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更新日:2022年6月1日

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宮城県津波浸水想定に係る本市の対応について(発表資料)

令和4年5月31日
危機管理局防災計画課

(直通)022-214-3039

東日本大震災の甚大な津波被害を教訓に制定された「津波防災地域づくりに関する法律」(平成23年12月27日施行)に基づき、宮城県は最大クラスの津波により想定される浸水の範囲や深さを、令和4年5月10日に公表しました。新たな津波浸水想定に関して、仙台市は以下のとおり対応してまいります。

1 津波避難における課題と対応方針

(1)新想定の概要

  • 何としても命を守るという観点から、悪条件下(地盤沈下、満潮位、津波越流で堤防破壊)で発生した最大クラスの津波を想定
  • 新想定の浸水範囲は、東日本大震災の津波到達ラインに基づき設定している本市の津波避難エリアよりも拡大

(2)津波避難施設・避難場所の対応

津波避難施設・避難場所の対応
  課 題 対応方針

津波避難タワー、
避難ビル等

避難スペースへの浸水なし。 引き続き利用が可能だが、なお、新たな浸水深での構造の安全性の確認を行う。
避難の丘

5カ所中3カ所は、高さが不足。
24海岸公園岡田地区、
25海岸公園荒浜地区、
26荒浜小南側

かさ上げ等の対策を検討

必要な高さが確保できるまでの間における周辺利用者の避難計画を再検討。

指定避難所

新たに8カ所の指定避難所が浸水範囲に含まれる。
31中野栄小、32中野中、
33福室小、34高砂市民センター、
35鶴巻小、44六郷小、
45六郷中、50東四郎丸小

安全な高さの避難の場所の確保、上階への経路等の整備を検討。

※表内の番号は、津波からの避難の手引き第5版記載の避難施設等番号

(3)地域ごとの避難方法の見直し・新たな避難エリアの周知

  • 新想定を基本とし、大津波警報時に避難指示を発令する津波避難エリアを見直す
  • 「津波からの避難の手引き」を改訂し、広く市民へ周知する

 

2 当面の避難行動について

新想定に対応した避難計画が見直されるまでの「当面の避難行動」として、下記のとおり市民に周知していく。

  • 大津波警報時は、新想定の浸水範囲外、または近くの避難施設・場所へ避難すること(ただし、高さが不足する避難の丘を除く)
  • 新想定の浸水範囲内の指定避難所は2階以上(岡田小学校、高砂中学校は3階以上)へ避難すること

 

3 今後のスケジュール

(1)新想定に対応した各地域の避難方法の見直し、周知

  • 新想定の内容についての周知(地域団体の代表者等へ既に実施中)
  • 津波避難エリアおよび各地域の避難方法の見直し(令和4年8月目途)
  • 対象世帯へ新たな避難方法の周知、地元説明(令和4年8月~)

(2)地域防災計画・津波からの避難の手引きの修正

  • 仙台市地域防災計画の修正(令和4年10月目途)
  • 「津波からの避難の手引き・津波避難エリア」の改訂(令和4年10月目途)

(3)市民向け説明会および避難訓練の実施

  • 「津波からの避難の手引き」の市民説明会等の開催(令和4年10月~)
  • 新たな避難方法による津波避難訓練の実施(令和4年11月(津波防災の日))

津波避難エリアと避難場所マップ(PDF:788KB)

 

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