものですから、なかなか厳しいのじゃないかなと思います。
とはいえこの間、仙台フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会が再開されました。感染症対策をした上で観客の方々に入っていただき、そして仙フィルのメンバーの皆さんたちの演奏を私も聴かせていただきましたけれども、こういう新型コロナウイルスの時代でもあってもやはり音楽の力というのは大きいなという思いで聴かせていただいたところでもあり、仙フィルのためのみならず、楽都仙台にふさわしい音楽ホールということについてもやはり考えていかなくちゃいけない問題であるというのを、そのときに改めて思いましたけれども、今どういうふうな状況で進められるのか、スケジュールについてどうなっていくのか、その詳細について担当といろいろとお話をする時間がございません。

 

Q5

これまでスケジュールについて大きな影響はないというようなお話でもあったと思うのですけれども。

A5

そうしたいなという気持ちはあるものの、どこまでどういうふうに進んでいて、本当にやっていけるのかどうか、この辺のところの詳細について詳しく話をする時間がまだないということです。

 

Q6

どうしてなかなか進められないのかというところを伺いたいのですけれども、というのも仙台の将来のまちを考えたときにという視点でいうと、例えば総合計画もそうですし本庁舎の建て替えだとか勾当台ビジョンだとか、そういったところは必要なことということで進められていますし、新型コロナウイルスの状況にあっても、場所を決める、決断するということであったりだとか基本構想を作っていくというところに関しては可能なのではないかとも思うのですけれども、どういった障害というか要因があってなかなか進められていないということになるのでしょうか。

A6

場所が決められればもうそれは次々進んでいくことになるのですね。場所を決めるのを困難にさせている、いろいろ検討すべき候補地が出ているわけですけれども、それに対しても一長一短あって、それをどういうふうに解決していくのかというところでなかなか厳しい状況が続いているというのが現実でこういう状況に陥っているわけです。

 

Q7

そうすると現在の状況、新型コロナウイルスだからとかそういうことというよりも、各候補地の選定に(時間を要しているということでしょうか)。

A7

今の段階でちょっとこの質問は私自身想定していなかったものですから、この間いろいろと原局と話をする時間が持てないでいたものですから、私自身の認識としてはまだ決められないでいる。この間新型コロナウイルスのいろいろな対策ということで随分と時間を要しましたけれども、私が認識しているのはちょっと前までの話でして、そこからどう進んでいるのかということについて、あるいは進んでいないのかということについても確認ができていないものですから、まだ場所について、これでいこうというふうに結論づけるところには至っていないと認識しているというところでしかお話しできません。

 

Q8

それは現場レベルのさまざまな調整という部分が進んでいないということなのか、郡市長ご自身がまだそちらに考える余裕がなかったということなのか。

A8

これも先ほど申し上げたとおり、仙フィルの定期演奏会の再開ということを大変感慨深く思い、現場で演奏を聴かせていただきました。涙の出るような思いでした。その後音楽ホールの調整がどういうふうになったのかという確認をしていないものですから、そういうことです。ただ当初の予定ということからいうと、だいぶ遅れてきているのは事実です。

 

Q9

各候補地間での一長一短というお話もありましたが、やっぱり県の動向とかの調整というのも進んでいないというところもあるのでしょうか。

A9

もうこれ以上はお答えすることはできないです。

 

Q10

郡市長ご自身のお考えだけでもちょっと、今の状況について。

A10

ですから今申し上げたとおりです。これはもう音楽ホールを諦めるのかというようなことは全くありません。