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更新日:2022年6月1日

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宮城県津波浸水想定に係る本市の対応について(質疑応答)

令和4年5月31日

 

質疑応答の内容

Q1

県からの詳細なデータを待っていたかと思うのですが、市として満足できるような十分なデータは頂いたのでしょうか。また今回のスケジューリングは、そのデータを頂いたから具体的なスケジューリングができたという理解でよろしいでしょうか。

A1

(県から)詳細なデータを頂きまして、それを基にさまざまなところを見直しをしていくということになります。そういう意味で今回のスケジュールについても発表させていただくことが可能だったというふうに認識をしています。いずれ先ほども申し上げましたけれども、なかなか起こり得る津波の想定ではないのだろうというふうには思いますけれども、しかし起きないというわけではありませんので、この体制が整うまでしばらくの間はぜひ皆さま方には示させていただいたところを基に身を守る、命を守るという行動を取っていただくように重ねてお願いしたいと思います。

 

Q2

今言った詳細なデータというのはいつどのような形で提示というか、県から来たのでしょうか。

A2

(防災・減災部長)

先週DVDにデータを入れた形で頂戴しております。

 

Q3

日程はいつですか。

A3

(防災・減災部長)

(5月)27日付で関係市町に送付されたと伺っています。

 

Q4

では仙台市も27日なのですね。

A4

(防災・減災部長)

そうですね。27日には受領しております。

 

Q5

今後のスケジュールなのですけれども、この「津波からの避難の手引き」、津波避難エリアの改定とありますけど、これって10月めどというか、10月までとか10月中にはとかという考えなのですか。

A5

(防災・減災部長)

頂いたデータを精査して地域と話し合って避難の計画をそれぞれ作っていきますので、10月中を目途にやっていきたいと思っております。11月に訓練ございますので、その前に説明を終わらせて訓練に臨みたいと考えております。

 

Q6

これはどのような形で見直しって行うのでしょうか。例えば専門家の検討会を開くとか、そういう何か具体的なものって出ていますか。

A6

(防災・減災部長)

頂いたデータを基に地域ごとの浸水の状況というものを例えば町内会長さんであるとか各指定避難所の避難所運営委員会の方々にお示しをさせていただいて、それでその計画を作っていくのですが、新たに(浸水域に)加わった地域は初めてのことですけれども、従来からこの黄色の津波避難エリアに入っている地域はあらかじめ計画があるわけで、そちらを改定する。避難場所を新しくするとかこれまで例えば校庭に避難だったのを当該の校舎の2階以上に避難するとか、そういったところを細かく話を詰めていこうと思っております。

 

Q7

先ほどの若年・子育て世帯住み替え支援事業とも関係はするのですが、今回新たな想定で浸水想定エリアに示されたエリアの、基本的に郊外のそれこそ昔造られた団地のどんどん若い世帯が減っているエリアなのですが、そういうところですと、今後避難の計画を作るにしろ要援護者への支援ですとかそういったもののサポートをする体制がやはり整わないというような地域の不安の声が上がっております。市としてそのあたりの高齢化しつつある今回の浸水エリアの町内会さんに対してのサポートとかはどのようにお考えでしょうか。

A7

これもそれぞれの地域ごとに要援護者の皆さま方へのサポートの在り方というのもそれぞれ持っていらっしゃるのだったと。

 

(防災・減災部長)

これまで津波避難計画を作る際に、要援護者の方に対してはどうするかという項目が大体のその計画の中にございますので、その中でそこを改定していくということになろうかと思います。

 

Q8

具体的なそのサポートの仕方で、これからだと思うのですが、これまで例えば津波が来ないというエリアについては要援護者への支援の仕方が全く違ったと思うのですが、実際津波が浸水するとなると、その要援護者への支援についての取り組みを強化しないと救える命が救えなくなってしまう可能性があると思うのですね。そちらのほうのサポートは具体的にどういう議論を想定されていますでしょうか。

A8

(防災・減災部長)

新たに浸水する地域のその浸水深によると思うのですね。そういったところを明確に地域に示しながら、新たに示した地域ですと(津波の)流速がかなり衰えていると思うのですけれども、例えば30センチメートルぐらいの浸水があるということはご自宅の2階に上がっていただくとか、あとは例えばスロープがあるような施設とかそういう地域の高い建物とかそういったところ(を想定して)、地域に我々が入って一緒に考えていきます。そういったところが出てくると思いますので、危機管理局で実際に地域の方と一緒になって考えていこうと思っております。

 

Q9

8月に行うのはあくまで市が県のデータを基に考えた避難方法をいったん示して、その後10月めどでその住民と話し合って修正を加えていくということでよろしいでしょうか。

A9

(防災・減災部長)

(令和4年8月をめどに)地域ごと、居住されている地域ごとの避難方法の見直しをここまでに確定をすると。その(後)、確定した方法に従って地域ごとに住民の方と一緒に説明をしていくと。その後に避難の手引き、避難エリアの改定というものを、今日お配りしていますこのマップを改定した状況で、これの反対面はその避難方法を書いたリーフレットとなっておりますので、そういったものを広く市民の方に知らせていくと。そういう2段階での説明を考えております。

 

Q10

広く市民へ周知するというふうにあると思うのですけれども、例えばこれまで黄色のエリアだったけれども、学校の校庭に避難すればよかったのが校舎の2階以上に避難しなければいけないだとか、新たに追加されたところよりも避難方法が変わるところの周知とかもなかなか難しいのかなと、既にある分理解を深めるというか広げるところの工夫が必要なのかなというふうに思うのですけれども、市として市民への周知方法だったり広報の方法としてどのように工夫されていこうとお考えか教えてください。

A10

基本的には大津波警報が出たらばとにかく命を守る行動に移してもらいたいということ、これを徹底していくことに尽きるわけですけれども、今これまで説明いたしましたように地域の方々といろいろ情報を共有していきながらそれぞれの避難行動について詳しく作っていただいた上で、市民の皆さま方に説明をさせていただきます。折に触れてホームページ等々でもいろいろとお伝えもしていますけれども、さらにここはいろいろ気を遣ってやっていくというふうな方向になるというふうに思います。そうでないと確かにおっしゃられるように、今までと違う行動を取らなくちゃいけないということですからいろんな混乱も生じてくるやもしれませんので徹底させていただけるように努力をいたします。

 

Q11

新たに茶色の線の海側に入る世帯数と人口の数は出ているのでしょうか。教えてください。

A11

(防災・減災部長)

詳細なデータを頂いたところですので、精査の中でその数字というのも見えてくるかと思いますので現時点ではまだ把握してございません。

 

Q12

人数の規模ですとか世帯数ですとか大体何人ぐらいがこの避難の対象にプラスされるのかという規模感だけでもありませんか。

A12

(防災・減災部長)

申し訳ありません。例えば町内会の何丁目が入るからそこの世帯全部とかという大ざっぱな計算は可能かもしれませんが、そこはまだちょっとやっておりません。

 

Q13

今回新たに8カ所の指定避難所が浸水範囲に含まれるということですけれども、指定避難所を変えなければいけない場所というのは現時点で想定されているところってあるのでしょうか。

A13

今の段階では指定避難所を変えるということではなくて、8カ所新たに浸水範囲に含まれるということですけれども、上の方に逃げられるようにする等々含めてこれはそこの場所はそのままの方が、逆にいうと指定避難所が今度こちらからあちらになりますというようなことよりはよろしいのじゃないかというふうな判断です。

 

Q14

避難の丘3カ所は高さ不足とあります。この高さ不足がどれぐらいかというのと、あと実際この辺り、避難の丘25番、26番ですと荒浜小もあります。例えば市民だけではなくて震災ツーリズムとか修学旅行生とかいろんな市外からお見えになる方もいらっしゃいますけれども、その方々への周知というのはとても重要になると思います。その点についてはどのようにお考えでしょうか。

A14

そうですね。いろんな施設がございますものですからその折には観光でいらした方々、訪れている皆さんたちにスムーズに避難していただけるように広報活動はしっかりしていかなくちゃいけないと思っています。実際に津波警報なり大津波警報が出た場合の広報の在り方については危機管理局でもこの間ずっと広報ドローンを飛ばす等々やっているところでございます。それ以外にもここに逃げてくれということが分かるようにやはりしておかなくちゃいけないので、それはいろいろ工夫しながらやってまいりたいと思います。

 

(防災・減災部長)

(浸水の)高さについてでございます。3カ所の避難の丘の天端からの浸水の高さで、20センチメートル程度のところから60センチメートル程度(※)のところまでございます。

 

Q15

この避難マップの茶色の線の内側の浸水の深さが分かれば教えてほしいというのと、この避難マップは市民の方は、今日ホームページか何かで公開されているのかどうかというのを教えてください。

A15

(防災・減災部長)

浸水の深さにつきましては宮城県が公表しています地図で高さごとに色分けがされておりますのでこの地図に落としてはございません。そちらと見合わせながら浸水の深さを見ていただければと思います。この地図につきましては、この地図とこれから伺います各地区の具体な浸水状況をもう少し拡大したような地図とを一緒に持っていって地域ごとにその避難方法を決めていくということで、こちらの地図の公表というのは今のところはまだ考えてないところです。

 

Q16

この手元にあるのはあくまでも報道用の資料という位置付けなのですか。

A16

(防災・減災部長)

地域の説明のために作成したものでこれまでの浸水域とこれからの浸水域、大きくどう違うかというところがまず一番関心事。その次がどういうふうに避難をしていこうかという、自分たちのところはどうして避難していこうかということを考えるのが2つ目の関心事だと思いますので、その地域説明のための資料を本日提供させていただいたところです。

 

※補足

記者発表資料として今回示した「津波避難エリアと避難場所マップ」は市ホームページにも掲載しています。

 

Q17

避難の丘の足りないのが20センチメートル、60センチメートル程度(※)ということでしたけれども、これは10メートルの避難の丘だと思うのですが、浸水想定がそうすると10メートル(のところから)20センチメートルから60センチメートル(※)だったということでよろしいのでしょうか。

A17

(防災・減災部長)

3つの悪い条件で浸水想定されていますので地盤高がまず下がっております。その条件の下で浸水する避難の丘の部分の浸水高を見ますと20センチメートル程度のところとか60センチメートル程度(※)のところとかあるという状況です。なのでそこの津波の高さというものとはちょっと違うかと思います。

 

※補足

正しくは50センチメートル程度

 

Q18

茶色の新たな浸水想定になった部分のこの広さというのがもし分かったら教えていただきたいなというふうに思っているのが1点と、8月に避難方法の見直しをされた後に10月に地域防災計画の修正をされるかと思うのですけれども、8月と10月のやっていることは一緒ということでよろしいのでしょうか。避難計画見直しをした後に防災計画の修正というのはのどういう相互関係にあるのかというのを教えていただきたいです。

A18

(防災・減災部長)

まず浸水域の広さというのが県の発表資料の中でありまして、従前の東日本の浸水域よりも仙台市の場合は3%程度増えているというところで、その広さもあったと思うのですがちょっと今すぐ出てこない状況です。先ほども説明のときに使いました資料で対象はあまり書いていませんが、8月(の避難方法の見直し)には主に居住者(を対象)というところで考えております。それを地域に居住されていなくても入られる方、そういった方にも広く伝えるというのが(10月の地域防災計画の修正以降)の部分と考えております。

 

Q19

茶色い部分に地下鉄の荒井駅は入っているのでしょうか。すぐそばまで来ていると思うのですが。

A19

(防災・減災部長)

(地下鉄東西線)荒井駅については、浸水域には入ってないというふうに見ております。

 

Q20

ただこれを見るともう荒井駅のすぐそばまで来ているということで、やっぱり地下鉄の駅のすぐそばまで津波浸水エリアになる。そうなるとやっぱり公共交通への影響というのも考えなきゃいけないのかなと思ったのですけれどもその点についてはどのようにお考えでしょうか。

A20

(防災・減災部長)

先週頂きました詳細なデータ、交通局の方にも提供することにしておりますのでそれぞれの駅の状況、例えば止水板はあるかとかそういったものも含めながら対策を一緒に考えていこうと思っております。