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更新日:2022年5月11日

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令和4年4月1日現在 保育施設等の利用待機児童数ゼロを達成しました(質疑応答)

令和4年5月10日

 

質疑応答の内容

Q1

市長、冒頭おっしゃったかと思うのですけれど、これはいつ以来初めてゼロになったということですか。

A1

数字があるのが平成元年以降で、初めてゼロを達成いたしました。

 

Q2

入所保留の児童なのですけれども、これは要は希望されるところは定員がいっぱいで今回保育園預けるのは控えますというか見送ったという理解でよろしいですか。

A2

国の定義ではこれは数に数えないということになっているのですけれども、今おっしゃられたように希望するところの保育所には入れなかったものの、例えば、育児休業の延長を選択していただいたり企業型の保育施設に入所をされたり、あるいは幼稚園の方にお預けになったりされているというふうに伺っているところです。

 

Q3

この保留になった児童、お子さんが皆さん施設に行かなかったというわけではなくて、希望するところとは違うところに預けている場合もあり得るということですか。

A3

そうですね。そういう場合と、あとはお母様なりお父様なりが育児休業を延長されているという状況です。

 

Q4

市長、公約にも掲げられた待機児童ゼロ、解消かと思うのですけれども、これ決め手はいろいろあるかと思うのですけれども、何が奏功したというふうに総括されていますか。

A4

今もお話をさせていただきましたけれども、安心して子どもを産み育てられる環境づくりということでこの間さまざまな対策を取ってまいりました。今回、待機児童ゼロという市民の皆さま方とのお約束の一つを実現することができたわけですけれども、これは保育に携わっている事業者の方々のご理解もあってご協力もあってのことというふうにも認識をしております。保育現場を支える保育士さんをどうやって確保していくのかということについても心を配ってまいりましたし、あるいは施設の有効活用ですとか保育相談の保育サービス相談員のきめ細かな相談も功を奏したのではないかというふうに認識をしております。

 

Q5

たしか待機児童(数)日本一になったのが2008年だったと思うのですけれどもそれから14年でゼロを達成した。やはり保育所の需要というのはどうしても保育所とか施設を整備すれば需要を喚起してしまうという側面もあります。その中でゼロを達成した意義を改めてお伺いしたいのですけれど。

A5

やはり多くのお子さんたちを保育施設に預けたいというふうに思っておられる方々が増えてきているわけでして、そのニーズに応えるべく保育所の受け入れ枠を拡充してもまいりました。そしてまたさまざま事業者の方々にご協力をいただいて受け入れ枠を広げていただくような取り組みもさせていただきました。保護者の方々もこういう状況ですから、都合がつけば、残念だけれども希望するところには入所できなかったけれども今回別の施設に預けることができたという方々もいらっしゃったこともあって、ある意味一つの段階をクリアすることができたのじゃないかなというふうに思います。ただ今申し上げた、希望するところに入れずに育児休業を延長せざるを得なかった方、あるいは企業型の保育施設や幼稚園に預けざるを得えなかった方々もおいでになられますから、この方々が一日も早くお一人でも多く希望される施設に入所できるようにしていかなくちゃいけませんし、この待機児童ゼロ、せっかく達成をしたところですので継続できるようになお努めていかなくちゃいけないと思います。

 

Q6

欠員数1,532人とあります。年々こちらは増えています。やはり希望される子どもが多いところとそうでないところのある意味ミスマッチというのでしょうか、そういったことも起きています。その辺に対する課題認識を改めてお伺いしたいのですけれど。

A6

おっしゃるとおりでございます。お子さんが、ちょうど子育て期の方々が多くお住まいになっている地域とそうでなくなっている地域というようなこともあるのだろうと思いますし、あるいはまた保育施設の中で受け入れ枠がなかなか埋まらないけれども、ご努力をいただいているところもあるわけです。1歳児をお受けいただく、ゼロ歳児をお受けいただくというようなところも拡充していただいたりもしております。今後の課題としてはやはりそういうような欠員の問題、それから第1回定例会でも話題になりました兄弟姉妹で同じ施設に入れるようにということ、このことについての課題認識は持っておりましてよりよい方向になるように検討を進めてまいりたいと思います。

 

Q7

入所申込児童数なのですけれども、仙台市においては増加し続けているかと思うのですけれども、就学前児童数としては減少を続けていて、それでも申込数が増えているのはこれはどうしてというふうにお考えになっていらっしゃるのでしょうか。

A7

女性の社会進出ということもあると思いますし経済的にやはり二人で働いた方がいいというふうにお考えの方々も増えているのだろうというふうにも想定されますし、そういうこともあってこれからまだ保育需要は増えていく可能性は大いにあるとは思っております。ただこれから先の子どもの出生数等をどういうふうに考えていくのかを考えますと、いつまでもボーナス期であるというふうにはなかなか言い難いのだろうなというふうにも見ているところでして、いずれかの段階ではやはり少し扉が狭まってくるのではないかというふうには考えています。

 

Q8

新型コロナウイルス感染症による保育所の預け控えというのが全国的にはあったというのが報道であるのですけれども、仙台市の場合はそれがなかったということというご認識でよろしいのでしょうか。

A8

今回も先ほどもお話をさせていただきましたけれども受け入れ人数は過去最高になっております。そういう意味では今ご指摘のことが本市であったのかどうかというのはちょっともう少し詳細を見てからになろうかと思いますが、表面上は増えているという認識です。

 

Q9

待機児童の定義が数年前に変わっていると聞いているのですけれども、いつどのように変わったのかというところと、あと先ほど出た(入所)保留しているいわゆる隠れ待機児童というような言い方もあるようですけれども、その保留している方々の人数というのはどのくらいの規模いるものなのか、分かれば教えてほしいのですけれども。

A9

待機児童数の定義ということで国の定義を並べさせていただいております。

 

(認定給付課長)

現行の定義に変わったのが平成29年度になってございます。この間何度か制度の変更というのがございまして、平成27年度に子ども・子育て支援新制度が開始されてございましてそのタイミングでその定義の変更が一度ございまして、また28年度と29年度の間にも定義が変更されているというような状況でございます。

 

(市長)

(入所)保留の人数、400人を超えているというふうに認識をしております。

 

(認定給付課長)

入所保留児童数、今年度は428人というふうになってございます。

 

Q10

入所保留児童の件だったのですけれども、市として今後はこういった方々にどういうふうな対策を実施していこうと考えていらっしゃるかお考えをお聞きしたいのと、あとこの入所保留児童428人というのは少なくともという感じなのか確定的にこの人たちなのかというのを教えていただければと思います。

A10

仙台市として把握している分です。

 

Q11

それ以上いる可能性もあるのですかね。

A11

いや、それはないですよね。

 

Q12

入所保留されている方々に対しての対策は(いかがでしょうか)。

A12

まずはこの間ずっといろいろ(入所に係る)相談に乗りながら支援をしてきたところでございますけれども、既存施設の有効活用をしていくという面でいいますと1歳児の受け入れ枠を広げていただくであるとか、それからまた幼稚園での2歳児の受け入れ事業など、これ予算化して取り組んできたのですけれども、残念ながら428人の入所保留の方が生じました。よりきめ細かな支援をしていかなくちゃいけないというふうに思っておりまして、利用調整の機会をいろいろ追加していかなくちゃいけませんし希望施設を追加する機会を増やしていくということも取り組んでいかなくちゃいけないと思っています。丁寧にとにかく相談を受けた上で、ご納得をいただいて少し遠いけれども入っていただくというようなこともあり得るのだろうというふうに思います。いずれにいたしましてもさまざま取り組んでこの数も少なくしていく方向で頑張っていかなくちゃいけないと思っています。

 

Q13

今の待機児童の入所保留児童数のことで関連してなのですが、待機児童数の定義から外れるケースの中で、この428人の中でどのケースが一番割合的に多いものなのでしょうか。

A13

(認定給付課長)

(入所保留児童)428人の内訳なのですけれども具体的に申し上げますと、まず預かり保育の補助を受けている幼稚園を利用している方が7名。地方単独保育施策で保育されている方という場合が6名。企業主導型保育事業(を利用している方)が48名。保護者が求職活動を休止している(ことの確認ができる)場合が31名。特定の保育施設等を希望している場合が188名。保護者が育児休業中の場合が148名というような内訳になってございます。