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更新日:2022年1月28日

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令和4年第1回定例会に提出する議案について(質疑応答)

令和4年1月27日

 

質疑応答の内容

Q1

今回の予算編成の狙い、先ほども少し語っていただいたのですが、もう少し市長として今回2期目最初の当初予算編成でもありますので、どういったことを特に強く意識されて編成されたのか、その狙いのところをお願いできますか。

A1

幅広い分野で市民の皆さま方のための事業です。私自身が現場に出向いてお話を伺ってきたことですとか感じたことなども踏まえながら、私の思い描く「笑顔咲く杜の都」の実現とともに、本市の基本計画に掲げるさまざまな施策、都市像を実現するために予算配分をさせていただきました。

 

Q2

実際に出向かれて感じたことを実際の施策にされたということなのですけれども、具体的にどういったことを感じられて、どういったところに反映したか、教えていただけますか。

A2

例えばこのコロナ禍で一層生きづらさを抱えている皆さんたちがいらっしゃる、あるいはまた、今、現にヤングケアラーの調査なども行っておりますけれども、こういった方々にしっかりと支援を届けていかなくちゃいけないという思いで新しい事業にも取り組ませていただきたいと考えております。それから、ポストコロナ、ポスト復興を見据えたまちづくり、これも重要でございますので、そういった点にも力を入れていきたいと思っているところです。

 

Q3

市長選挙のときに公約で10の挑戦ということで出されたところ、結構そこに出ていたワードが入ってきたなという印象なのですが、ご自身としても公約にしたことは結構実現できたというお考えなのか、どの程度ご自身の公約を今回のところに盛り込めたとお考えか、お願いします。

A3

2期目のまさに大きなスタートになる当初予算です。そしてまた、それはこれからの仙台の未来につながる大きなものになると認識をしておりまして、私自身、公約に掲げたことも含めて厳しい財政事情の中でも重点的に予算配分できたのではないかと思っているところです。

 

Q4

夜間中学を設立されるということなのですが、こちらはどの場所にどれぐらいの規模で開校されるのかということを教えていただけますか。

A4

実はこの夜間中学というのは県との協議もこの間ずっと続けてきたところでして、ようやくまとまったので、今回その改修工事に必要な予算を計上させていただきました。南小泉中学校にその夜間中学の教室を新たにそこに設置をしたいと考えているところです。当初、1学年分ですけれども、1クラスを想定して募集をさせていただこうと考えているところです。

 

Q5

1クラスは何人かというのを一応教えていただきたいのと、あとその後、年を経るごとに2学年、3学年というふうに増えていくのかというところを確認させてください。

A5

おっしゃるとおりです。1クラス、大体募集をかけてどのぐらいの方々が応募いただけるかどうか分かりませんけれども、1クラスぐらいの人数と考えているところです。これは先ほどもちょっとお話しいたしましたけれども、仙台市内の方のみならず仙台市外の方々も含めて、ぜひもう一度学び直しをというふうに考えている方々には活用いただきたいなと思うところです。

 

Q6

この予算を一言、何とか予算というふうに名前をつけるならば、どういったお名前をつけますか。

A6

何とか予算というふうに言えればいいのでしょうけれども、なかなか難しいなと思っていますが、それでも市民の皆さま方に喜んでいただけるような施策、そしてまた仙台の未来の扉をそれこそ開くような、そういう予算になっているのではないかと思うところです。

 

Q7

予算が幅広くついているのでこれがというのはなかなか難しいとは思うのですが、個人的に目を引くところで、例えば新生児のいる世帯というか新生児を対象とした施策であったりとか、あと若年層、若い世代に対しての住宅取得の支援ですとか、若い世代あるいは子育て世代というものに対する、子ども医療費の所得制限の撤廃に向けた動きも含めて、結構出してきたなという印象はあるのですが、その子育て世帯に対しての支援をかなり手厚くしていくという部分にとっての狙いというのでしょうか、どういう効果を狙ってそういうふうなところに配分されたのかというあたりを教えてください。

A7

やはり子育てしやすいまち、子育てするなら仙台というふうに選んでいただきたいという強い思いもあって、そのようにさまざま応援をする施策を講じ、それに予算を付けさせていただきました。先日、仙台市が政令市になって初めて人口減少になったということで大きな話題にもなったところですけれども、これはコロナ禍の影響が大きいと見ておりますけれども、いずれ仙台も人口減少局面に入ってくるのだろうと思いますが、仙台はそれこそ学都仙台であって多くの若い方々がこの仙台に入ってこられています。その皆さんたちにここで仕事をし、家庭を持ってもらってお子さんを育てていただきたいという思いもございますし、また仙台はさまざまな中央の企業の支店などもございます。そういう皆さま方が仙台に来られて、仙台はやっぱり住みよいわと思っていただいて、ここで定住をしていただくような、そういうふうなことにもつながり、それが人口を増やしていくことにもつながればなおありがたいと思うところです。

 

Q8

住宅取得(支援)のところで、要するにマンションを買うとかそういうのも含めて住宅取得を支援するというのではなく、一戸建てにした部分、この辺の狙いもお聞かせください。

A8

これは後ほど詳しく担当から話が出てくるかもしれませんけれども、仙台は周辺に住宅地が随分と広がってきています。そういう中で、高齢化が進んでいて、例えば空き家になっていたり空き地になっていたりするところもあるというふうに認識をしております。中古住宅の市場の活性化を図っていったり、新たにおうちをつくっていただくことにつなげられるような、そういう仕組みも必要であろうと思います。それはつまりコミュニティー自体に新しい血が入ってくるということの効果というのもあるのだろうというふうにも認識をしておりますし、そういうさまざまな効果を考えながら戸建住宅について応援をしていこうと、そういう取り組みです。

 

Q9

全体の予算規模について、過去、一般会計が最大で2年連続増額されたと思うのですけれども、これは新型コロナウイルス感染症の対策費がかなり膨らんでこのようになったのかということを教えていただければと思います。

A9

そうですね、新型コロナウイルス感染症への対応も重点的に取り組まなくてはいけません。これらは国から入ってくるそのお金を最大限に活用しながらということもございますけれども、そういう意味合いも含めて大きくなっているところでもございますし、そしてポストコロナを見据えて、今打たねばならない対策、これも果敢にやはりチャレンジしていくべきであろうという、そういう考えから、今回また厳しい中ではございましたけれども、過去最大規模でいいのですよね。

 

(財政課長)

令和4年度予算につきましてはやはり過去最大規模ということで、金額が大きくなっている部分に関しては、やはり新型コロナウイルス感染症の影響等もございますし、あとは重点的な施策についても一定計上しているというところも影響しているものと考えております。

 

Q10

医療提供体制の在り方検討の中で有識者会議を設置するとあるのですけれども、これは4病院再編に関わる何か有識者会議なのかそれとも別のものなのか、ちょっと細かいそのあたりを教えていただければと思います。

A10

これからの医療提供体制については、新たな計画の策定時期を迎えることにつながりまして、県が新たな計画を策定されることになるのですけれども、それに向けて本市といたしましても本市の医療提供体制をどのように構築していくべきなのかということについて検討したいという、そういうことだったと思います。

 

(財政課長)

医療体制の在り方につきましては、4病院再編の議論にも対応するための有識者会議を立ち上げて仙台市の医療体制の在り方の検討を進めるための施策ということで予算を計上しているものでございます。

 

(市長)

新たな医療提供体制の計画を策定する、これは令和6年度ですね。それのために県が改定する時期を迎えるのですけれども、4病院(再編)は今、懇話会でいろいろやっていますけれども、それらも含めてになるだろうとは思いますが、全体的に仙台の医療をどういうふうにしていくのかということについて県にご意見を上げるためのそういう仕組みと。

 

(財政課長)

今、市長からお話があったように、県の方の計画に反映していくというところも含めての検討を行っていくということで予算を計上しているものでございます。

 

Q11

県の(医療提供体制の)在り方についての中の意見をするための有識者会議の設置ということなのですか。4病院再編も含めてということ(でしょうか)。

A11

そうですね。一応、4病院(再編)については懇話会で今年度末までに意見をまとめることになっています。そしてそれも含めてでしょうけれども、新しい医療計画を策定する国の動きに合わせて、宮城県としても県の医療体制をどのように構築するかということの計画の改編期に当たるのですね。それに合わせて仙台市としても考えをまとめて出したいという思いでいるということです。

 

Q12

子どもアドボケイト派遣について、市長の狙いを教えてください。

A12

これは子どもの権利をいかに守っていくのかということ、それから議会でもさまざまなご意見が出てきたところでして、ぜひ私といたしましてもお子さんの意見表明がなかなか難しい、そのお子さんに対応してしっかりと対応できる人材を派遣して、子どもたちの意見を反映できるようにしていきたいという、そういう思いです。

 

Q13

夜間中学についてこれは開設されれば東北初ということになると思いますが、東北に公立の夜間中学ができることでどういうことが可能になるのかとか、どういう利点があるのかという意義付けの面を改めてお願いしたいのと、それからこういう人に来てほしいというのを改めてもう一度お願いします。

A13

夜間中学のことですけれども、今、仙台では自主夜間中学を運営されている方々がおられます。長いこと自主的にお取り組みになられていますが、その皆さま方、通っておられる方々ですとか、指導されている先生役の方々とかお話を伺いますと、ご家庭の事情やさまざまな事情で学校に通えないまま就学期を終えた皆さんたちが通ってこられて勉強されています。年代も幅広くおられますし、また不登校などで学べなかったという方や外国人の方もいらっしゃるようですけれども、そういう皆さんを含めてやはり学ぶということはとても重要なことだと思っています。そういう方々に改めて公立の中学として開設をすることによってそれぞれの可能性を広げる、その道筋をつけていただければ嬉しいなと思うところです。どういう方々にというのは、まだ募集をしてどういう方々がぜひ夜間中学校に通いたいというふうに手を挙げてくださるのかまだよく分かりませんけれども、ぜひご自身で通いたいという方々には活用していただきたいと思います。入学説明会は今年の8月ぐらいからやっていこうと思っております。11月頃に入学の申し込みを締め切りまして、来年の1月頃には入学者を決定する、そんなようなスケジュールで取り組みを進めてまいろうと思っています。

 

Q14

そうすると先生も新しく採用するということなのですか。

A14

校長先生はじめ一部の職員の方は兼務、昼間の南小泉中学校の教師ということにもなりますけれども、それに加えまして、副校長のほか教員など、夜間専任の方を新たに配置する予定でございます。

 

Q15

何人ぐらいになるかとかは分かりますか。

A15

(教育指導課長)

教員の人数等につきましては入学する生徒数にもよってくるかと思いますので、今後決めていきたいと考えているところです。